浅田次郎のレビュー一覧

  • あやし うらめし あな かなし

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    いわゆる「怪奇談」の短編集。
    浅田次郎は長くてもいいが短いのもいい。

    今では怪談という言葉自体があまり使われないが、使われてもただのコワい話を指している。しかし、この短編は昔ながらの民話や民俗学として伝わるような、なんとも【かなし(悲し,哀し,愛し)】というのが相混じる“しっとり感”がある。

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    2013年11月06日
  • 日輪の遺産

    ネタバレ 購入済み

    ロマンか悲劇か?

    終戦に際しての、架空の(?)秘宝をめぐるドラマ。
    現在と終戦時という二つの時間軸で話は進みます。
    同時に、さまざまな登場人物の視点が複合的に描かれてストーリーの厚みを感じさせます。

    GHQ側の視点でも話は進みますが、
    マッカーサーってそんな人だったのか?という大いなる疑義が心に湧き上がってとても落ち着かない気分にさせられます。
    ありそうな気もする、ってところがロマンなのでしょうね。

    でも、やはり少女たちの運命の扱いが.....自分にとってはちょっと痛かったです。

    映画は未見なのですが、そこがどう扱われているのかも気になりました。

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    2013年10月22日
  • 終わらざる夏 中

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    舞台に役者が集まりつつあり、
    物語もある地点へ向けて動き出そうとしている予感がするのだけど、
    それらが揃う前に1945年の夏になってしまった。

    ええ?ここから話が動くの?もう戦争終わるはずだけど・・・。
    と、思たところで作品名の「終わらざる夏」に立ち返る事に。

    なるほど。話はここからなのか。
    下巻が熱くなりそう。

    座して拝読。

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    2013年10月19日
  • 歩兵の本領

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    戦争を放棄しながら軍隊を持つ日本。国民から拒絶反応を起こされる高度成長期の「自衛隊」に入隊した若者を描く短編連作集。
    自衛隊への就職を選択するような奴は変わり者か事情のある者。屁理屈と鉄拳の軍隊生活と人間模様を描く。

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    2013年10月17日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    時代は大正から昭和へ移っているが、安心して楽しめるクオリティは、第4巻でも続いている。昭和初期という時代の暗さが、登場キャラ達の輝きを増している。

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    2013年10月14日
  • 夕映え天使

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    私が気に入ったのは『特別な一日』。

    地球最後の日、もしあるのなら、どうやって迎えるだろう?やっぱり、大切な人といたいよね。

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    2025年04月25日
  • 絶対幸福主義

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    著者の友人が、著者の普段のおしゃべりをせっせとまとめた末にボコボコにされてできあがったエッセイ集。表題の通り、幸せに生きるコツというのがテーマであるが、その実だいたいが競馬の話しである。
    それでも、ギャンブルを芯に据えて語る諸々のことは中々に面白い。

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    2013年09月09日
  • 日輪の遺産

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    競馬場でたまたま出会った二人の男。丹羽と真柴老人。知りあったばかりで死んでしまった真柴。丹羽に残した一冊の手帳には驚きの記述が。ボランティアの海老沢にも真柴から手帳が残されていて二人で真柴の過去を知って行く。
    敗戦の直前に真柴に託された大きな使命。生きている間ずっと真柴を縛り付けていたと思うと、戦争は悲劇以外の何物でもない。
    読後、ずっしりと胸に来るものがある。

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    2013年09月08日
  • 中原の虹(3)

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    清国が倒れて行く様子が混沌と描かれているのだけれど、歴史の基礎知識のない私は、広げられた大きな風呂敷の中で、増えてしまった登場人物とコロコロと変わる視点に度々迷子になりながら、何とか読みました。難しいので、せっかくの浅田節も見つけられないような、そんな感じ。最終巻、私はちゃんと理解しながら読み終えられるのかな?心配になってきました。

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    2013年09月03日
  • 歩兵の本領

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    自ら経験している筆者ならではの視点で、その内部事情や自衛隊員の気持ちを代弁した作品。
    いろいろな登場人物が出てきて、自衛隊の矛盾や存在意義、誇りや人情味が描かれるが、経験に基づいたリアルな筆者の気持ちなのだろう。
    ちょっと時代が古く感じるが…

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    2013年08月26日
  • 月下の恋人

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    最後の「冬の旅」が良かった。
    「黒い森」は面白かったけど、どういうことなのかなぁ…。
    全部、短編ドラマで映像化したら面白そうだなと思った。

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    2013年08月25日
  • 終わらざる夏 中

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    戦争の現実を考えさせられる巻でした。小さな子供が母親の死を悲しむより先に残された家族を守らなければならないと決意するところや、戦災に苦しんでいると思っていても、そこにもやはり歴然とした差が存在することの厳しさを感じます。

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    2013年08月07日
  • 降霊会の夜

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    なんかメトロとかぶったなあ。戦争の悪い時代から急速に復興した時代×不思議な力でのありえない出会い というmix感が。最後にもうひとひねり、不思議が待ってたしね。でもなんか、どこかで見たような。。というかんじが拭えないまま本を閉じた、そんな読後感。山野井清と小田桐百合子。それぞれ、主人公である「ゆうちゃん」に悔悟(←このコトバあまり使われないのにキーワードとして出てきたのがなんか一番印象に残ったかも)の念を残していたふたつの思い出を、霊の口寄せで振り返り、滞って固まりかけた思いを解くというような内容。私ならだれを呼ぶかなあ。もういちど話してみたいひとはいくらもいるけど、でも、やっぱ怖いかな。まあ

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    2013年08月14日
  • ハッピー・リタイアメント

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    55歳で定年退職をした樋口と大友は財務省の外郭団体に天下る。
    そこは9時から5時、顔を出すだけで後は何もしなくていい。
    外出も自由。この団体を牛耳る矢島、その秘書の立花。
    樋口と大友の歓迎会のあと、二次会に誘われなかった樋口、大友に
    仕事をしようと立花が誘う。仕事をしようと。
    エンディングはハッピー・リタイアメント

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    2013年07月19日
  • 月下の恋人

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    『情夜』『告白』『適当なアルバイト』『風蕭蕭(しょうしょう)』『忘れじの宿』『黒い森』『回転扉』『同じ棲』『あなたに会いたい』『月下の恋人』『冬の旅』11編の短編からなる。

    浅田さんの青春小説が好きな人は、『適当なアルバイト』『風蕭蕭』がオススメ。

    最後『冬の旅』は自叙伝的な話のようだが不思議な雰囲気と浅田さんの闇をみるようなお話で他の作品(収録作以外も含め)と異なる内容となっている。

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    2013年07月18日
  • 月島慕情

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    せつないような、優しいようなそんな短編がつまっていた感じでした。それにしても昆虫って・・・。知らないって恐ろしい。

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    2013年05月31日
  • 月島慕情

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    浅田次郎さんは、長編の人だと 思いました。

    もう少し読ませて〜ってところで 話がまとまって いくのは、なんだか消化不良ぎみ…(~_~)

    それでも 「めぐりあい」は泣かせてくれました
    さすが 浅田次郎さんです

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    2013年05月29日
  • 活動寫眞の女

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    山田洋次監督が選んだ名作100本に感銘を受けていた矢先、本書に出会う。
    古き良き日本映画へのオマージュとも受け取れ感慨深い一冊

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    2013年05月15日
  • 月島慕情

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    どの話もはじめはゆったりしていて、何かあるようでないような雰囲気を醸し出しときながら、ラストでどどどんと展開のスピードを高めていっていたという印象が強くてストーリーの感動する部分を覚えていない罠。

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    2013年05月09日
  • 降霊会の夜

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    終始、胸糞悪い話の連続だった。母親になってから、子供が殺される話は我慢ならなくなった。
    1952、メインの語り手と似たような背景で育った男性なら、また何か思うところがあるのかもしれない。

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    2013年04月30日