池井戸潤のレビュー一覧
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ネタバレ«どこまでも堅実に誠実に。仕事内容に「プライド」を持て»
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※この物語はフィクションです。実在する人物及び団体とは一切関係ありません
この一文を再確認しないと、今にも怒髪が天井を突き破りそうな方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
私もそのひとりですが、安心してください、フィクションです(再掲示)
ジョージ・オーウェル先生の『動物農場』を読んだ時にも感じたのですが、(ロシア革命を上手いこと風刺した名作です。)筆が立つ小説家の方は、人の感情を操作するのがほんっとに上手だなと思いました。(拍手とともに)
本題ですが、今回ガッツリネタバレを含んでおりますので、以下未読の方は -
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«置かれた環境で全力を尽くす。全ては顧客のために»
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「置かれた場所で咲きなさい」
この言葉がしっくりくる本は今年何冊か読みましたが、彼、半沢直樹はやはりそのモデルとなる人物だなとあらためて強く感じました。
親会社に案件を横取りされるという、私なら人間不信で寝込むのではと思われる状況でも、負けずに立ち向かっていく半沢の姿に、今回も大きな勇気を貰いました。
私自身も転職を経験した今年。
今仕事をしていると、「あの人がやっている仕事、いつ私にも振ってもらえるのか」とヤキモキしてしまうことがありますが、私自身も「顧客のために」今与えられた仕事に誠実に向き合っていきたいなと感 -
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作中、富岡さんと誰かさん(はっきり名前が出てこないけど、読んでいればわかる)がサシ飲みしているときの会話で、富岡さんのセリフにハッとするような印象深いものがあった。
「ただ、欲にも、身の丈ってものがある。身の丈に合わない欲を掻くから、面倒なことになる。人もそうだし、実は会社だってそうだと思いますね。できもしないことをやろうとするから無理がある。結局、そんな会社は誰も幸せにしない。社業もうまくいかないし、社員だってストレスで参っちまう。全ての会社には、その会社に合った身の丈の欲ってのがあるんですよ」(P329)
この小説に登場するものは、銀行だったり大企業だったり政治家だったりで、なにもそう -
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7章構成 社会派小説
・メインストーリー
とある運送会社が、タイヤの脱輪により
母子の死傷事故(事件)を引き起こした。
運送会社社長は、事故の要因に納得できず、
その真相追究に奔走する話。
・サブストーリー
小学校のモンスターペアレント処理
・構成
運送会社視点、銀行視点、大企業の販促部視点、
品証保証部視点など、今回の事件に絡みあう
様々な立場の視点から物語が描かれていく。
・特に印象的な場面など
物語中盤以降に描かれたワンシーン(p.325,326)
主人公の赤松が遺族の法事に参列した際に
涙を堪えながら遺族に向かって事故への向き合い方・償い方を発言するシーン。
事故を起こしてか -
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ネタバレ自分の父親を過去を知る旅。うつ病で長期入院したことで仕事も妻も失った主人公。あることがきっかけで、5年前に他界した父が倒産した会社に勤めていたことを知る。また、過去にタイムスリップもできるようになった。過去には、自分の母とは別に父が愛した女性がいて、会社を倒産させまいと奮闘する父の姿があった。過去と現代を行き来しながら父の人生の真相が解き明かされていく。上下巻でボリュームがあり、話自体も全体的に暗いが続きますが、気になり一気に読みました。自分も子供を持つ父として「何でもない日常を過ごせることが、どれだけ素敵なことか」を教えられた1冊です。時間がある時に一気読みすることをオススメします!
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映像化された話題のドラマは観ていたのですが、池井戸潤さんの作品を「読む」のは今回が初めて。
文庫本を常にカバンに入れて、隙間時間でのちょこちょこ読みだったのですが、毎回、続きが早く読みたくて、本を開くのが楽しみになるぐらい、ストーリーに引き込まれてしまいました。
メガバンクの法人営業部門と同族経営の企業グループを舞台にした経済ドラマ。
企業向け融資の現場で起こる悲喜交々が描かれた硬派で爽やかな物語でした。
個人的な感想としては、緊張感のある会話のシーンが良かったです。表情や仕草を描いている文章表現がとても。読みながら臨場感を感じました。 -
購入済み
池井戸潤さんの作品はたくさん読んでいますが、最高傑作でした。銀行の汚職や町工場の奮闘に少し飽きてきた所に、スポーツを通しての人や企業あり方を問うてくる物語に読み進める手が止まらず、ラグビーをまったく知らないのに夢中になって応援していました。繰り返しますが最高傑作です。
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Posted by ブクログ
大志を抱いてバンカーとなり、今では大阪西支店融資課長を務める半沢直樹。ある時五億円もの融資を行った会社があえなく倒産した。融資ミスの責任をすべて半沢に押し付けられ沸き上がる怒りを抑えながら、巨額の債権を回収するすべを探る。痛快お仕事小説。
読む本を探して古本屋に入った時おすすめコーナーで見かけて手に取った。少し前にドラマ化されブームとなっていた原作小説でたまにはお仕事小説読むかという軽い気持ちで購入を決めたが当たり本でした
主人公の半沢はとにかく魅力的。正義を貫き、悪を成敗、それだけだとよくきくヒーローものみたいに感じるが仕返し方が容赦ないえげつない、味方ですら少し恐怖する半沢、だけどその -
購入済み
銀行員になった二人、そして運命を受け入れ事業を継ぐ彬と彬の会社の為に奔走する晃。虚栄心と嫉妬心にまみれた叔父や弟。人間の心と企業のあり方をテンポよく表現するこの作品は本当に飽きがこずあっという間にひきこまれます。
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購入済み
生まれも育ちも違う二人がそれぞれ自分の人生に向き合い必死に生きていく様に共感を覚えます。これからどのように二人が関わっていくのか、続編も目が離せません。