池井戸潤のレビュー一覧

  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根に携わる人たちの熱を感じ取った。それをつなげていく、池井戸潤さんのストーリー展開が見事。下巻を早く読みたい。箱根駅伝も楽しみ。

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    2025年12月07日
  • 陸王

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    ネタバレ

    足袋の老舗「こはぜ屋」が、足袋の業績悪化を危惧し次なる一手としてランニングシューズ業界に参入しようと孤軍奮闘する。
    色々な仲間を得て、自社の従業員の力も借りながらついに目標であるトップランナー・茂木選手に「陸王」を履いてレースに出てもらうのだが…。
    勧善懲悪が得意な筆者であるが、それほど色は濃くない。経営というものの困難さを前面に打ち出しているストーリーだ。物事はうまく行かない。うまいくいったかと思ったら問題が山積してしまう。失敗しているからこそ、見える景色もあるし支えてくれる存在にも気付かされるのだ。
    うまく行っている時に人が集まってくるのは当たり前。辛い時に寄り添い励ましてくれた「陸王」の

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    2025年12月07日
  • ロスジェネの逆襲

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    企業のM&Aに関わるアレコレに触れられて、サラリーマンとしてはとても面白い。銀行ってこんな仕事があるんだ〜と感心した学生時代。

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    2025年12月06日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    箱根駅伝が大好きなので名前に惚れて購入しちゃいました
    この作品が好きで面白く感じるのか、箱根駅伝が好きで面白く感じるのかわからなくなるくらい、箱根駅伝の再現度がとにかく高いです。
    箱根駅伝という青春の1ページ、箱根駅伝というテレビ作品へのリスペクトが感じられます。

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    2025年12月05日
  • ようこそ、わが家へ

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    面白かった!池井戸バンクストーリーが好きなのですが、読み始めたら、まさか銀行の話も楽しめるなんて思いませんでした。少し非現実的な所もありますが、仲の良い家族の結束力も良かったです。

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    2025年12月05日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    今まで箱根駅伝に興味が無かったことを後悔してしまうほど素晴らしい作品でした。
    選手、監督、ライバル、テレビ局など、それぞれの立場で作られる箱根駅伝。まさしくタイトル通りでした。
    ドラマは誰がどの役を演じるのか楽しみです。1クールじゃ収まりきらないのでは、と思ってしまいます。
    欲を言えば、上巻で1クール、下巻で1クールで制作してもらいたいものです。

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    2025年12月05日
  • 陸王

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    池井戸さんの代表作によくみられる、次々に課題にぶつかり、競合相手あり、金融機関とのやりとりありで、同じような構図なんだけど、面白いんだよね。不思議。
    他の作品より、嫌な奴が少ないのがいいのかも。

    また、こばせ屋のチームワークというか結束に小さな感動が何度もきて、電車でハナを啜ってしまった

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    2025年12月06日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    上下700ページ超の単行本でなかなか手が出せていなかったがあっという間に読めてしまった。
    下では1〜10区のレースがに描かれていて様々な情景が浮かんでくる。
    確かに関東学生連合はオープン参加で参考記録しか残らない。順位もつかない。でも記録が全てではなく、みんながひとつの目標に向かって努力するということが大事なんだと再認識することができた。当たり前で出来そうなことだけれどかなり難しいことなんだと思った。
    辛島アナの関東学生連合チームへの取材力が凄まじく、特に実況の場面では、いち視聴者の気持ちで読むことができた。
    没入感もすごく、所々胸が熱くなって涙腺が緩んだ。
    制作側の臨場感もとても伝わってきて

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    2025年12月04日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    1区から10区まで走る選手たちで構成される。どの章を読んでも選手の魅力が描かれている。
    全ての選手が最高の調子で走れるわけではない、調子悪くでもほかのメンバーが取り返してくれるという甲斐監督の言葉には感動してしまった。仲間っていい、チームっていい、久々に感じてしまった。

    来年の駅伝はちょっと見ようかなという気持ちになった。

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    2025年12月04日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    ネタバレ

    どんなに頑張っても公式記録にはならない戦いに挑む学生連合チームと、箱根駅伝を放送するテレビ局の話。
    流石の池井戸潤!面白い!

    バラバラだったチームがドンドンまとまっていくのも読み応えがあったし、実力が分からないからと批判されても動じない監督はとてもかっこよかった。
    それに対して、なんだかんだ言って視聴率が取れそうな感動物に仕上げたくてたまらない、記録に残らない連合チームは眼中にないテレビ局の人たちに腹が立った。

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    2025年12月03日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝をテレビ局側とランナー側の二つの視点から描いた話。箱根駅伝をテーマにした有名な小説は他にもあるけど、テレビ局側から描いたものは無かった記憶なのでとても新鮮で面白かった!
    アナウンサーの丁寧な取材、定点カメラの設置交渉、ディレクターの生放送でのスイッチングなど、ふだん駅伝をだらりと見ているだけでは分からない苦労が分かり興味深かった。過度にドラマチックにせず、ありのままを伝えることにこだわるテレビ局の矜持を感じた!
    来年の箱根駅伝は絶対見よう。

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    2025年12月02日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    ネタバレ

    テレビ局と選手の両面から箱根駅伝の魅力を等身大に描いている、大きく描きすぎないところが印象的だった

    友介の因縁を晴らすべく青葉が10区に入る伏線が散りばめられていたのも鳥肌だった

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    2025年12月01日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    情景や心情がリアルに描かれていてめっちゃ感情移入する。史実に基づいているものもあって箱根駅伝というものがどんなものなのかを学ぶことができる。信じるという単純で難しいことをこの本は伝えてくれる。最後の数ページは胸が熱くなった。下巻が楽しみすぎる。

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    2025年11月30日
  • かばん屋の相続

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    池井戸作品らしい銀行絡みの短編集。
    それぞれの話でドラマ1話ができてしまうくらいの濃密なストーリー。
    銀行員視点での話ばかりですが、毎月口座残高が不足する中小企業の社長との息を呑むような緊迫したやりとりや、本のタイトルにもなっている「かばん屋の相続」の話は、社長が亡くなる前に相続を破棄するように次男に勧め、忠告通り相続破棄して会社を起こした次男と、情のない元銀行員の長男が負債を抱えて困る姿の対比が面白かった。正義は勝つ、のような胸がすくようなストーリーだった。

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    2025年11月28日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    いよいよ始まった本選。怒涛のレース展開に、ページをめくる手が止まらない。一人一人の思いが詰まった、俺たちの箱根駅伝!本当のテレビ実況を見ているような臨場感と感動が味わえた。メインアナ辛島の実況が泣ける。

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    2025年11月25日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    ドラマ化されるので読んだ。選手たちの陸上や走ることへかける思いが臨場感をもって伝わってくる。日本テレビならぬ大日テレビのスタッフ目線での描写も新鮮で、たくさんの人の思いがこめられた箱根駅伝なのだと実感する。選手の気持ちに感情移入できる十分な表現力があり、ページをめくる手が止まらない!

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    2025年11月25日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    下巻は一気読みだった。箱根駅伝の実況を見ているような臨場感、ランナー一人一人の背景の物語、全てが順調でなくハラハラさせる場面の演出もあり、ページをめくる手が止まらない。一方で読み終わってしまう事の寂しさも感じた。登場人物達のその後についても想像力をかきたれられる。目前に迫っている次の箱根駅伝が楽しみでしょうがない。

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    2025年11月24日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    ネタバレ

    『俺たちの箱根駅伝』の下巻は、上巻に引き続き物語に呑まれるように一気に読んでしまった。とくに下巻は、いよいよレース本番ということもあって上巻以上に面白く、今年読んだ本の中でもトップレベルでページをめくる手が止まらなかった。

    ハラハラするレース描写はもちろん魅力的だったが、それ以上に心に残ったのは、辛島アナの紹介を通して選手たち一人ひとりの背景が丁寧に描かれている点だ。走りの裏側にある努力や葛藤が自然と浮かび上がり、読んでいるうちに選手それぞれに強い共感と愛着が湧いていく。この「レースの臨場感」と「選手の背景描写」のバランスが絶妙で、飽きる瞬間が一切なく最後まで一気に読み切ってしまった。

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    2025年11月24日
  • 果つる底なき

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    池井戸さんのデビュー作で、江戸川乱歩賞を受賞した作品。銀行マンの経験をミステリーに活かした内容。
    次々と人が亡くなり、病死や自殺と思わせるが他殺であり、ただ世間には他殺と出回らない。銀行マンの伊木は警察に疑われながらも真実に近づいて行く。派閥や出世争いの激しい銀行内部の動きとともに、融資先の会社を通した熾烈な覇権争い。のちの半沢シリーズや下町ロケットなどの作品につながる原点の作品。
    ミステリー色が強く、色々起きる事件とともに楽しめた。

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    2025年11月24日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝は毎年何となく観てるだけでしたが、本作を読んで箱根だけでなく、駅伝全体に対してものすごく興味を持ちました。
    また、テレビ局側の箱根駅伝に対する考え方も知ることができ、箱根駅伝というものの大きさ、神聖さなど本作が無ければ知ることがなかったかもしれません。
    上巻の最後は感動し、ガッツポーズが出そうでした。
    早く下巻を読んで、箱根駅伝の世界に没入したいです。

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    2025年11月23日