浅田次郎のレビュー一覧

  • 一刀斎夢録 上

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    下巻に記載。(浅田次郎 新撰組三部作の完結編。夜ごと斎藤一が語る剣の奥義を究めた新撰組の生きた証と鬼のように人を切りまくった人間の生き方というものを聞きながら、聞き手の近衛将校梶原中尉と同じように酔った感じ。三部作とはいえ、「壬生義士伝」「輪違屋糸里」とはまた違った切り口の浅田節のエンタテイメント。)

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    2018年05月16日
  • 王妃の館 下

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    浅田次郎の人間ドラマが読みたいと思って買ったけど、現代パートのコメディ要素が強すぎて読むのが辛かった。結局読み終わるまで3ヶ月くらいかかった。ストーリー自体は、こらぞ浅田次郎という温かいヒューマンドラマ。現代パートのしょうもないやりとりさえなければ、、、という感じ。

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    2018年05月13日
  • 沙高樓綺譚

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    今宵、打ち明けられるのは映画のカメラマンやガーデナー、おヤクザさんなど、心の内に隠していた行き場のないお話。刀鍛冶やガーデニングなど、浅田さんの引き出しの多さにも驚かされました。その中でも、1番最後の「雨の夜の刺客」は特に読んでほしい。まともすぎるくらいまともな人間の語る死生観は、目を背けてしまいたくなるほどの真実で、言葉の重みにうなり声をあげてしまいました。この短編を読むだけでも、この本を読む価値はある。

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    2018年05月07日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    ネタバレ

    いつの間にか浅田次郎が「好きな作家」になっていた(笑)。

    さて、シリーズ第4弾。当初10歳前後の小僧っ子だった“天切り松”も、はや20代の後半。親分、兄貴たちもそれぞれ歳を重ねているのも、趣がある。

    今回は、太平洋戦争にひた走る軍部の闇が、市井の人々の目にどう映っているのか、“先の大戦”やら“日露戦役”等の戦争を経験している者たちが、破滅に向かって突き進む日本に憤る様にページを多く費やされていた。

    タイムリーにも、船戸与一が同じ時代を描いた長編を読んでいる最中だったため、歴史に疎い自分にも時代背景がよく見えてきて、読みやすかった。

    ★3つ、7ポイント半。
    2018.05.03.古。

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    2018年05月07日
  • 王妃の館 下

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    ネタバレ

    光と影、太陽と月が陽と陰をなし、お話は自分の幸せは自分が決めるって感じでハッピーエンドなんだけれども…。

    後半はルイ14世とその認知されなかった息子さんの創話がメインになっちゃって、ツアーに参加した人生いろいろの陰と陽の方々の交流が「みんなでラスベガスにリゾートを作るぞ!」で簡単に終わっちゃったのが残念。

    浅田さんだったら、もっと彼らの心の交流を機微に至るまで描けただろうに…。

    ルイ14世時代の話はアレクランドル・デュマさんに任せて、そっちをメインに描いて欲しかったな~。
    らじのなかでは、幼いルイ14世をフロンドの乱の夜に抱いて守ったのは料理長さんじゃなくて、ダルタニャンだからさ…。

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    2018年04月27日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    天切り松シリーズ3巻目。前作「残侠」は少なからずマンネリ化していたが、第3巻はバラエティーに富んだ秀作揃いで、何を書かせてもソツなくこなす浅田次郎の実力が遺憾なく発揮されている。竹久夢二、森鴎外、永井荷風など明治大正を飾った文化人の稗史も楽しいが、一番のお気に入りはあっと驚くミステリー仕立ての「共犯者」。巻四「昭和侠盗伝」も読む。

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    2018年04月22日
  • ペンの力

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    予備知識のなさを痛感。こんな視座があることを知られて良かった。

    ペンの力は、言葉の力、発言の力にも読み替えられる。そればかり考えていた頃を思い出した。

    ペンの力が押さえ込まれた歴史を、教科書で見てきたが、今はどうなんだろう。
    今のペンの力はいかほどか。

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    2018年04月16日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    天切り松 巻の二。江戸の義侠が大正の世に蘇る表題作「残俠」のほか、目安の安吉、百面相 書生常、玄の前のおこん、黄不動 栄治がそれぞれ主役を務める 4短編など8編を収める。

    さすがにマンネリの様相を呈してきてはいるが、小気味良い下げとお涙頂戴のメロドラマは健在。近いうちに巻三「初湯千両」も読もう。

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    2018年04月02日
  • 壬生義士伝 1

    原作に忠実

    原作に忠実なのかとおもったけれど、何か原作とはちがう印象でした。良くも悪くも原作とはちがう。

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    2018年03月20日
  • 霧笛荘夜話 新装版

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    読んでるうちにいつの時の話をしているのかふとわからなくなり、眉子が死んでからの話のはずなのに地上げの時はまだ生きている。物語の初めから眉子とカオルになるまでが何だか雰囲気が違い過ぎてびっくりでした。

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    2018年03月11日
  • 中原の虹(2)

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    西太后がついに終わりの時を迎え、幼子を新たな皇帝に指名。張作霖、袁世凱、春児、春雷、そして日本で暮らす梁文秀は。

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    2018年03月03日
  • 姫椿

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    浅田次郎の短編集も読んでみたいなあと思って読んでみた。


    時代物長編を呼んだあとだと、同じ人が書いたのかな?と思うくらいなんか違う。
    違うんだけれど、こういうのが描きたかったかな、と感じた。泣けるもの、ではなくって全く別のタイプの小説、つまりこちらがわが本来の浅田次郎そのものなのではないかと。

    正直主人公たちの感性が古くて、現代じゃないなあ感プンプンで首をひねることもおおい作品群でしたが、高度成長期からバブル期を過ごしてきた年代にはドンピシャかと思う。
    その分、おそらくそれ以後の人にはわかりづらい部分が多いんじゃないかな。

    これは読む年代層を選ぶ短編小説集かもしれない。

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    2018年02月22日
  • 中原の虹(1)

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    身よりなく、馬賊として頭角を現す張作霖。その張作霖に見いだされて仲間に加わった李春雷。春雷は、貧しい親、幼い兄弟を捨てた過去をもつ。その幼き弟が、春児。清朝が落日を迎える間近。2巻以降、物語がいよいよ動き始める。

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    2018年02月21日
  • 神坐す山の物語

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    奥多摩の御嶽山にまつわるちょっとした怪異譚。代々神官を務める家で起きた不思議なこと。良いということはわかっていても眠気を誘われてしまう本があります。敬愛する浅田さんの作品にもいくつかそういう作品があり、これも私にとってはそう。子どもたちを寝かしつけるために語られる話などは、眠くなったら寝たらええという伯母さんの言葉に、私が寝てしまいそうに。特にお酒を飲みながら読むと、心地良すぎる話に睡魔が。飲んだら読むな、読むなら飲むな(笑)。とはいうものの、この一行にやられて目が覚めるというところがあるんですよねぇ、浅田さん。

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    2018年02月16日
  • 神坐す山の物語

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    ネタバレ

    なかなか興味深い内容だった。と思ったら浅田さんの体験談とは。神さんとか不思議体験とか好きだから、読んで良かった一冊でした。神秘的な、日本的な話は良い。

    子供の頃、隣の学校に狐に憑かれたという子がいたけど、あの子は元気かなー?

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    2018年02月13日
  • 輪違屋糸里(下)

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    関西弁が全編に出てくるのでちょっと感情移入はしずらいかも。
    だが、女の立場からみた新選組ということで、壬生義士伝とセットというのはそうであろう。
    百姓と武士というテーマも深い。
    「京都花街の経営学」という本を同時期に読んでいたのが、運命的に感じた。
    一度京都にいってみたいものです。

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    2018年02月10日
  • 神坐す山の物語

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    奥多摩・御嶽山の神官屋敷で語られる夜話。
    浅田次郎さんがお母様のご実家で体験したことに、部分的脚色を加え、この作品を作られたらしい。
    書店の平置きで目にとまり、予備知識もないままに買ってしまった本だった。

    神が起こした奇蹟を、おとぎ話風に語るとか、
    オドロオドロしい恐怖の怪談話とかが書いてあるのかと思っていたので、想像していた感じとは違っていて、ちょっと戸惑った。

    そう。この本は脚色された所が分からないのである。
    ただ、淡々と語られる昔語り。
    神は神としての威光を押し出さず、ただ存在する。
    過度な脚色がなされていないためか、作中の出来事を自然と受け止められる。


    作品に派手さは無い。

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    2018年02月08日
  • 霧笛荘夜話 新装版

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    1回読んでたわー。
    やーらーれーたー。

    「新装版」て見たときにムム・・・って思ったんだよな。
    でも、まさか、と。
    おそるべし「新装版」マジック。

    しかも、半分ぐらい読んで気づくという。

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    2017年12月25日
  • 中原の虹(1)

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    浅田先生は天才だ。見てきたかのようなリアルさ。まだまだ続きがあると思うとわくわくする。
    ただ、毎ページごとにある中国読みのフリガナが煩わしく感じる。内容も濃いので2巻は軽めの本を読んでからにしようと思う。

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    2017年12月06日
  • ブラック オア ホワイト(新潮文庫)

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    読み始めは多少古い感じの印象があったが、読み進めるうちにしっかりとした文章と言葉の表現、漢字の表現の深さに感心した。
    ストーリー展開も巧みではあったが、最期の締め括りがどうもすっきりしない。何かしらの結末を作らなければならないとは思うが、これでは無かった感じがする。

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    2017年12月05日