浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3巻、冬です!
本巻も一気読み出来る面白さではあったけれど、夏・秋には劣るかなあ。
まりあ様と黒田の掛け合いには爆笑したし、全員B型にも笑った。。それでいて冬の巻に相応しくしっとりと、たびたび命について考えさせられるところはじーんとしました。
ですが、最後に清子を雪に埋めて自殺をさせようとする木戸の心理が全く理解ができず、(展開的に助かるだろうことは分かっていたとはいえ)なんだかとても不快。
木戸のDV、ホントに勘弁して欲しい、そのせいで爽快感や感動が全部吹き飛びます。
一般的な読者は嫌悪感ないのかなあ・・・
うちの夫はそれに腹が立ち、夏の途中までしか読めなかったです。(秋はDV -
Posted by ブクログ
第43回大佛次郎賞受賞作品。戦争を背景に、その時代を生きた人たちの短編集。
直接のメッセージはないものの、筆者の戦争に対する思いが伝わる作品。
■帰郷
玉砕したと思われた復員兵の独白
妻と子供に会うために故郷に戻った復員兵が見たものとは?
■鉄の沈黙
ラバエルから高射砲の修理に来た修理工
そのまま、戦地にとどまって、アメリカを迎え撃つ
■夜の遊園地
戦後、夜の遊園地で客引きをする男
お化け屋敷から出てこない親子を探しにいって見たものとは?
■不寝番
自衛隊員と兵士の時代を超えた不思議な交流
このファンタジーは哀しくなる
■金鵄のもとに
ブーゲンビルを生き延びた兵士がそこで経験したこと -
Posted by ブクログ
戦争によって、翻弄されていった人たちを描いた作品。全6章で、一つの章が程よい量になっていました。
テレビドラマは何回も拝見していて、それで読んだ気になっていました。会社の方からおススメということで、今回が初の浅田作品でした。
難しい言葉が多く、なかなか想像しにくい部分もありましたが、戦争の悲惨さは伝わりました。
フィクションではあるものの、こういう人たちが戦争の時代に生きていたと考えると、何ともやりきれない気持ちでもありました。戦死者一人一人に人生があって、ちゃんと生きていたということを表すためにも過去の戦争を忘れていけないなと思いました。戦争文学ですが、想像するような衝撃的な映像が飛び交うの