浅田次郎のレビュー一覧
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2001年の単行本なので、16年後に読んだことになる。
既に90件のレビューも有るのでメモ程度に。
・1970年代の自衛隊を舞台としている。
・"戦後"を引きずっており、鉄拳制裁当たり前。苛めは
今でも有るらしいが...。
・作者の浅田次郎氏が、自身の経験談を踏まえて書いた作品(つまり同年代に自衛隊にいたわけだ)。
・殺伐としながらも時代の流れに取り残されたような切ない
小作品から始まり、段々と殺伐さ熱さを増し、次に整然
としつつも暖かさを感じさせる。
・かみさんが持っていた本で、自分なら選ばなかった本だと
思う。その分、新鮮だった。
この作家の本も、実 -
Posted by ブクログ
ネタバレ雨宿りのお礼にと誘われた降霊会で、忘れようとしてもいつもどこかに残っていた幼き頃の友への後悔と青春時代の恋と向き合うことに。
戦後復興の時代の格差社会。裕福で善良な家族に囲まれて育ったゆうちゃんが出会った陰鬱で口数の少ない恵まれない境遇のキヨ。帰る方向が同じだから友達になったけれど、子供ながらに感じるキヨとの差異。あの時自らも幼い自分に何かが出来たのだろうか。
キヨとの話はとてもやるせなくて、霊と語ることで、ゆうちゃんがどう思うのか気になり引き込まれました。
後半はゆうちゃんの学生時代の恋愛の話。学生運動がどんなものか分かりませんが、その時代なりのかっこよさのようなものを押し付けた自分勝手 -
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連作短編。
【残侠】・【切れ緒の草履】
・・・“侠”と書いて“おとこ”と読む(笑)。腕っぷし抜群のドン・キホーテか。
【目細の安吉】
・・・親分格好良し♪
【百面相の恋】
・・・その後の二人がどうなったのか。
気になり過ぎる!!!!!!!
(ほか、略)
シリーズものの短編周を2冊たて続けに読むと・・・(つまり、同一世界観の物語を、ほんの数日で10編以上読むことに)・・・さすがに食傷するということに気がつけた(苦笑)。
好きなシリーズとなったことには違いが無いので、少し間を開けてからまた、続巻を読もう。
★3つ、7ポイント半。
2016.11.18.古。 -
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「蒼穹の昴」から連綿と続く中国シリーズの、目下最終巻。張作霖爆殺事件の真相を探る歴史ミステリーの体裁をとってます。
昭和史の闇に対する浅田氏の見解、という視点で読めばなかなかに面白いのですが、清朝末期のありのままを壮大かつ意外な切り口で世に出した本シリーズのラストがこれか、と思うと正直…。きかんしゃトーマスとトップハム・ハット卿の漫才が始まった時には本当にどうしようかと思いました。
西太后、光緒帝、李鴻章、袁世凱にトーマス・バートン…魅力的なキャラクターが軒並み退場してしまうと、こんなものなのでしょうか。そして史了どこ行った?ずっと読み続けてきてこの結末は、寂しさを禁じえません。
「蒼穹 -
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シリーズ第5巻の「ライムライト」を本屋で手に取り、あれ、これも読んでないはずと買ったのだが。
主人公の天切り。前にも偉い軍人の家の天切りは読んだな。語り口は面白いけど、少々マンネリかななどと思ってたら。
「日輪の刺客」「惜別の譜」。ダメじゃん。読んでるよ、コレ。
その後も、読んでるんだけどなあ~。でも、この後の展開が全然思い出せない、という情けない読書になった。
金モール下げた参謀達が陸大で軍事しか習っていない、新聞も雑誌も読まないとか、2.26事件の当時、世間はアメリカかぶれが流行だったとか、へ~と思う処があった。著者の「メトロに乗って」とか小林信彦さんの本にもあったけど、本書の立て板に