池井戸潤のレビュー一覧
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いよいよ、箱根駅伝本番。
記録が残らない学生連合の10人が走る。
本作品は放送するテレビ局のスタッフ達を描いたもう一つの俺たちの箱根駅伝ドラマが印象深い。
チーフディレクターを務める宮本菜月の思い切りの良さと鋭く状況を見極める判断力が臨場感ある。箱根駅伝をわかってない感の編集局長黒石がいい感じに悪役。
箱根駅伝は、首位争いだけでなく、シード権争い、予選会、復路の20分の壁(首位選手が走り出して20分たつとタスキはつげない)などさまざまなドラマがあるのだかそれを余すことなく描かれていて大満足。
もともとアナウンサー達には注目してたが、学生連合はオマケ的な見方をしていたけど彼らにもドラマがあると思 -
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ワールドシリーズ進出のかかった試合で相手チームのスーパースター達を六回無失点10三振に抑え込み、自ら3本特大ホームランを打ち、地区最高のチームをたった一人で叩き潰す。
そんなヒーローに憧れるんですよ一度は。
会社の屋台骨を支える唯一無二の存在になりたいと思うんです。
しかし現実はそうは行かず、猛反対を押し切って進めた仕事が成功すれば横取りされ、身に覚えのない失敗の責任を押し付けられ、感性は擦り減りかつて『こんな人間にはなるまい』と軽蔑した人と同じことをやってる自分に気づきながらも抜け出せない。
それでもなお、自分と家族のために何度絶望しても立ち上がり働く姿を、僕はカッコいいと思いました。 -
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ネタバレ 池井戸潤最高でした。この所10冊以上Unlimited出してるから、毎日の様によんでるが、この本と空飛ぶタイヤはとくに良かった、今迄、1000冊以上、サスペンス絡みの人間ドラマ読んでるが、結末に至るストーリーが、まるで映画観てるごとく、先が読めない様で、読むと感動してしまう、最高作品である。
「今回の地下鉄工事の入札で、なぜ一松組は他のゼネコンとJVを組まなかったのか。なぜ、談合の打ち合わせに尾形常務が出席しなかったのか。なぜ、他社の談合担当者が逮捕されたのにウチは誰も逮捕されないのか。それはつまり、これが最初っから尾形の策略だったからだ」
内部告発して検察に情報を流していたのは─ -
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ネタバレめちゃくちゃ面白かった。
平太のこと、萌の事、談合課の事、そして入札の事。
談合という大きな話を取り巻く、それぞれのストーリーがテンポよく展開されていて、とても読みやすかった。
談合は、必要か、不要か、その答えは自分の中でも出なかった。ただ、一番心に刺さった考え方は西田の考え方で、初めは役所にアプローチをかけるような描写もあったが、結局、案件が欲しければ、他者との調整ではなく、自社が持つ知恵と技術で落とすべきだという信念が感じられた。
良し悪しのつかない物事を前に、正々堂々の信念を持てるような人になりたい。
工事を発注する自治体の、コストへの関心はもっと高まるべきだな。 -
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マネー・ローンダリング(マネロン、資金洗浄)とは、犯罪で得た資金の出所を隠し、あたかも正当な手段で得た資金のように見せかける行為です。これには、架空口座や他人名義の口座を経由した資金の移動、株や債券の購入、偽装取引など様々な手口があり、国際的な犯罪組織やテロ活動の資金源となるため、各国が国際的な連携のもと対策を強化しています。
女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した――。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 江戸川乱歩賞受賞 -
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『誰にでも抱かれる感情が引き起こした最悪の事態に立ち向かった“強くないヒーロー”の物語』
「イラついたことへの腹いせ」という理由で起こる事件は数多とある。
それは、警察沙汰になるような事件から、身内だけで解決されてしまうようなものまで、大きさは様々だ。
さらに、これら事件の中には「被害者が私をイラつかせた」という犯人の自己中心的な理由で起こされたものまである。
本作は、そんな事件が最悪の形で起こされる。
本作は、真面目に働き、他人に意見することなど滅多にないサラリーマン・倉田太一が、帰宅ラッシュで混雑する電車に割り込み乗車をした男性へ注意したことが引き金に事件が起こる。
「自分に危害を加