池井戸潤のレビュー一覧

  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    箱根駅伝、スタート!スタート前から、いよいよだって、なんか泣きそうになった。
    10人の走りなので、それぞれは短いのだけど、上巻がすごくいきてる。
    テレビの実況のごとく、それぞれの生い立ちが語られ、給水ポイントでは、縁の人物による短くぎゅっとつまった声かけ、甲斐監督のそれぞれのゴール間際の神のごとく見通したアドバイス、辛島アナの温かい解説。
    熱い涙が出る。満足の一冊だった。

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    2025年11月04日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    箱根駅伝本番。
    10人のタスキリレーだけど、箱根駅伝にかける大学、家族、テレビ関係者、様々な思いがある。辛島アナウンサーは、気難しい人でなんだかなぁと思っていだが、選手へのリスペクトによる行動が素晴らしく、大好きになっていた。
    次の箱根駅伝の見方が変わる気がする。
    また絶対、再読するであろう本。

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    2025年11月03日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    下巻、箱根駅伝スタートから始まる。
    10章の構成で、学生連合の10人の選手にスポットライトを当ててレースが展開されていく。
    記録に残らないが、それぞれの思いを背に10人の魂の走りは文字なのに映像が流れているように鮮明に浮かびあがる。
    涙が止まらない、感動の 1冊でした。

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    2025年11月01日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    下巻は第2部『東京箱根間往復大学駅伝競走』。主な登場人物は上巻から引き続き。構成は11章からなる。箱根駅伝10区間とどのように構成が重なるのだろうか、楽しみ。

    第1章『大手町スタートライン』。スタートラインに立つ緊張感と、1区のランナーならではの心境が伝わってくる。面白いなと感じたのは、テレビ局スタッフや解説者たちのやりとり。テレビ放送では見えない部分の想像が膨らむ。人が関わる仕事では、その人間関係が大きく影響する。それは、どの仕事でも起こりうることだろうな。みんなが同じ考えではないから。テレビ局の中心人物は、チーフ•プロデューサーの徳重亮とチーフ•ディレクターの宮本菜月。チームスタッフは1

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    2025年11月01日
  • 花咲舞が黙ってない

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    下っ端でも諦めずに意見を言ってけばいい方向に会社は進めるんだろうか。
    もっと会社を良くしていくために自分ができることを精一杯やる。
    舞の姿勢をすごいと思ったし、自分にはなかったから考えさせられた。
    それと舞の姿勢を受け入れる次長と相馬さんとの関係性もすごくよかった。

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    2025年10月29日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    いよいよ、箱根駅伝本番。
    記録が残らない学生連合の10人が走る。
    本作品は放送するテレビ局のスタッフ達を描いたもう一つの俺たちの箱根駅伝ドラマが印象深い。
    チーフディレクターを務める宮本菜月の思い切りの良さと鋭く状況を見極める判断力が臨場感ある。箱根駅伝をわかってない感の編集局長黒石がいい感じに悪役。
    箱根駅伝は、首位争いだけでなく、シード権争い、予選会、復路の20分の壁(首位選手が走り出して20分たつとタスキはつげない)などさまざまなドラマがあるのだかそれを余すことなく描かれていて大満足。

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    2025年10月28日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    ネタバレ

    なんとなく支店長が怪しいとは思ったが、追い詰め方にドキドキしながら、一気に読んだ
    ドラマが話題になってからしばらく経っているが、見ていないので、この本を読んでから見てみたくなった
    続編も読みたい!

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    2025年10月28日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    私にとっての箱根駅伝とは、子供の頃、お正月にテレビで流れていた箱根駅伝。
    走っているだけなのに目が離せなかった。
    たまたま入学した大学は箱根駅伝の強豪校で、往路鶴見に友達と応援しに行った経験あり。
    卒業して何年経っても母校の結果が気になる。
    お正月に箱根の旅館が取れたときは、沿道に応援に。
    なんとなく身近な存在であったけど、たまたまこの本を今年の予選会の日から読み始め、一気に読破。
    まさかの学生連合の話「敗者の物語」。
    熱い。自分は陸上未経験、むしろ走るのが苦手なのに、この臨場感、みんなの思いに涙がこみ上げる。

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    2025年10月27日
  • 陸王

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    読んでいてとても惹き込まれる作品でした!
    いろんな試練が降り注ぐ中で懸命に挑んでいく姿勢やいろんな人たちを巻き込んでまっすぐ立ち向かっていくところが読んでるこちらも応援したくなるようなそんな気持ちになりました。

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    2025年10月26日
  • 花咲舞が黙ってない

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    池井戸潤らしい、銀行を舞台とする痛快な経済小説。単純な勧善懲悪物ではなく、登場人物それぞれが深い。あの半沢直樹も登場、読み応え十分。

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    2025年10月25日
  • 最終退行

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    なんだかんだで池井戸節。
    リアルな銀行の雰囲気とスリル、人間模様が最高に面白い。読み始めたら止まらなくなります。少しだけ、半沢直樹の香りがするかと思いきやー。

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    2025年10月25日
  • シャイロックの子供たち

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    ワールドシリーズ進出のかかった試合で相手チームのスーパースター達を六回無失点10三振に抑え込み、自ら3本特大ホームランを打ち、地区最高のチームをたった一人で叩き潰す。

    そんなヒーローに憧れるんですよ一度は。
    会社の屋台骨を支える唯一無二の存在になりたいと思うんです。

    しかし現実はそうは行かず、猛反対を押し切って進めた仕事が成功すれば横取りされ、身に覚えのない失敗の責任を押し付けられ、感性は擦り減りかつて『こんな人間にはなるまい』と軽蔑した人と同じことをやってる自分に気づきながらも抜け出せない。

    それでもなお、自分と家族のために何度絶望しても立ち上がり働く姿を、僕はカッコいいと思いました。

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    2025年10月22日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    学生連合チームに焦点をあてており、選手それぞれの葛藤や感情がしっかりと描かれている。
    箱根駅伝を様々な視点で捉えており、とにかく面白く一気に読み進めた。下巻を読むのが今から楽しみ。

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    2025年10月21日
  • 鉄の骨

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    ネタバレ 池井戸潤最高でした。この所10冊以上Unlimited出してるから、毎日の様によんでるが、この本と空飛ぶタイヤはとくに良かった、今迄、1000冊以上、サスペンス絡みの人間ドラマ読んでるが、結末に至るストーリーが、まるで映画観てるごとく、先が読めない様で、読むと感動してしまう、最高作品である。
    「今回の地下鉄工事の入札で、なぜ一松組は他のゼネコンとJVを組まなかったのか。なぜ、談合の打ち合わせに尾形常務が出席しなかったのか。なぜ、他社の談合担当者が逮捕されたのにウチは誰も逮捕されないのか。それはつまり、これが最初っから尾形の策略だったからだ」

    内部告発して検察に情報を流していたのは─

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    2025年10月22日
  • アキラとあきら 上

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    池井戸さんの作品は好き嫌いが分かれますが、これは大好きなお話。こんな息子に育てたかったーって思ったりします(笑)

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    2025年10月18日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    今回は池井戸潤の「俺たちの箱根駅伝」と藤沢周平の「よろずや平四郎活人権」を並行して読んでいる。どちらも上巻を読み終えたところだ。片や箱根駅伝をめぐる人間模様で、片や江戸時代の浪人者の物語なので並行して読むのに何ら支障がない。どちらも面白い。「俺たちの過去根駅伝」は箱根駅伝の学生選抜が本選を直前にして、やっとチームワークが盛り上がってきたところだ。

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    2025年10月18日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    綿密な取材と人物の描き方で、読んだら止まらなくなった。次の箱根駅伝が楽しみで、一緒に楽しめるように周りにも薦めたい。

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    2025年10月17日
  • 陸王

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    面白かった。読んでいてスカッとする逆転勝利劇、胸を打つ名台詞。宮沢さん、こはぜ屋の人たちの熱い気持ちに胸が高まり、涙しそうになる場面も多くあった。屈折のない気持ちが良い展開に、筋を通すこと、頑張り続けることって良いなと思わせてくれた。

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    2025年10月12日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    ドラマで馴染みの登場人物たちを思い浮かべながら読むと、物語が頭にすっと入ってきて、ページをめくる手が止まりませんでした。

    特に冒頭の「融資失敗の責任をなすりつけられる半沢」のくだり――あの絶体絶命からどう逆転するのか、もう手に汗握る展開

    一つ一つの糸口を掴み、少しずつ形勢を立て直していく半沢の姿はまさに“サラリーマン版ヒーロー”

    最終的に「やられたらやり返す、倍返しだ!」を地で行く展開は、読んでいて本当にスカッとしました。

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    2025年10月10日
  • 鉄の骨

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    平太のこと、萌の事、談合課の事、そして入札の事。
    談合という大きな話を取り巻く、それぞれのストーリーがテンポよく展開されていて、とても読みやすかった。
    談合は、必要か、不要か、その答えは自分の中でも出なかった。ただ、一番心に刺さった考え方は西田の考え方で、初めは役所にアプローチをかけるような描写もあったが、結局、案件が欲しければ、他者との調整ではなく、自社が持つ知恵と技術で落とすべきだという信念が感じられた。
    良し悪しのつかない物事を前に、正々堂々の信念を持てるような人になりたい。
    工事を発注する自治体の、コストへの関心はもっと高まるべきだな。

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    2025年10月09日