浅田次郎のレビュー一覧

  • 憑神

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    ネタバレ

    最初は貧乏神やら厄病神やらが出てきて、主人公がアップアップするコメディだったのが、後半は武士道精神を貫く漢の話になっていって、勝海舟やら榎本武揚とか、実在の人物も出てきて、何やらかんという感じですが、爽やかな読後感でありました。

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    2022年08月08日
  • 天子蒙塵 1

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    婉容と文繍に以前から興味があったので読んでみた。婉容の描き方は辛辣な感じもしたが、一つの見方として知ることができたこともあり、興味深かった。

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    2022年07月26日
  • 降霊会の夜

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    戦後に生まれ、東京の裕福な家庭に育った男性が、ひょんなことから降霊会に誘われ、過去と向き合う話。降霊会というと突拍子もないように思えるけれど、終戦から高度成長期までの時代のリアルな空気、当時の東京で裕福に育った若者達の在り様など、読み応えがあった。
    個人的に、終わり方がいまいちしっくりこないような気がして残念だった。

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    2022年07月04日
  • 夕映え天使

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    哀愁漂う6つの短編。この中では「夕映え天使」が1番好き。惚れていたことに気付くも、どうにもならない無力感。

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    2022年06月26日
  • 珍妃の井戸

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    蒼穹の昴の外伝!

    蒼穹の昴で登場した人々が義和団事件の最中に殺されたとされる珍妃の井戸事件の真相を語る!

    しかし、証言者達の証言は、ことごとく食い違う!?

    果たして珍妃を殺めた犯人は誰なのか?


    関連して、読む前に『蒼穹の昴』はさることながら、松岡圭祐さんの『黄砂の籠城』と『黄砂の進撃』を読むと登場人物達の相関図が立体的になります!


    【義和団事件について考えて思う事】
    あくまでも個人的な意見ではありますが、清国にアヘンを持ち込んだイギリスという国家、アジア諸国を植民地支配していた欧米諸国、世界に混乱と争いを巻き起こす耶蘇教の人々、そんな西洋文明に憧れる私達の国を思うと辟易とします・

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    2022年06月18日
  • 椿山課長の七日間

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    ネタバレ

    なんか悲しい。
    いい人ほど幸せになれない。

    登場人物が、いい人で逆境に折れることなく前向きな姿に心打たれるが、人の幸せを願い行動できる人ほど幸せに見えない。でも、彼らは自分の幸せよりも自分の愛する人の幸せを願える人たちだから、自分が犠牲になったとしても他人から見たら幸せではない現状なのに満足そうに笑っている。

    幸せの形って人それぞれなのか、と考えさせられる本。
    登場人物の人たちがみんな、他人を大事に思えてる人で、うまくいかなかったことも誰かのせいにするより、自分に振り返って考え直すところがまたいい人加減を倍増。でも、生きていればまた違った選択肢なのかな?自分はもう愛する人に何もできないから

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    2022年06月14日
  • 輪違屋糸里(下)

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    新撰組土方歳三に愛された島原の大夫、糸里が悲しくて、強く女の道を生きていく物語。途中少し進まない部分があったが、一人称になると勢いがあった。

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    2022年06月06日
  • 夕映え天使

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    一番最後の「樹海の人」を読んだとき、村上春樹さんの、題名は「鏡」だったと思う、短編を思い出した。夜の校舎だったかで、壁の鏡に自分がうつっていたが、その表情がものすごい憎しみの表情で、怖くなって持っていたバットで鏡を割ったが、後でその場所に行ってみたら鏡などなかった。「樹海の人」は未来の自分が世をはかなんで樹海で自殺しようとするのに出くわしたと信じるようになった。自分は何のために生きるのか、自分とは何者なのか、自分自身の存在意義を考えさせられる。

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    2022年06月04日
  • 絶対幸福主義

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    幸せ(あるいは幸福感)とは何かというのは、古今東西いろいろな議論があるところだが、やはり「足るを知る」が真理と言う人が多いようだ。持っていないものを求めてあれがない、これがないと言うのではなく、持っているもの(健康だとか、三度三度の食事だとか、家族の笑顔だとか)に感謝をし、楽しむことが幸せの要諦。とかそんな話から始まって、浅田次郎得意の競馬談義、ラスベガス談義と続いて最後は手遊び風の時事エッセイまで蛇足が続く。第一章だけ抜き出して本にした方がいい気がする。

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    2022年05月15日
  • 見知らぬ妻へ

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    浅田次郎の短編集。
    この小説は過去と現在が逡巡する。自分が意図していないことに直面する、そんな過去を繰り返して現在がある。
    私達がいま目の当たりに幸せ/不幸せも実は凄く脆いもので、しばらくすると全く変わっているかもしれない。
    そんな当たり前のことを今一度認識させてくれる一冊。

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    2022年05月01日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    いまや世界的大企業へと発展した会社の創業者・小沼佐吉。家庭でも暴君だった佐吉の次男である小沼真次は幼いころ、兄がくり返した佐吉への反発をよく目にしていた。しかし、その反発がこじれて兄が自殺を遂げてしまったことを機に、真次の父親への反感は決定的なものとなる。大人になっても親の会社を継ぐことはなく、地下通路の一角に事務所を構える小さな会社で働く真次。そんな彼は、ある日、高校時代の書道の先生だった野平と偶然出会うことになる。その出会いのときをきっかけにするように、彼は時間を超える経験を幾度として、本当の父親の人生を知ることになっていく。

    1994年の作品です。崩壊したバブル景気の毒々しさの名残が色

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    2022年04月05日
  • 夕映え天使

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    この作品を批判する気は毛頭ない。
    でも、書店でこの作品を買おうと思ったのは帯に「泣かせの浅田次郎史上最多涙小説!」と派手に書いてあったから。
    それなのに、私は6編のうち1つも泣けなかった。

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    2022年03月10日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    再読。
    のはずなのに、全く覚えておらず、読んでなかったのかもしれない。それはともかく、胸がきゅーんとなった。
    みちこさん、それはあんまりだ…。
    自分が登場人物の一人だったら、どうだったかと考えると、ため息しか出ない。
    生まれ落ちた時代、環境で、とにかく生きるしかなかった人々。生きのびるために、手段を選んでいられないことも。
    重苦しい気持ちになったけれど、読めてよかった。

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    2022年02月28日
  • 君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい

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    著者の生い立ちや子供の頃のエピソード、競馬への思いが描かれている。
    物心ついた時からいかに書くこと、読むことが好きだったか。
    けれども日の目を見るまでに時間がかかった事などが書かれていて、浅田次郎のエッセーといえば近年のものしか読んでいなかった私としては若かりし頃のエピソードが新鮮でした。

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    2022年02月27日
  • 夕映え天使

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    ネタバレ

    三十代の女です。
    帯の煽り文句のように泣くことはおろか涙ぐむこともなく、共感することもあまりなかったです。ただ、読み終わってから思い返すことが多い小説でした。

    特に印象的だったのは、地球最後の日を描いた『特別な一日』でした。たった一日にフォーカスを当てることによって、彗星の衝突が避けられないと知ったときのことやこの三年をどう生きようかと苦悩したであろう人々の思いを想像する余白があり、たくさんの登場人物に思いを馳せることができました。
    ひとりぼっちで世界の終わりを受け入れる方もいるようで切なく思いつつも、この一日こそがその人の生き方の集約のように思えたりもしました。でも、人生をそんな一日ごとき

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    2022年02月21日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    兄が死んだあの日へ…地下鉄の駅の階段を上がったら、そこへいた。
    兄を助けられるかもしれないと…
    あの日から家族には亀裂が入り、やがて傲慢な父に耐えかねて家を飛び出した真次は、地下鉄で過去に戻ることを愛人のみち子と共に辿る不思議な体験をする。
    過去を遡るうちに出会う人たちの強さ。
    そして若かりし父に何度も出会う。
    ずっと憎んできた父。そして母との人生を知る。
    そして…最後に知る残酷な運命が…

    2022.2.19

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    2022年02月20日
  • プリズンホテル 2 秋

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    季節は秋となり、警官が慰安旅行としてプリズンホテルにやってくるところから物語が始まる。

    仲蔵の親分を中心に、大スター真野みすず、うだつが上がらないまま定年を迎える警官ナベ長の絡み合った過去が明らかになる。主人公はしばし蚊帳の外に。

    他の登場人物の過去と現在の二軸で深堀がなされた一冊。

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    2022年02月19日
  • 月のしずく

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     有名な「ラブレター」でも涙を搾った浅田次郎。女性の心情すらおてのもの、なはずが、微妙にズレているように思う。特に表題作『月のしずく』はどうなの?ファンタジーと言われればそれまでなんだけれど。

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    2022年02月09日
  • 夕映え天使

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    いくつかの短編で構成された小説

    時代背景の匂いがしてきて、没頭するとこが出来た。

    あとがきにもあったように浅田次郎が三島由紀夫の自死を経て自衛隊に入隊したのは知らなかった。

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    2022年01月31日
  • 夕映え天使

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    「最多涙小説!」

    うーむ。
    泣けない。。。

    時代背景の古さや、
    登場人物の年齢などから、
    感情移入できない。

    この本だけでなく、
    浅田次郎が合わないのかも。

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    2022年01月30日