池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今年イチ良い。ラストで涙を流した小説は何冊もあるが、こんなにも多くの箇所で涙を止められなかった小説は初めてじゃないかな。
箱根駅伝は殆ど見たことがないが、走るのは割と好き。池井戸潤氏だし読んでみる。
以前は何度も箱根駅伝に出ていた大学、今年は予選落ち。新監督とエースは学生連合枠で出ることになる。学生連合は走った記録もつかないためか、毎回最下位が定位置だが、新監督は3位以上を目指しメンバーを鼓舞する。
様々な学校から寄せ集められた選手が苦難を乗り越え、それでも走る姿に胸を打たれる。自分が信じるモノを胸に前に進む。
もっと一人一人の背景を語ってほしいとも思う。上中下巻にしても。物語をもっと読 -
Posted by ブクログ
社内政治と行政の圧力に立ち向かいながら、バブル世代のプライドを示してくれる熱量の高い作品。
本店第二営業部次長となった半沢が、巨額の不正融資と金融庁の調査に立ち向かう物語です。
本作では、同期の近藤もまた出向先で発覚した不正融資問題に立ち向かうというパラレルストーリーが描かれており、前作よりも物語の構造が複雑で、社内政治の色がより濃く出ている作品だと感じました。
まず印象的だったのは、銀行という業界のキャリアパスについて考えさせられる点です。
若い時期に実力を発揮できた者は組織の中に残り、そうでなければ出向という形で外に出されていく、そんな厳しさ・理不尽さを感じさせられました。
しかし、そ -
Posted by ブクログ
上巻からすでにものすごく面白い!
箱根駅伝の中継は一度もちゃんと見たことがないけど、見たくなった。
青学をモデルにしたサクセスストーリーなのかと思って読み始めたら、学生連合。
そして選手や監督視点だけじゃなく、中継するテレビマン視点も。
テレビマンは池井戸潤の真骨頂、大企業の社内政治がヒリヒリする。
他校の監督たちとの鍔迫り合い
そしてやはり、選手たち。
考え方の異なる仲間との衝突。どうやって乗り越えるか。人間関係次第で結果が全く変わってくるのって、スポーツもビジネスも一緒だなぁと改めて痛感。
誰がどの区間に選ばれるのか。スリリングで手に汗握る。
上巻、最高の終わり方で下巻へ。続きが楽 -
Posted by ブクログ
とにかく読んでてもう感情の揺さぶられがすごかったし、章が終わるごとの胸熱感はすごかった。
ホープ自動車への怒り、仲間たちとの「喜怒哀楽&苦重」を一緒に味わっていて、いつの間に赤松運送の従業員の一人になっていた私。
スッキリもして面白かったけど、一方で引かなくてはいけない場面もあるんだと、これが現実なんだなとも思わされた。
どんな場面でも愚直にちゃんと働いている人は誰かが絶対に見てくれているし、困っているときにフォローをしてくれる。
フォローを頼りにしすぎちゃいけないけど、自分のやるべきことを精一杯やることで、人との信頼性、関係性は強くなるんだと思えた。
町の運送屋を舐めんなよ!