浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ見てほっこりする親子の絆系かと思ったら全然違った
・面白かったけど30年前の小説を2026年に初めて読むと昭和育ちのおじさんの価値観はちょっとしんどかった(真次を父親似にしてるのはわざとだと思うけど)佐吉も真次も、さんざん女を振り回して最低だけど、そういう嫌な部分がそっくり親子なんだなと思った
・真次の家族ずっとかわいそう、親父に文句言うなら不倫するなよ~…
・お兄ちゃんが救われない、電話であんなこと言うべきじゃなかったのに
・真次が兄の自殺を目の当たりにしたとき「俺が何をした」って佐吉と同じ台詞吐くのこわい
・みち子目線の昔の地下鉄の描写がとても綺麗でときめきが伝わってきてそこだけ違う小説みたいだった
・全体的に「人に歴史あり」というかんじ。塹壕での佐吉かっこよくすらあった クソ親父なのにな
・岡さんいい人 ずっとそのままでいて
・不倫よくない -
Posted by ブクログ
浅田次郎さんの小説を読むのは「おもかげ」以来、6年ぶり。短篇六篇は、いずれも異なる味わいで、多才な作家さんだな、と改めて思う。
「夕映え天使」
表題作。正直読後感はあまり良くない。
鈴木純子(仮名)さんが住み込みの勤め先であるラーメン屋昭和軒を黙って出た理由は最後まで語られることはなく、死に様も何とも寂しい。もっとひとに甘えたらよいのに、と思ってしまう。男寡所帯に嫁候補となりうる女性が急遽住み込みで働くことになる、という降って湧いたような「幸運」の思い出にしがみつく、昭和軒の親子もカッコよくはない。けど、気持ちはとても分かる。
「切符」
少年が淡い思いを寄せる賃借人の若奥さんが引っ越す前後のお話。「三丁目の夕日」のような映像が頭に浮かぶ。
「特別な一日」
この作品が一番インパクトがあった。
定年退職の日の営業部長の一日。熟年離婚を言い渡させるのか?という、展開から一転して驚きのラスト。伊坂幸太郎の「週末のフール」を思い出すひとが多いのではないだろうか。(ネタバレに近い表現ですすみません。)
「琥珀」
定年退職間際の老刑事が、時効間近の指名手配犯を旅先で見つけて、大手柄となるはずが。。。
西田敏行さん追悼番組で観たひとが多いようなのであとで観てみよう。
「丘の上の白い家」
阿刀田高のブラックユーモア的作品。
結果的に嵌められた清田くんが何とも哀れ。
「樹海の人」
唯一、作者の経験談として語られる。小説というよりは長めのエッセイのような。