浅田次郎のレビュー一覧

  • 活動寫眞の女<新装版>

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    娯楽が映画からテレビに移る時代の話です。

    観たことがない古い映画の話がたくさん出てきましたが、時折、親切な解説が出てくるので、観てみたくなるほど興味がわきました。

    哀愁のあるせつない話で、いろんな捉え方のできる終わり方も良かったです。

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    2026年05月06日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    実家にあった本を読んだ。前回読んだのがたいぶ昔だったのであらすじを全て忘れていた。アムールが父親だとは。。入社して初めての上司がこの本を読んでいたので上司の顔が思い出された。父との思い出を思い返しながら読んだ。お時さんの『親っていうのは自分の幸せを子供に望んだりしない』は心に響いた。

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    2026年05月05日
  • 夕映え天使

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    浅田次郎さんの小説を読むのは「おもかげ」以来、6年ぶり。短篇六篇は、いずれも異なる味わいで、多才な作家さんだな、と改めて思う。

    「夕映え天使」
    表題作。正直読後感はあまり良くない。
    鈴木純子(仮名)さんが住み込みの勤め先であるラーメン屋昭和軒を黙って出た理由は最後まで語られることはなく、死に様も何とも寂しい。もっとひとに甘えたらよいのに、と思ってしまう。男寡所帯に嫁候補となりうる女性が急遽住み込みで働くことになる、という降って湧いたような「幸運」の思い出にしがみつく、昭和軒の親子もカッコよくはない。けど、気持ちはとても分かる。

    「切符」
    少年が淡い思いを寄せる賃借人の若奥さんが引っ越す前後

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    2026年05月01日
  • 一路 (上)

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    コメディ参勤交代
    それぞれのキャラがいい
    陰謀あり、馬目線あり、お殿様はうつけか、賢者か。
    さすが浅田次郎、面白い。

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    2026年04月24日
  • プリズンホテル 3 冬

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    今回の話は、それぞれが抱えてる死、や命との向き合い方がテーマであると感じた。マリアや平岡であれば、患者に対する死、山男であれば山に対峙する時の死、木戸孝之助と清子であれば、愛する人のためへの死といったものである。終わりにも書いてあったが、誰かの命を救うことは、自分の命が保障されていることが前提であるというのは確かにと感じた。

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    2026年04月13日
  • 兵諫

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    読んだ本 兵諫 浅田次郎 2025129

    「蒼穹の昴」シリーズも、「群青の夢」というので最後らしい。
     この「兵諫」はその前作ということで、張学良が蒋介石を拉致する事件を題材にしている。
     この張学良って人がよくわからない。
     張作霖の英雄的な描き方に比べ、なんとも得体の知れない描かれ方で、大局観があるからこそ思い切った行動に出れないって感じかな。
     歴史的にも大きな権力(軍閥)を率いながら、右往左往しているイメージで、冴えない感じなんだけど、物語の中では深謀遠慮があるように描かれている。
     実際にそうだったのかもしれないけど、このシリーズでは西太后もいい人だからな。
     何が真実かはわから

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    2026年04月13日
  • プリズンホテル 1 夏

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    Theエンタメ小説って感じ
    女性への暴力が多くてちょっと嫌になった
    主人公?の小説家が子供時代の不幸を差し引いてもクズすぎる
    ヤクザ側は割と好きなキャラが多い
    今後支店長の息子はどうなっていくのか、そのあたり今後の巻で出てくるのか、その点は楽しみ

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    2026年04月13日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    それぞれの人生の苦しみや痛みをそっとあたたかくするような物語。大人ほどその温度感がわかる思う。
    妻や家族との関係の話が多めかも。
    ろくでなしのサンタが好き

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    2026年04月06日
  • おもかげ

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    ネタバレ

    202603 オーディオブック
    良かったんだけど、再読はないかなー
    捨てられた母との会合ができて、惜しまれて逝く人生で、1人の人の終わりとしては最高の締めくくりなのかもしれない。
    えっと、結局主人公は生き返るのでしょうか?

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    2026年04月05日
  • 日輪の遺産 新装版

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    浅田次郎の長篇小説『日輪の遺産 新装版』を読みました。
    浅田次郎の作品は、一昨年の11月に読んだ『ハッピー・リタイアメント』以来ですね。

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    帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価200兆円の財宝。
    それは敗戦を悟った阿南陸軍大臣が、祖国復興のために託した軍資金だった。

    戦争は、日本人に何を残したのか。
    著者にしか書けない、魂を揺さぶる傑作歴史ミステリー!
    新装版解説/内藤麻里子
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    1993年(平成5年)に刊行された作品です。

    1945年8月……マッカーサーの財宝200兆円を隠

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    2026年03月30日
  • 天国までの百マイル 新装版

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    ネタバレ

    妻とも別れお金もない安男は母の命を救うためにオンボロ車で100マイル先の病院を目指す。
    母と息子の愛、男女の恋愛を描いたお話。
    ほんの少しブラックペアンと似た要素も感じた。
    マリさんが悪役に回り、いい女を貫いてて、安男を心から愛してるからこそできることだなと思った。
    兄弟間やその時期によってズレてしまう親子関係だけど、命はいつ失うか分からないと思うと一瞬一瞬ほんと大事だなあと。

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    2026年03月28日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    定年世代の男性が故郷に帰る、というノスタルジー溢れる物語の始まりに、典型的な田舎暮らし、昭和の田舎の母親像的なものが重苦しく感じていました。
    ところが読み進めると、なんだか私が思っていたようなウェットな展開ではなく、現代社会のあるあるなテーマを盛り込んできたり、「こんなのある?」な驚きのサービスがでできたり。
    老いや故郷の母といった重めのストーリーに絶妙なユーモアを入れてきてさすが浅田次郎さん!と世界観を楽しめました。

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    2026年03月27日
  • 蒼穹の昴(1)

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    宦官って知ってたけど、もっと大昔のものだと思ってた
    年代を聞いて意外と最近までやっていたんだと、ちょっと驚いた
    纏足とか宦官とか、中国はけっこう人体に対してエグいことする文化が多いなぁっと感じた

    これからどう物語が動いていくのか楽しみ

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    2026年03月24日
  • 蒼穹の昴(4)

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    ★3.5でおまけなし。
    最初のワクワク感が最後まで続かなかった。最大の要因は変に日本に話を寄せてしまったところではないかと思料す。
    どこまでも中国中心に話を進めるべきなのに、会津とか妙な思い入れを挿入したことで焦点が極めて散漫になった。これ、「壬生義士伝」と同じ感触で、作家の狙いが完全に邪魔になっているし、その点でその想いを無情に断ち切ってドライに物語を語り切ることができない作家なんだろうという評価を下さざるを得ない。
    ということで当方、今後この作家の作品に手を出すことは、、、ということであります。

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    2026年03月08日
  • パリわずらい 江戸わずらい

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    JAL機内誌のエッセイの文庫。さすがに話がうまくて、機内で一話だけ読む分には面白く読むのにちょうど良いのですが、まとめて文庫1冊分となると少し多すぎるような気がしました。

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    2026年03月08日
  • プリズンホテル 4 春

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    ネタバレ

    ラストにちょっと違和感はあって、何とも私的には評価しづらいのだけれど

    結局木戸孝之介という偉大な小説家は、破天荒に見えたけれどとても繊細で、やはり才能あふれる人物だった

    そして、彼の根本は「母親」に尽きるのか

    産みの母親もそうだけれど、木戸孝之介氏のすべては富江だった…

    愛着障害の極み
    試し行動をとうとうおじさんになるまで続けてしまった(それは妻となったお清にも及ぶ)
    富江を喪うという時まで、試し行動をし続けた
    富江が受け入れ続けたことで、木戸孝之介は安心していられたのだということなんだと最後にわかった

    最後孝之介は千恵子のことも受け入れ、穏やかに母親として扱っているが、それは富江が

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    2026年07月11日
  • プリズンホテル 3 冬

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    ネタバレ

    前巻の「プリズンホテル秋」で、主人公は改心したかと思いきや、まだ暴力を振るっていることに序盤ならげんなりして辛くなった。お世話になっている女性を「パープー」呼ばわりするのも、男尊女卑甚だしい。嫌気がさした。読むのをやめようかと何度も思ったが、次巻の「春」まで読むと良いという口コミがあったので、葛藤しながらも頑張って読み切った。
    血まみれのマリアは仕事の力量はすごいのだろうが、私生活でも何故にあんなに威張った物言いなのか。かつての職場でのパワハラ上司を思い出した。
    人の悪意を感知せず、笑顔と「ありがとうございます」で自分の心を辛うじて守ってきたサチコ。辛くなった。
    アルピニストがいい存在感を出し

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    2026年03月07日
  • 蒼穹の昴(3)

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    日本人岡のくだりは正直必要?
    この時代の清朝を描く際に日本が出てくることは必定だろうけれど、この登場人物のお話はちょっと余計な感じあり。最後に纏まればよろしいですけれど。
    春児の立場の飛躍とか、史了都の絡みの希薄さとか他にも色々あるので猶更そう思わなくもなく。
    面白いんだけれどどこか散漫になりつつあるんですよねぇ。。。杞憂に終わることを祈っております。

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    2026年03月03日
  • 蒼穹の昴(2)

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    李鴻章とか袁世凱とかこういう繋がりになっているんやねと改めて学び直し。
    あくまでフィクションということを念頭に絶えず置いておき、だけれども、やっぱりどこの世界でも近代史は面白いし、謙虚にかつ一番最初に学ばないといけない時代。
    そしてこの巨大な国は当然、蠢く魑魅魍魎の数も桁違い。やっぱり巨大国です。

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    2026年02月26日
  • 兵諫

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    「蒼穹の昴」シリーズの第6弾。

    二・二六事件ののち中国大陸西安で張学良が国民政府の蒋介石を拘束する西安事変が起こる。

    諫言とは目上の人の過ちなどを言葉をもって忠告したり諫めたりすることだが、「兵諫」とは主君や上官に武力をもって諫めることらしい。

    この本では、張学良が蒋介石に共産軍討伐の方針を取り下げ、国共一致して抗日戦に注力すべきであると迫り、政変を起こすことを指す。
    物語は、張学良を守るために命を張る元部下の陳一豆の生き方を二・二六事件の結末と重ね合わせることで、張学良の生きざまも描く。

    #中国 #肇国神話 #盤古 #龍玉 #乾隆帝

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    2026年02月11日