浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(2)

    Posted by ブクログ

    いよいよ西太后の死。西太后がどのような想いで、中華帝国の維持を試みていたのか、光緒帝への想いなど様々なことが知れる第2巻。重厚な内容ではあるが、いかんせん展開が遅い。前作の勢いはいずこへ。第3巻ではぐいぐい読ませてくれることに期待。

    0
    2016年02月05日
  • 中原の虹(1)

    Posted by ブクログ

    数年前に『蒼穹の昴』を読んで大変面白かった。ずっと積読になっていたのを新年だということで読み始めてみた。
    数年前の記憶なので曖昧だが、『蒼穹の昴』は1巻ですでにぐいぐい面白かった気がするのだが…とにかくまだ1巻は説明で終わった感じがした。2巻以降の盛り上がり、動き出す大きな歴史に期待。

    0
    2016年01月25日
  • 一刀斎夢録 下

    Posted by ブクログ

    新選組の生き残り=斎藤一こと一刀斎。彼の語りで綴られるストーリーは下巻でも続く。明治維新で敗北、そして会津藩と共に下北半島斗南に移り、その後、薩英戦争に。

    0
    2016年01月14日
  • 王妃の館 上

    Posted by ブクログ

    パリにある由緒正しいホテルを舞台にしたドタバタコメディー
    大した話ではないけれども浅田次郎がこれでもかというくらいに話を広げてくれます。

    0
    2016年01月11日
  • 憑神

    Posted by ブクログ

    江戸末期、憑神により不幸になるけれど権現様になり替わり最後に一花咲かせる話。
    面白いけどただそれだけのはなし

    0
    2016年01月11日
  • 憑神

    Posted by ブクログ

    どんなにひどい輩に対してでも
    「宿替え」をして災悪を肩代わりさせる、、、
    のは
    どうなんでしょう?

    話しは面白かったが
    そこだけはずっと心にひっかかっていた

    最後がそれならまぁ良い?
    イヤ、やっぱりなぁ〜

    0
    2016年01月10日
  • かわいい自分には旅をさせよ

    Posted by ブクログ

    エッセイの一つ一つがへぇ~と思うことがあってなかなか面白かったです。「司馬遷に遼に及ばず」で司馬遼とは知りませんでした。

    0
    2015年12月06日
  • シェエラザード(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻から続き、現代、弥勒丸、シンガポールの特務機関を舞台に、上海に向かう理由を明かしつつ、撃沈に向けて話が進む。
    宋が正木中尉だとわかってくるあたりまでは、盛り上げあっていくが、宋視点の話になったところで一旦冷めてしまうのが惜しい。

    0
    2015年11月27日
  • シェエラザード(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二次世界大戦中に撃沈された弥勒丸を引き上げようとする現代と、当時の弥勒丸の視点を同時並行で進む話。
    現代では、弥勒丸の引き上げを依頼されたヤクザと元新聞記者が当時の情報を集めて、関係者が集まり始めるところまで。過去では弥勒丸が東南アジアに向かい、金塊を上海に輸送しようとするところまで、下巻へ。

    0
    2015年11月25日
  • ハッピー・リタイアメント

    Posted by ブクログ

    蜩の鳴き始めた晩夏の黄昏時 地球温暖化とやらで蝉も時雨も出番に戸惑っている昨今 舞台の袖闇 毀誉褒貶 ピエタ像のレプリカ 物書き 殊勝な心がけ 樋口慎太郎 JAMSジャムス 神田 GHQの指令 荻窪 大友勉 軍都旭川 立花葵 ダグラス・マッカーサー 三井、三菱、住友、安田の四大財閥 にんにくニック チェーストウ!一撃必殺の薩摩示現流 自己アピールが必須条件 スコットランド原産のアバディーン・アンガス種の肉牛が、世界一の美味 黒毛牛 肉と脂肪とがきっぱりと分かれた 軽井沢駅 ええもん見せてもろたわ 京都競馬場 緑の芝生 1208真珠湾攻撃 0815終戦 ダグラス・マッカーサー ひなさん ヒエラル

    0
    2016年01月13日
  • 姫椿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シエ:伝説の麒麟の顔を持ち、立派な鹿の角を生やし、虎の尾と牛の足を持った神の獣。こんな動物が今の世の中にいるわけはない 再開:女の恋は流れ去るけれど、男の恋は積み重なるものさ。水と雪の違いだね マダムの咽仏:時は移ろうのではなく積みあがって行くものなのだと、周囲の人々はみな思い知らされた トラブルマーカー:幸福の形はだいたい決まっているけれど、不幸の形というのは無限にあります

    0
    2015年10月20日
  • ハッピー・リタイアメント

    Posted by ブクログ

    樋口、大友、葵の3人の結末や如何に・・・
    タイトルからだと上手くいくと思ったけど、最後に大どんでん返しがあるのでは?それを期待しつつ一気に読んでしまいました。
    どうせなら、矢島が新しい秘書と組んで、3人の真似をするなんて展開もありかな?と思ってみたり・・・
    旅のお供にはぴったりの小説でした。

    0
    2015年10月14日
  • 降霊会の夜

    Posted by ブクログ

    交霊会で霊に帰らないと言われるより、
    読み終えたときのほうが怖かった。

    ゆうちゃん、何人の女を捨てたんだろう。
    梓はゆうちゃんが忘れてしまった誰か、
    と思うことにした。

    キヨの話は泣けた。
    時代背景、下町の人情に
    差別、戦争の傷跡。
    人間のいいとこも卑しいとこも
    この話で学んだ気がした。

    けれど、そのあとの話は哀しい。
    ゆうちゃんにがっかり、したし。

    たくさんの女の気持ちを
    蔑ろにしてしまったのだろうか。
    愛しい百合子は
    本当に忘れているのだろうか。
    梓たちがゆうちゃんを懲らしめるために
    窓の外にいた彼女を
    招き入れなかったのではないか。
    なんて、いろいろ想像するけど。
    でも、百合子に

    0
    2015年10月08日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

    Posted by ブクログ

    浅田次郎という作家が好きで読んでみたんやけど、作風とはかけ離れた人物像が逆に新鮮やった。
    自分を理解して、自分を使い分けることができる人間やったら、小説家でなくても、世をうまく渡っていくんやろな。

    ただ、自衛隊の話とか三島由紀夫の話とかは、若干押し付け感があった(笑)

    0
    2015年10月04日
  • 月のしずく

    Posted by ブクログ

    浅田次郎さんの小説を読むのは三冊目くらいだけど、女の人より男の人の支持者が多いような気がしている。少なくとも私の周りで浅田次郎さんが好きだと言っているのは全員男の人。
    というのも、この短編集を読んで少し解った気がする。
    あらゆる意味での“男のロマン”が詰まっているように思えたから。

    表題作はまさに“男のロマン”。
    コンビナートの荷役を30年近くしている冴えない40代の独身男の元に、ある十五夜の晩、ひょんなことから美しい20代の女が転がり込んでくる。
    というプロローグからロマンが溢れているように思えるし、主人公の男はこれでもかというほど純朴で、美しい女は気が強い、というところもまさに。

    その

    0
    2015年09月27日
  • マンチュリアン・リポート

    Posted by ブクログ

    蒼穹の昴から始まる中国の歴史もの最終章、ということで読んだけども、もう全体で言えばエピローグ部分に近いこともあって結構あっさりで、これ単体での評価はそこまで高くない。でも、シリーズの最後という形で読めばあり、ですかね。

    最後の吉永さんの独白の仕方はどうかと思うけど。

    鉄道の擬人化は個人的にはありです。
    最初何が始まったかと思ったけど歴史事実に照らし合わせて、こいつが爆破されるやつか、とわかったらありでした。

    張学良の物語も読みたい気もするけど、あえてここで終わった方がいんだろうな。

    0
    2015年08月21日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    何の事前情報も無く、いきなり読んだので、途中までコメディとも思わずに、頭に?を浮かべて読んでいたかも。
    コメディ作品を書く人だったんですね。
    予備知識がなくてすみませんという感じです。
    何か少し強引な展開でしたね。

    0
    2015年07月27日
  • 輪違屋糸里(上)

    Posted by ブクログ

    『壬生義士伝』に次ぐ浅田次郎の新選組を扱った第2弾の小説。壬生浪士組が新選組となる前、近藤勇、土方歳三、そして芹沢鴨などの人間関係が描かれている。輪違屋の芸妓=糸里が、本書のタイトル。
    冒頭、いきなり輪違屋の音羽太夫が芹沢に惨殺されるところから、ストーリーは展開していく。酒乱で荒くれ者として描かれている芹沢。土方を慕う音羽太夫の妹芸妓:糸里太夫。
    下巻は、どのように展開していくのか、作者:浅田次郎なりの仕掛けがあるはず・・・。

    0
    2015年06月21日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    引っ張るだけ引っ張って、最後のあっけない幕切れ。途中までは謎が謎を呼んで面白かった。10ヶ月の間ずっと座り続けることは阿闍梨の修行のようで、だんだん信者の増えていくのが愉快だった。

    0
    2015年06月21日
  • 輪違屋糸里(上)

    Posted by ブクログ

    新撰組の好きな私に・・・といただいた本でした。

    「糸里」という題名の割には、糸里はあまり出てきません。
    新撰組の主に芹沢の事が書かれていました。どこまでが本当なのか?と思う部分もたくさんあったり、新撰組の周りの女性達の新撰組に対する想い等がつづられていて、面白いです。
    私の描いている新撰組とはまた違う感じでしたが、芹沢さんの他の一面がわかった気がしました。
    下巻も期待です。

    0
    2015年06月16日