池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中堅ゼネコンの現場で働く主人公・平太は、ある日いわゆる「談合課」に突然異動を命じられる
「談合」は業界を守るための「必要悪」だと諭されて、戸惑いながらも徐々にその考えに染まっていく平太
一見、単なる社会派小説に思われるが、この平太の人事異動が恋人・萌との距離をつくるキッカケとなってしまう
萌の方も勤務先の銀行での考えと平太の「仕事」に対するズレから、徐々に同じ銀行の上司に惹かれていく
企業で働くとは? 生き方とは? 家族とは?
自分にとって真に近くにいてほしい人とは?
そうした問いかけを平太や萌の視点を通して読者に語りかけられる
そして平太と同郷で母とも繋がりがあったと思われるゼネ -
Posted by ブクログ
1区から順番に関東連合チームのキャラの掘り下げと他の主要大学とのレースの駆け引きを描きながら、途中で挟む中継側の野次が読者の心境と重なるところもあり、テレビの前で応援している心地だった。夢中で読んだ。
辛島さんの喋りも、脳内で再生可能なくらい箱根っぽい口調で、9.10章あたりは気が緩むと泣きそうだった。亜愚楽や畑山といったヒールっぽいキャラにも良いシーンが用意されていた一方で、黒石に関しては最後まで頓珍漢だったなーーでも徳重と菜月/北村/黒石と畑山という陣営がはっきりしていたからこそ読みやすかったし、中継側に肩入れして感情豊かに読めたのは確か。
最高のエンタメ小説だと思うんだけど、もはやエン -
Posted by ブクログ
読み始めたら止まらない。止まりたくない。
だって、少しの希望が見えて来たら、すぐに困難に立たされて、一体いつになったら相手をぎゃふんとやっつけてくれるのかとやきもきしていたら、続きが気になって気になって読むのを止められるわけがない。
でも、無情にも最寄りの駅に到着。
行きと帰りの電車の中が読書の時間である自分にとって、駅に着いてしまうのが残念なほど、この本に熱中していた。
集中しすぎて駅を乗り過ごしそうになること、数度。
内容は勧善懲悪。
本当にスカッと気持ちよくさせてくれた。
でも、浮かれて終わりではなく、しっかりと現実的な落とし所もあって最後まで感心しっぱなし。
大きく広がった話も全て決 -
Posted by ブクログ
友人に勧められた一冊。年末までに読み終えて、2026年の箱根駅伝を見ようと思い読み始めました。
まず、箱根駅伝が好きで毎年見ていたけれど、箱根駅伝のことを全然分かっていなかった。
学生連合は箱根経験者は出られないこと、箱根駅伝のコースの特徴、メディア取材の箱根に向けた準備など、私が見ている箱根駅伝はそれぞれのいろんな思いや行動によって出来上がったものでした。
実際にある大学名を引用したり、2008年原監督が指揮した際の学生連合4位の快挙など、ノンフィクションの箱根駅伝の歴史を紹介してくれていたりして、本を読む上でわくわくさせられました。
紆余曲折ありながら学生連合のチームがまとまり、次は下巻 -
Posted by ブクログ
箱根駅伝✖️池井戸潤
面白いに決まってる!
期待通りに熱いドラマ。
そして期待通りに嫌なヤツも出てきます。
選手同士の軋轢や友情や努力、
上巻はまだ本番が始まる前までなのに
泣けてきます。
早く下巻来ないかな。
さらにテレビ局が
スポーツ中継としての伝統を守る姿勢に
感動しました。
スポーツ中継に
お笑いやアイドルのゲストは不要!!
無理な感動の煽りもお涙頂戴もポエムも不要!!
「スポーツ中継とは、競技の素晴らしさや面白さ、難しさ、そして人間ドラマをそのまま視聴者に届けるもの。それ以上でもそれ以下でもない」
フィギュアスケートやバレーボール中継の局に
聞かせたい。
2026年にドラ