浅田次郎のレビュー一覧

  • 新装版 お腹召しませ

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    幕末から明治初めの武家社会を舞台にした短編集。短編には、それぞれにエッセイが収録されている。
    それを読む限り、この小説は、著者のお祖父さんが、話して聞かせてくれた話を元にしていて、フィクションでありながらも、ある部分ではノンフィクションのような。
    短編でサクサクと読め、簡潔に話が終わるのは、それでそれで読みやすく面白かったが、もう少し長い話として読んでみたいと思った。

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    2020年11月23日
  • マンチュリアン・リポート

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    本作といい『珍妃の井戸』といい、
    このシリーズ幕間の作品は他国の侵略という目線が大いに採用された中国近代史になっています。
    そのぶん日本人としては読むのが辛い……

    これはフィクションだから史実と混同してはいけないのだけれども、
    フィクションは時に史実より雄弁にわたしたちへ語りかけてくるなあと、それが文学の力だなとこの頃思います。

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    2020年10月10日
  • アイム・ファイン!

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    浅田次郎のエッセイ本です。
    小説の中でも「壬生義士伝」は個人的好きな小説ランキング上位ですが、著者の書籍はハズレもなく好きな作家のひとりでもあります。
    風体から勝手に落ち着いた感じのいいおじさん、というイメージを持っていましたが、違いました。

    ラスベガス通いのギャンブル狂?、クルマ好きのスピード狂?、元はリーゼントなど、ものすごくヤンチャな人なのだとわかりました。
    人となりを知ることができるエッセイですので、著者に興味がある方にお勧めします。

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    2020年10月05日
  • 神坐す山の物語

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     作者が幼いころに見聞きした、母方の実家である奥多摩の神社にかかわる怪異譚。
     御師が’穢れ’と呼んだ理由にぞわっとする「兵隊宿」、心を衝かれた「見知らぬ少年」など七編。

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    2020年09月25日
  • 竜宮城と七夕さま

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    浅田さんの好きなエッセイの一つです。あまり飛行機に乗る機会がなくてリアルに読むことはなかなかないのですが、少ないページ数の中にクスッと笑える要素が詰まっていて少しホッとします。

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    2020年09月12日
  • 蒼穹の昴(3)

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    シリーズ3作目。

    レビューを書くのを忘れて数ヶ月放置。。。

    この作品、うろ覚えの記憶で薄いレビューを書きたくない。
    かといってレビューのためだけに再読するには、やや重い。

    というわけで、今回は感想なし。

    ★4つ、7ポイント半。
    2020.5.15頃。新。

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    2020年08月21日
  • 夕映え天使

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    ネタバレ

    いつもの雰囲気を持った短編集。最後の一話は浅田次郎本人の自衛隊に入隊する経緯を描いているようで興味深い。

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    2020年08月15日
  • かわいい自分には旅をさせよ

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    中国の清王朝が好きなので清のことが少しでも書かれているならばと読んだ一冊。実際清に関する部分は一部です。蒼穹の昴とプリズンホテルが同時進行で執筆されていたとはびっくり。浅田さんの小説は物語の展開に加えて膨大な情報量と知識の深さが凄いと感じますがエッセイを通じて浅田さんがどのような方でどうしてあのような小説が書けるのか納得できた気がしました。

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    2020年07月28日
  • プリズンホテル 3 冬

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    3巻、冬です!
    本巻も一気読み出来る面白さではあったけれど、夏・秋には劣るかなあ。

    まりあ様と黒田の掛け合いには爆笑したし、全員B型にも笑った。。それでいて冬の巻に相応しくしっとりと、たびたび命について考えさせられるところはじーんとしました。
    ですが、最後に清子を雪に埋めて自殺をさせようとする木戸の心理が全く理解ができず、(展開的に助かるだろうことは分かっていたとはいえ)なんだかとても不快。
    木戸のDV、ホントに勘弁して欲しい、そのせいで爽快感や感動が全部吹き飛びます。
    一般的な読者は嫌悪感ないのかなあ・・・
    うちの夫はそれに腹が立ち、夏の途中までしか読めなかったです。(秋はDV

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    2020年06月30日
  • ブラック オア ホワイト(新潮文庫)

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    ネタバレ

    商社マンが見る夢の小説。黒い枕を使うと悪い夢、白の方だとよい夢を見るのだが、国や時期を変えながら話が進む。だんだん訳が分からなくなって夢を見ているような感じになる。

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    2020年06月26日
  • 椿山課長の七日間

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    ネタバレ

    おじいちゃんが格好よかったねぇ。元やくざさんもすっげー温かい、子分思い。掟は破っちゃったけど、周りの誰もが幸せになった。椿山課長は、自分が納得いかなくて色々知ることで反省もして、何だか最後まで情けなかったけど、すごく人間らしかった。天国に行かれるんだろうね。

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    2020年06月14日
  • わが心のジェニファー

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    プロポーズ承諾の条件に
    「日本にひとり旅に行く」と言い渡されたアメリカ人の青年ラリー

    日本の技術に度肝を抜かれ
    京都の美しさに感動し・・・
    日本各地を旅しながら人と出会い

    最後にたどりついた釧路で待っていたものは。。

    アメリカ人から見た日本ってこんな感じなのかなと
    面白く読んだけれど
    ラストはちょっと強引かなぁ

    こんな都合よく偶然ってある?? な感想

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    2020年06月09日
  • 勝負の極意

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    大きく2部に分かれていて、前半は自叙伝的な内容、後半(といっても本の2/3くらいを占めていますが・・・)は競馬のお話し。

    著者は自身を「プロ」と呼ぶほどの勝負師で、競馬歴は長く、「運」「投資金額」「予想」などなどについて、経験に裏打ちされた哲学を、お上品なかたたちは眉をひそめてしまうような言葉遣いをちりばめながら披露しています。

    また、昔の競馬場の様子や市井の人々の様子がユーモア溢れる表現で描かれており、一気に読んでしまいました。

    ギャンブルに抵抗がある人は無理かもしれませんが、抵抗のないかたは存分に楽しめるかと思います。

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    2020年05月06日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    場所はラスベガスのカジノ‼ひょんな巡り合わせからジャックポッドに3人の運命が交錯する❗何も考えずにのめり込んで読める内容はさすがの一言。読み終わったあとラスベガスにいきたくなること間違いなし✨

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    2020年04月28日
  • 一路 (上)

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    参勤交代で中山道を江戸に向かう架空の旗本一行の道中を描く小説。最初は文体に慣れず、なかなか国元を出発しないなあとイライラするが、次第にそれにも慣れ、登場人物が頭に入ってくると俄然面白くなった。

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    2020年04月26日
  • 一路 (上)

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    父の急死により、参勤交代供頭を勤めることになった小野寺一路。
    だが、話はとんでもない方向へ進んでいく。
    参勤交代は、無事に江戸まで辿り着けるのか。
    笑いも涙もごちゃ混ぜにの浅田節全開のストーリー。

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    2020年04月18日
  • 見知らぬ妻へ

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    8つの短編集。
    ありきたりの夫婦の話だと思ったら、あまり身近でない夜の盛場が舞台だったりちょっと特殊な関係の人間模様だった。共感する話ではないけれど知らない世界が垣間見れた。

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    2020年04月02日
  • 霞町物語

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    ネタバレ

    著者・浅田次郎の若かりし時代を振り返ってみた、自伝的小説?という感じでしょうか?ふむう、当時の東京の若者は、ザックリと、こんな感じで、生活していたのか?という雰囲気が、ザックリ、うむ、感じられた、ような気がします。気がする。

    で、気がするのですが、うーむ。すみません。それほど、こう、読んでいて、グッと来た!とか、そういった事がなく、、、すみません。淡々と、読み終えてしまいました。うむ。本当に失礼な表現になってしまいますが、「可もなく不可もなく」という、、、感じ?

    ちょっと前に読んだ、同じ浅田次郎さん著作の「壬生義士伝」は、ウルトラ面白かったのですが、こちらは、、、ごめんなさい。あんまり、ハ

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    2020年03月11日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    シリーズ四作目で時代は、大正から昭和へ。
    五作の短編のうち、四作は戦争絡みと、少し興醒め。
    だが、『惜別の譜』『王妃のワルツ』は、読む価値あり。

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    2020年03月06日
  • 帰郷

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    第43回大佛次郎賞受賞作品。戦争を背景に、その時代を生きた人たちの短編集。
    直接のメッセージはないものの、筆者の戦争に対する思いが伝わる作品。

    ■帰郷
    玉砕したと思われた復員兵の独白
    妻と子供に会うために故郷に戻った復員兵が見たものとは?

    ■鉄の沈黙
    ラバエルから高射砲の修理に来た修理工
    そのまま、戦地にとどまって、アメリカを迎え撃つ

    ■夜の遊園地
    戦後、夜の遊園地で客引きをする男
    お化け屋敷から出てこない親子を探しにいって見たものとは?

    ■不寝番
    自衛隊員と兵士の時代を超えた不思議な交流
    このファンタジーは哀しくなる

    ■金鵄のもとに
    ブーゲンビルを生き延びた兵士がそこで経験したこと

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    2020年02月01日