浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(4)

    Posted by ブクログ

    張作霖が力をつけて、北方の主から中国全土をとりにいく直前までの動乱の時代を描いてます。いろんな重要人物が有象無象の思想を持って滅びゆく清国の次の国を建てようとしてます。
    西太后や袁世凱はあえて悪役になってでも、列強から支配されないよう、中国内部から次の為政者が出ることを望み行動してます。なので、現在の悪女やらの評価とは違う描き方です。それは作家の描き方の違いなので、こういう解釈もありだなあと思いながら読んでました。経緯もすごくわかりやすくて勉強になります。
    ただ龍玉という創作(これを持つものに天命がある)部分が蒼穹の昴より多い気がして、読むのに少し疲れる…この辺は好みなのですが私には合わないか

    0
    2022年12月02日
  • 蒼穹の昴(2)

    Posted by ブクログ

    文秀は官吏として、春児は役者として、各々の道を歩み始めていく様子が描かれる。ほかの登場人物にもスポットが当たるので、飽きずに読めた。

    西太后は意外と人間くさいことがわかった。可愛らしい面も見えたりして。理解できない部分もありつつ、憎めない気持ちになってきた。

    白太太の新しいお告げや龍玉の話、玲玲のエピソードなど、どれも気になる展開。これらがどう絡まって話が展開していくんだろうと思うと、ワクワクしてくる。

    ただ、昔から薄々勘づいてはいたことだけど、やっぱり歴史物はあまり得意ではないみたい。読めばストーリーに惹かれてそれなりに楽しくは読めるものの、どっぷりのめり込めないんだなー。しかも今回は

    0
    2022年11月29日
  • 終わらざる夏 下

    Posted by ブクログ

    知らない史実でした。メタファーとなる物語、夢の連結、私は上野駅が一番印象に残りました。丁寧な本でした。

    0
    2022年11月28日
  • 天子蒙塵 1

    Posted by ブクログ

    蒼弓の昴から読んでるシリーズですが、うーん一巻だからかなぁちょっと何が言いたいのかよくわからない…。相変わらず名前の読み方が覚えられなくて、ルビふってる箇所まで度々戻ってまたこんがらがる。二巻にいく前に再読した方がいいかなぁ。

    0
    2022年11月24日
  • 憑神

    Posted by ブクログ

    貧乏神、疫病神、死神に憑かれてしまった武士が幕末の江戸の凋落の中で武士道の真髄に気づき、新しい世の中の礎になる覚悟を決める、っと書くと固い話のようだが浅田次郎らしい読みやすい文章になっている。非現実な憑神が登場する一方で勝海舟榎本武揚、徳川慶喜を登場させ史実と重なった話になっており面白かった。

    0
    2022年11月06日
  • 珍妃の井戸

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    蒼穹の昴の続編。光緒帝の寵愛を受けた珍妃が誰に殺されたか。7人の登場人物によってそれぞれ語られる。
    光緒帝が言うのが真実であれば、列強に清(珍妃)が殺されたという示唆になるのかな。歴史的には西太后のようですが、この本でもそれは読者にお任せというスタイルでした。

    0
    2022年10月31日
  • 新装版 お腹召しませ

    Posted by ブクログ

    幕末志士達の短編集です。お家騒動・人情噺等々、浅田次郎お得意のストーリー展開で楽しめました。
    章毎に作者のエピソードが入り、これが意外と面白い。どういう経緯で描いたのか、ある言葉から小説仕立てにする流れ等の浅田次郎の考え方が少しわかります。
    浅田次郎は、昔は相当なワルだったんですね。これは知りませんでした。

    0
    2022年10月14日
  • 蒼穹の昴(3)

    Posted by ブクログ

    群像劇なうえに、どの人物の心情もしっかり描かれ過ぎているので、それがかえって中途半端に感じてしまうのが残念。
    誰をも平等に描くというのは、文学の盛り上がりという点では難しいものなのだな…と思いました。

    最後のほうで春児が宦官仲間に本当に慕われているシーンは、気高く生きることの大切さを感じたし、やるなら徹底的にここまで無欲にやらなければ、他人には伝わらないのか…とも感じました。

    玲玲ちゃん。
    報われるといいね。
    ある意味、文秀さんも良い人過ぎるんだよ。

    0
    2022年10月08日
  • シェエラザード(上)

    購入済み

    浅田次郎らしい作品

    良い意味でも悪い意味でも浅田次郎らしい作品。
    どの作品にも言える語り口のうまさ いわゆる浅田節 はこの作品でもあちこちらでうたわれていて それはそれでよい。
    しかし 登場人物の性格の書き込みがやや類型的であったり、ストーリ構成が冗長であるように感じられたのが 残念。

    0
    2022年10月03日
  • プリズンホテル 3 冬

    Posted by ブクログ

    浅田先生は文章がうまいので好きな作家のひとりです。このシリーズも好きでした。しかし、今作はなぜかピンと来ませんでした。理由は自分でもわかりません。少し尻切れトンボ感があるからか、読後感が今一つでした。生意気かつ情緒できないな感想で申し訳ありません。

    0
    2022年09月22日
  • わが心のジェニファー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚の条件としてPC、スマホ無し3週間の日本旅行を命じられるアメリカ人ラリーの日本と自分探し物語

    前半は勘違いもありながら楽しい旅行記ですが、後半はラリーの重い人生観と、浮気性なアメリカ男に嫌気が……

    プロポーズを受け入れてもらうため、価値観を同じくするため日本に来ているのに、日本人女は抱くし、更に別の女性とまでそういう展開になりそうになる。2人目の女性は、地下街で知り合って仲良くなった小学生男子の母親
    アリエナイ

    こんな男からのプロポーズは受けなくていいと思います、ジェニファー

    0
    2022年09月22日
  • 月下の恋人

    Posted by ブクログ

    浅田次郎という人の抽斗の多さには、恐れ入ります。

    帯に「ここには心を包むドラマがある」とあるけど、決して「心温まる…」ばかりではない。
    義理人情やちょっと不思議系、中にはなにも提示されず読者の想像のみでストンと終わるもの(「黒い森」)など、ページを読み進めていくとアソートチョコのように次々に異なる味が襲ってくる。

    これまで、浅田次郎氏の作品を数多く読んできた。
    「椿山課長の七日間」から始まり「鉄道員(ぽっぽや)」「プリズンホテル」などの“人情もの”、「蒼穹の昴」シリーズ「輪違屋糸里」「一路」などの“歴史もの”、「日輪の遺産」「シェエラザード」などの“太平洋戦争もの”など、長編ではいつも圧倒

    0
    2022年09月17日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    作者の遊び心満載というか、はけ口と言うか、やれやれ案件でしたね。

    とんでもない金額の遊びゴゴロはこちらの脳も破壊してくれて良きかなと。

    0
    2022年09月14日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

    Posted by ブクログ

    江戸城無血開城を成功させるべく、ある侍の立ち退き説得を描く。

    六兵衛の謎が解けていってるようで解けていない。下巻が楽しみだ。

    0
    2022年09月13日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    一言も話さない主人公、六兵衛の正体に迫る下巻のはず・・・なのだが。

    話としては「あいつはこの御方ではないか」説が飛び交いまくるので、動きがあって面白い。

    ラストもなかなかに見せるシーンではあったが、やはり・・・なのがなんとも。

    0
    2022年09月13日
  • 蒼穹の昴(3)

    Posted by ブクログ

    シリーズ第三冊
    清朝末期、官僚として進歩派の先鋭となった文秀と、宦官として西太后の庇護のもと成功した春児。
    いよいよ新しい時代が始まるその中、幼馴染の2人の人生が交わり展開していく。

    0
    2022年09月08日
  • 王妃の館 上

    Posted by ブクログ

    今ね、あんまりこういうドタバタの気分じゃないんだけれど、しんどい本の隙間にって感じで手に取って、めまいの治らない日にほけ〜っと読む。

    オットを支える妻は素敵なのよ、えぇ、素敵。でもね…。

    パリの地図を見て、まだ行っていない場所だと確認。
    ショパンの墓とか、あっち側を次回行ってみるかという
    気づきのきっかけになったのはgoodですよ。

    0
    2022年09月05日
  • 夕映え天使

    Posted by ブクログ

    帯には「泣かせの浅田次郎史上、最多涙小説」とありましたが、自分の涙腺のポイントとは違っているようで、まったく涙は出ませんでした(笑)
    とはいうものの人生の哀愁を感じる物語

    6編からなる短編小説
    ■夕映え天使
    ■切符
    ■特別な一日
    ■琥珀
    ■丘の上の白い家
    ■樹海の人

    なんとも、驚いたのがSFチックな
    「特別な一日」
    退職を3か月繰り上げた高橋の、その退職の日の物語かと思いきや、最後はびっくり。

    また、
    「丘の上の白い家」
    はブラックな感じです。
    丘の上の白い家の少女に親友の清田を紹介したところ、しばらくして二人は心中したとのこと。
    その死の真相は?
    遺書のメッセージがブラック..

    「琥

    0
    2022年09月04日
  • 蒼穹の昴(2)

    Posted by ブクログ

    清朝末期を描いた歴史物。

    宦官となった春児、官吏となり政権の中央に進む文秀。
    春児の妹は、文秀の庇護のもと育てられる。
    西太后の譲位。巨大な官僚利権組織の中の権謀術数渦巻くスリリングな展開は、ややこしいが面白い。

    0
    2022年08月26日
  • 月下の恋人

    Posted by ブクログ

    この人の本初めて読んだけど、綺麗でちょっと不思議な本だった。表題作なんかはホラーなのかファンタジーなのか恋愛小説なのかどれも当てはまるような当てはまらないような物語。

    0
    2022年08月09日