池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
半澤直樹などの名著を書き上げた、池井戸潤さんの作品ということで気になって読んだ。銀行と会社との関係をこれほどまでに鮮明に描けるもんなのかと驚きと共にページを進める手が止まらなかった。
会社をどう立て直すかを試行錯誤するというのが、この話の一番主なところであって熱いところだが、経営者の子供に生まれたために、経営者として生きていかなければならないという宿命に抗う階堂家の意地や、兄弟間での嫉妬など人間味の溢れるストーリーも描かれており大変見応えがあった。晋が彬の助言を受け入れて、階堂家の呪縛から解き離れた時の、負けを認めた勇気には感動した。他にも池井戸潤さんの作品を読んでみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
タイトルにある“シャイロック”とは、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する強欲な高利貸しで、登場する銀行員たちの姿と重ねられています。
原作本読んで、数年前のWOWOWドラマも見たが、やはり映画は池井戸潤の作品らしい仕上がりでした。(細かいネタバレはできませんが小説の後半に明かされる真実が、映画では最初から平行したストーリーで描かれるという手法でした)
いやいや銀行って、ホントに独特な世界。人が壊れていくのも実際にあるんだろうなあ。我が社は現在は某銀行グループなんですけどね。
杉本哲太が演じるパワハラ上司の演技は、実際にいたら嫌だろうなあ…オススメです。 -
Posted by ブクログ
「下町ロケット」で直木賞を受賞した池井戸潤の最新作。昨日出たばかりではあるが、夢中になり2日で完読しました(笑)
やはりね・・池井戸作品はサラリーマンを惹きつける何かがありますね。実業団のチーム運営というのはこれまでも幾つかの小説のテーマとして取り上げられてきたが、この作品はそれにプラスして企業の合併や技術開発の問題がパラレルに浮上する。
そして登場する銀行は池井戸作品に共通の「白水銀行」だし・・(笑)
様々な問題の中で、どうやって青島製作所が乗り切るのか。それはストーリーをこれから読む人のお楽しみであるが、一言だけ言いたい。池井戸作品にはすべて共通のテーマ・・「真面目に取り組む人は報われ