池井戸潤のレビュー一覧
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池井戸潤さん著「ブティック」
著者の2年振りの新刊とのこと。
正に池井戸作品ど真ん中の作品。
お得意の水戸黄門構文というべきか、王道の作風。
しかしこれが最高に素晴らしい。
最終的にどういうエンディングになるであろうか?なんて誰もが最初から分かってしまう物語展開なのにもかかわらず読む手が止まらない。
著者の手腕なのだろう、どんどん読まされてしまう。
今回の作品はM&Aが物語の主軸にある。
ここ数年、自分も個人投資というか投機というか…
かなりやってきたためこの背景は凄く面白かった。
このケースのTOB、結構勉強にもなった。
アクティビストによる会社の買収劇。
株式トレードという -
Posted by ブクログ
久しぶりに池井戸潤の真骨頂の金融小説で最高でした!
本のタイトルが「ブティック」だったので小さな洋服店の話かと思いきやM&Aブティックを舞台とした話で、主人公が大手銀行を辞して、このM&Aブティックに入社し、クライアント企業のために仲間と共に最善を尽くす姿に感動しましたし、池井戸潤ならではのうまいこといく話もあれば、なかなかうまくいかないこともあるといった紆余曲折しながらも成長していく主人公の姿も最高ですし、見事なまでの憎たらしい悪役と対峙する設定もさすがでした!
やはり池井戸潤作品はビジネスマンとして教訓となる作品ばかりで、次回作にも大いに期待しております! -
Posted by ブクログ
さすが安定と信頼の池井戸作品。今回も面白かった!というか過去に読んだ池井戸作品の中でもトップ3に入る好ましさだった気がする。ブティックというタイトルからアパレルの話かと思っていたが、M&Aを専門に扱うアドバイザリー会社のことを経済界ではM&Aブティックというようで、その「ブティック」が舞台。すなわちガッツリ、経済&社会派エンタメでした。構成自体は半沢的なものに近いが、主人公をまだ3年目の社会人に据えているために、金融の魑魅魍魎さという面だけでなく、人間的な(キャリア進路とか含めての)葛藤やドラマが見られて、半沢とかよりは柔らかく読めた印象。とにかく面白くて、あの分厚さにも関わら
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Posted by ブクログ
箱根駅伝をさまざまな視点から描いている作品。
本戦に出られなかった学生たちが学生連合チームとしてそれぞれの想いを持ち、走る姿はやはり胸を熱くさせる。そして、ランナー視点だけでなく、それを伝えるメディアの視点からも描かれておりとても新鮮な気持ちだった。
個人的に、こういうスポーツや青春みたいな題材が好きというのもあり、一緒に応援しながら気持ちよく読めた。こんなにのめり込むことのできるものと出会えたら、こんなにも胸を熱くできる仲間たちと出会えたら、そんな時間を過ごせたら、、、登場人物たちがとても羨ましく思える作品でした。
ドラマ化、期待しています! -
Posted by ブクログ
あっという間に読破した上巻に続いて読んだ下巻。
こちらは本戦の描写が中心で、チーム目線から、テレビ局目線から、そして前監督の目線から駅伝が描かれています。
多くの箱根ファンが、毎年テレビ中継で観るコース映像をリアルに思い浮かべながら、この学生連合チームを含む選手たちの箱根のレースを読んだことでしょう。私もまさにその1人になりました。
本番の箱根同様、レース運びに手に汗握りながら、本領を発揮できる選手、実力以上に輝く選手、思うように走れない選手たちにドキドキハラハラしながら、思いっきり学生連合を応援していました。
さすが小説だけあって少し出来すぎ?な気がしなくもないですが、そんな展開もあっ -
Posted by ブクログ
箱根駅伝を目指す学生ランナーたちと、その舞台裏で中継を作り上げるテレビマンたちを描いた物語です。
箱根駅伝は走る人だけの物語じゃないということを、改めて実感しました。
選手たちは故障や挫折、仲間との競争を抱えながら一本の襷にすべてを懸けますが、その裏では番組を成功させるために奔走するスタッフたちもまた、自分たちなりの勝負をしています。
勝者だけではなく、届かなかった人たちにもきちんと光が当てられていて、努力が必ず報われるわけではなく、それでも前へ進まなければならない姿には、スポーツ小説以上の人生のリアルさがあります。
読み進めるうちに、いつの間にか選手だけでなく裏方まで応援している自分がいて、