池井戸潤のレビュー一覧

  • アキラとあきら 下

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    めちゃくちゃ面白かったで池井戸作品ハズレなし説
    一流バンカーになったあきらとアキラが大企業を相手にやり合うのか、または敵対しバチバチやるのかと期待大で下巻を拝読。やはり親の会社を継ぐのね
    敷かれたレールを進むのは良いようで悪いようで、おじさん達がいい見本。これまで誰も厳しくしたり方向を修正してくれたりしてもらわなかったからか、または誰の意見も聞いてこなかったからか、言い訳や景気のせい、誰かのせいにして自分は悪くない誰かのせいや!って逃げて本当ダサいよね
    それの窮地を救いだす!あきらとアキラ爽快でした

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    2024年10月18日
  • 民王

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    ネタバレ

    どこか頼りない首相の父親と、ろくに大学に行かず遊び呆けるドラ息子の脳波が入れ替わり、お互いがお互いの体でお互いの日常を生きることになる。その中で密かに自分に潜在していた、日本の社会に対する熱い想いがどんどん開花し、お互いを刺激し合う。見事な親子漫才、ねちねちと否定的な相手を一蹴する場面、喧嘩のシーンも臨場感たっぷり。とにかく痛快でどんどん読み進んでしまった。元に戻った時には拳を突き上げたくなるような清々しさがあった。ドラマさながらのテンポ感で大満足な一冊だった!

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    2024年10月12日
  • 陸王

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    創業百年の足袋職人たちが、ランニングシューズ開発に挑む物語。
    熱い働き者たちの奮闘という、最高の設定。
    これぞ池井戸潤さんの傑作。

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    2025年02月19日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

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    やはり半沢直樹シリーズにハズレなし。

    前半部分に多少気後れを感じつつも、最終的には半沢が困難をどう解決するのか、
    ムカつく上司の鼻をどのように明かすのか、
    これぞ半沢直樹というような展開になってました。

    わくわくしながら読めました。
    他の本を読み終わったらリピートしたいです。

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    2024年10月09日
  • 果つる底なき

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    池井戸先生の著作は半沢シリーズをはじめとして多くの作品を読んできたが、デビュー作の本作は未読のままだったので、この機会に読むことができて良かったと思う。

    読む前に思っていたのは、大企業で生きる主人公のキャラクター作りは上手く、それなりに読んで面白いと思うことになると想像していた。しかし、推理小説という点では、どれぐらいの力量を発揮するのか、皆目見当がつかない状態だったので少し不安な点もあった。

    だが、読んでみると、本作は想像をはるかに超えるほど面白かった。懸念していたミステリー要素も雑に扱わずに念入りに話を進めて、読者に飽きさせないように終始徹底されていた。

    一つだけ気になったというか、

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    2024年10月07日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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    気持ちが晴れた。
    というのが、読み終えた直後の感想だ。
    登場人物が置かれた様々な環境で葛藤する人々。信念を貫くことの大切さ、正しいことを正しく実行することの大切さを改めて感じた。ただ、それらを愚直に実行するには多くの葛藤が伴うこともある。
    だけれども、結果は自ずとついてくる。
    そう感じた作品です。

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    2024年09月28日
  • 空飛ぶタイヤ(上)

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    登場人物が多く、私はしっかりと理解しながら読み込む必要があったが、構成やストーリーは整理されていると感じた。
    各局面で登場人物の思惑や倫理観、思いなど、ダイレクトに伝わってくるところが素晴らしいと感じた。
    前半は正しいことが正しい成果につながらない状況に残念な気持ちでいっぱいであったが、後半好転してきたように感じた。さて、下巻の1ページを開くぞ!
    楽しみで仕方ない

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    2024年09月26日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

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    やはり半沢直樹は面白いです!

    大ピンチからの逆転劇で痛快、爽快!
    「基本は性善説、しかしやられたらやり返す」という言葉がカッコいいですね笑

    この本を読んで改めて、ビジネスマンは自分を守るためのエビデンス(報告書など)の重要さや、本気で相手の事を思いやって行動に移せば、相手も応えてくれるというメッセージを感じました。

    特に仕事に疲れて憂鬱なサラリーマンに読んで頂きたい本です。

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    2024年09月06日
  • アキラとあきら 上

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    小さな町工場「山崎プレス工業」の長男、山崎瑛と、日本有数の海運会社「東海郵船」の長男、階堂彬。同い年だが全く違う環境で生きてきたふたりの人生が、運命的に交差する。上巻は、ふたりの幼少期〜銀行入社後のバブル期までを描く。
    うーん、これはめちゃくちゃ面白い!ドラマや映画化されたので、すぐに本は購入したものの、なぜかずっと本棚で積読してたのを今、後悔してます。なんでもっと早く読んで、この感動を味わわなかったのか!面白すぎて寝不足必至です。

    ちなみに、柴犬のチビと再会できたときは思わず愛犬を抱きしめてしまった…。犬は捨てたらアカン!

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    2024年08月25日
  • 果つる底なき

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    ネタバレ

    面白かった。銀行を舞台にしたお仕事小説としても興味深かったし知らないことも多かった。渋谷の街並みも目に浮かぶよううだったし半導体のところも自分としては懐かしい思いだった。真相を追う伊木を応援したくなった。次々と死人が出るのは現実味がない気がしたけどハラハラドキドキ最後の最後まで黒幕は分からなかった。元銀行員の著者だからこその銀行内のアレコレ描写がリアルで楽しめた。

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    2024年08月19日
  • アキラとあきら 下

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    ネタバレ

    ページを捲る手が止まらない一冊だった。
    上からの伏線回収が止まらない。
    懐かしい人々がたくさん登場し、彬と瑛がようやく同じ場面に登場する。
    やはり、小節ごとに分かれて描かれていた人物が出会い、同じ場面に登場するとワクワクする。

    特に研修の2人の発想には惚れ惚れする。
    次はどんな手を繰り出してくるんだろう、と先を読む手が止まらなかった。

    こんなに爽快感のある本は初めて読んだ。
    池井戸潤さん、ありがとうございます!

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    2024年08月19日
  • アキラとあきら 上

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    ネタバレ

    名前、社長の息子という点が同じ2人のあきらの物語。ハラハラする展開で読み進める手が止まらなかった。

    彬は生まれながらにして伝統ある海運会社の社長の息子という立場でありながら、自分の意思で人生を切り拓き、バンカーとなる。
    瑛は父の工場が倒産するという悲劇を経て、バンカーとなる。
    そんな2人がどう絡み合うのか、それをワクワクしながら読み進めた。

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    2024年08月19日
  • 陸王

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    【2024年163冊目】
    老舗足袋屋であるこはぜ屋の宮沢は減少する売上高に頭を悩ませていた。取引先の銀行員である坂本に「新規事業を考えてみては」と諭され、こはぜ屋はランニングシューズ業界に足を踏み入れることに。数々の困難を乗り越えながら挑戦を続ける人々の物語。

    面白かった〜!頁数が多くて積読してましたが、読み始めたら止まりませんでした。困難に立ち向かったりとか、新たなことに挑戦したりとか、人と人とが支え合ったりとか、そういうシチュエーションにめちゃくちゃ弱いので、何度も目頭を熱くしていました。

    順風満帆に見えたところで、思わぬ問題が立ちはだかるなどして、こはぜ屋は一体どうなってしまうのか、

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    2024年08月18日
  • 新装版 BT’63(下)

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    登場人物(追加)
    竹中鏡子
    山口県から引っ越してきたという女性、一人娘の可奈子を連れている
    史郎が勤める相馬運送で働くことになる
    竹中可奈子
    鏡子の娘、疲れが溜まると発熱しやすい
    こちらに来てからは保育園に通っている
    物語
    上巻の方に書いています
    読後感
    史郎の過去を紐解いていくパートと、琢磨が自分探しのために動き回るパートが交互に描かれている
    しかし、会話や行動が絶妙にクロスしているので話の切れ目は感じない作りになっている
    最終的に琢磨がどう前を向いていくのかは読み手に任せられているが、物語の性質上作中での変化はわりと急なので、そこが読み進める時の分かれ目かと思う

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    2024年08月14日
  • 新装版 BT’63(上)

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    登場人物
    大間木琢磨
    精神の不調により、職と家庭を失っている
    父の仕事着や車のキーがきっかけとなり、過去の映像を見ることがある
    大間木史郎
    琢磨の父。本人は5年前に他界しているが、琢磨が見る映像は史郎の目線で語られている
    物語
    琢磨は自分は何者なのか、ここにいていいのか不安になるほどの失意の中、実家に身を寄せている
    前に進むこともできずいたところ、家の整理中に父の仕事着を見つける
    袖を通してみると、目の前には全く別の光景-40年前の相馬運送の光景-が飛び込んでくる
    そこには、父史郎がBT21号というボンネット・トラックを中心とした激動の時代を生き抜く様子があった
    琢磨は前を向いて立ち上がれるの

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    2024年08月14日
  • 陸王

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    ネタバレ

    足袋製造の老舗の中小企業の闘い。闘う相手は銀行だったり、陸上界だったりライバルスポーツ会社だったり。業界への新規参入と、新製品開発や家族間の確執など気が揉める点がありすぎる老舗社長の悩みは尽きない。
    だけど、選手の活躍の場で手に汗握る興奮を得られ、サクセスストーリーとしての高調感はピークに達した…
    後で知ったけれどドラマ化もサレタそう。
    むしろ観ないで良かったと本に出会った後は思っている。

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    2024年08月07日
  • 銀翼のイカロス

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    半沢直樹シリーズ。2回目だが、展開が分かっていても面白い。

    アイツは小物だ。というセリフが印象的。

    ギリギリまで苦しめられながらも最後はいつも大逆転の痛快ストーリー

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    2024年07月30日
  • 民王

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    東京都知事選きっかけに政治に興味をもち、民王読んでみた。
    難しそうと思いながら読み進めていくと、sf要素があり、結構面白い。
    ヒヤヒヤ、ワクワクしながら読んで、最後はハッピーエンド。良い読後感。
    こんな総理大臣、政治家が増えてほしい。

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    2024年07月22日
  • 陸王

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    こんなにも人気なのに天邪鬼が発動して読まなかったことを後悔。

    お仕事小説で読んでる間、自分自身の仕事に対する姿勢も引っ張られてやる気に満ちてきて、すごい嬉しい効果。
    読んでる間は楽しすぎて幸せだった。
    あけみさんと安田の2人がいいコンビで、出てくると安心感と楽しさが増してた。
    これを機に半沢直樹シリーズとか他のものも読んでみたい〜!!

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    2024年07月08日
  • 民王 シベリアの陰謀

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    前作と同様、面白く読めるエンタメ小説。社会全体が暗くなっていたパンデミックを思い返す。当時のパロディをクスッと笑って捉えられるようになったんだなと、改めて実感。人によっては苦痛を思い返すパンデミックを、ぶっ飛んだ設定でコミカルに描くことで読者を誰も傷つけない、とても良い作品だと思った。

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    2024年07月06日