浅田次郎のレビュー一覧
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ネタバレ著者・浅田次郎の若かりし時代を振り返ってみた、自伝的小説?という感じでしょうか?ふむう、当時の東京の若者は、ザックリと、こんな感じで、生活していたのか?という雰囲気が、ザックリ、うむ、感じられた、ような気がします。気がする。
で、気がするのですが、うーむ。すみません。それほど、こう、読んでいて、グッと来た!とか、そういった事がなく、、、すみません。淡々と、読み終えてしまいました。うむ。本当に失礼な表現になってしまいますが、「可もなく不可もなく」という、、、感じ?
ちょっと前に読んだ、同じ浅田次郎さん著作の「壬生義士伝」は、ウルトラ面白かったのですが、こちらは、、、ごめんなさい。あんまり、ハ -
Posted by ブクログ
第43回大佛次郎賞受賞作品。戦争を背景に、その時代を生きた人たちの短編集。
直接のメッセージはないものの、筆者の戦争に対する思いが伝わる作品。
■帰郷
玉砕したと思われた復員兵の独白
妻と子供に会うために故郷に戻った復員兵が見たものとは?
■鉄の沈黙
ラバエルから高射砲の修理に来た修理工
そのまま、戦地にとどまって、アメリカを迎え撃つ
■夜の遊園地
戦後、夜の遊園地で客引きをする男
お化け屋敷から出てこない親子を探しにいって見たものとは?
■不寝番
自衛隊員と兵士の時代を超えた不思議な交流
このファンタジーは哀しくなる
■金鵄のもとに
ブーゲンビルを生き延びた兵士がそこで経験したこと -
Posted by ブクログ
戦争によって、翻弄されていった人たちを描いた作品。全6章で、一つの章が程よい量になっていました。
テレビドラマは何回も拝見していて、それで読んだ気になっていました。会社の方からおススメということで、今回が初の浅田作品でした。
難しい言葉が多く、なかなか想像しにくい部分もありましたが、戦争の悲惨さは伝わりました。
フィクションではあるものの、こういう人たちが戦争の時代に生きていたと考えると、何ともやりきれない気持ちでもありました。戦死者一人一人に人生があって、ちゃんと生きていたということを表すためにも過去の戦争を忘れていけないなと思いました。戦争文学ですが、想像するような衝撃的な映像が飛び交うの -
Posted by ブクログ
浅田次郎が90年代に書いた競馬エッセイ。登場する馬の名前が多少古かったり、JRAの馬券の種類が現状よりも少なくて、多少違和感を感じる部分もあるが、競馬の見方・考え方には納得できる部分が多い。
作家に競馬好きが多いのは何故か。おそらく机に向かって文章を書くという地道な仕事のストレスを開放するには、競馬のようなアウトドアで、観客が一体になって興奮できるスポーツが合っているのかも。
彼は作家になる前から競馬をやっていて、競馬歴30年以上の大ベテランですが、これくらいになると自分のスタイルを確立しており、一言一言がとても参考になる。真似はできなくても、その考え方に学ぶところは多い。