浅田次郎のレビュー一覧

  • パリわずらい 江戸わずらい

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    JAL機内誌のエッセイの文庫。さすがに話がうまくて、機内で一話だけ読む分には面白く読むのにちょうど良いのですが、まとめて文庫1冊分となると少し多すぎるような気がしました。

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    2026年03月08日
  • プリズンホテル 3 冬

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    ネタバレ

    前巻の「プリズンホテル秋」で、主人公は改心したかと思いきや、まだ暴力を振るっていることに序盤ならげんなりして辛くなった。お世話になっている女性を「パープー」呼ばわりするのも、男尊女卑甚だしい。嫌気がさした。読むのをやめようかと何度も思ったが、次巻の「春」まで読むと良いという口コミがあったので、葛藤しながらも頑張って読み切った。
    血まみれのマリアは仕事の力量はすごいのだろうが、私生活でも何故にあんなに威張った物言いなのか。かつての職場でのパワハラ上司を思い出した。
    人の悪意を感知せず、笑顔と「ありがとうございます」で自分の心を辛うじて守ってきたサチコ。辛くなった。
    アルピニストがいい存在感を出し

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    2026年03月07日
  • 蒼穹の昴(3)

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    日本人岡のくだりは正直必要?
    この時代の清朝を描く際に日本が出てくることは必定だろうけれど、この登場人物のお話はちょっと余計な感じあり。最後に纏まればよろしいですけれど。
    春児の立場の飛躍とか、史了都の絡みの希薄さとか他にも色々あるので猶更そう思わなくもなく。
    面白いんだけれどどこか散漫になりつつあるんですよねぇ。。。杞憂に終わることを祈っております。

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    2026年03月03日
  • 蒼穹の昴(2)

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    李鴻章とか袁世凱とかこういう繋がりになっているんやねと改めて学び直し。
    あくまでフィクションということを念頭に絶えず置いておき、だけれども、やっぱりどこの世界でも近代史は面白いし、謙虚にかつ一番最初に学ばないといけない時代。
    そしてこの巨大な国は当然、蠢く魑魅魍魎の数も桁違い。やっぱり巨大国です。

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    2026年02月26日
  • 兵諫

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    「蒼穹の昴」シリーズの第6弾。

    二・二六事件ののち中国大陸西安で張学良が国民政府の蒋介石を拘束する西安事変が起こる。

    諫言とは目上の人の過ちなどを言葉をもって忠告したり諫めたりすることだが、「兵諫」とは主君や上官に武力をもって諫めることらしい。

    この本では、張学良が蒋介石に共産軍討伐の方針を取り下げ、国共一致して抗日戦に注力すべきであると迫り、政変を起こすことを指す。
    物語は、張学良を守るために命を張る元部下の陳一豆の生き方を二・二六事件の結末と重ね合わせることで、張学良の生きざまも描く。

    #中国 #肇国神話 #盤古 #龍玉 #乾隆帝

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    2026年02月11日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    ネタバレ

    松永徹
    知らない人のない大企業の社長。独身。四十年ぶりに里帰りをする。

    ちよ
    ホームタウン・サービスのペアレンツ。

    吉野知子
    ユナイテッドカード・プレミアムクラブのコンシェルジュ。

    室田精一
    製薬会社の営業部長から関西流通センター長に異動し定年退職する。熟年離婚する。

    住職
    慈恩院の和尚。

    秋山光夫
    松永徹の旧友。東京の下町に何棟ものビルを所有している。

    松永孝子
    徹の母。五十二歳で他界。

    小林雅美
    精一の妹。高校の教師。

    怜子
    精一の元妻。

    古賀夏生
    かつて大学病院の循環器内科准教授まで務め、今は専門病院に勤務しているたベテラン医師。認知症の母を亡くした。

    佐々木サチコ

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    2026年02月10日
  • 月のしずく

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    偉そうな言い方になってしまうけれど、下手な作家がこういう話を書くとべたべたしていてとても読めたもんじゃなくなるだろうなあ、というのばかりです。それをこう、淡々とというか、甘さは行間からだけにじみ出るようにというか、やられると、やっぱり参ってしまう。素直に泪しながら読んでよし。すなわち、電車の中で頁をめくるのには向いていません。
    「月のしずく」世界の違う男女がささいな偶然でふれあうという物語は古今東西掃いて捨てるほどある。そして偏見かもしれないが、たいてい、どちらかがどちらかの世界を捨てることで解決をはかっている。でも、この物語はそうではないと思う。まったく違った世界にも、何か通い合うところがあ

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    2026年02月08日
  • 活動寫眞の女

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    学生運動の激化により東大受験をあきらめた主人公は、京大に入学する。ある日、偶然に出会った同じ京大生に映画の撮影所でのアルバイトを紹介される。エキストラをつとめた時に見かけたのは、ずっと昔に死んだはずの美しい女優であった。
    まず、最初にことわっておきます。ごめんなさい。この作品に出てくる映画のほとんどがぼくにはわかりません。見たことあるのかもしれないけれど、題名から1カットでも思い出せるのはほんの数えるほどです。
    でも、それにもかかわらず、食い入るように読んでしまうのですよね。読んでいるうちに、その時代の映画にこめられていたものが、自分にも乗り移ってくるような気がする。また、そのような映画である

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    2026年02月08日
  • 壬生義士伝(下)

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    ★2.5だがおまけで。
    子母沢寛の世界が席巻していることの好例、先人の世界観を超えることができずグズグズとした感じ。この点、司馬遼の卓越さが光る。
    結局、吉村家を、新選組を語りたかったのか、今一つ締まりがないと申しますか。
    でも色々学びはあります、国領は内藤新宿の次の宿場町だったのね。

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    2026年02月07日
  • おもかげ

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    生き返って欲しい
    意識不明の中、正一の過去や深層心理にもとづいた回想がつづく

    最後の方まで読んでやっと、正一の求めていた親、捨てた親、正一が目を逸らしていた、恨んでいた親の姿が描かれていることに気付き、グッときてしまった

    地下鉄が日本の高度成長の象徴だということも知らなかったし、まさか身近の丸の内線が歴史を語る上でこんなにもクローズアップされることに驚いた

    中弛みもあったが、最期はこちらの世界へ戻ってこい!と言う思いを強く祈った

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    2026年02月02日
  • 終わらざる夏 上

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    ネタバレ

    勉強の合間にサクッと読もうと思っていたが、そういう話ではなかった。戦争も終盤、一億玉砕や否やの時代のお話。当時の背景知識がまるで無い自分には、読んでも読んでもなかなか進まず、少々しんどかった。愉快な話では無いのだが、人生で一度は読んでもいいと思う。最後あたりの片岡と鬼熊の手紙が一番良かった。今の平和な時代よりも家族の団結が強いように感じる。親孝行しようと思った。

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    2026年01月27日
  • 中原の虹(4)

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    梁文秀と玲玲が、春雲と再開したシーンが印象的だった。
    結構これからどうなるか不安な内容の中で、安心したシーンだった。

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    2026年01月25日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    フィクションではあるが実際ありそうなサービス。
    このサービスを受ける方も提供する方も実際の家族にできなかったことをして償っていたりするのかも

    読んだ後に色々考えさせられる

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    2026年01月21日
  • 兵諫

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    流浪の張学良が中国に戻ってから
    二・二六事件と西安事件を2つの軸にして、日本と中国の場面転換、登場人物転換が多く、時間をかけて読んだせいでちょっと混乱した
    2回目ざっと読んだらようやく全体像把握
    いやぁ面白かった

    龍玉の行方を示すことでシリーズ完結させるのかな

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    2026年01月20日
  • 流人道中記(上)

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    身に覚えのない罪によって、お家断絶となった、旗本・青山玄蕃。彼を江戸から東北の小名浜まで護送する役目を負ったのは、若く真面目な下級武士・石川乙次郎。 傲岸不遜に見えながらも、武士としての圧倒的な気品と慈悲を漂わせる玄蕃。その立ち振る舞いに触れるうち、乙次郎は玄蕃が背負った「罪」の真実と、「武士の覚悟」を学んでいくこと。。。。テーマは、「武士の矜持」と「真の救済」かな。法や制度による「処罰」ではなく、自らの魂に従って運命を受け入れることの気高さが描かれている。また、流人と、未来ある若者の交流を通して、「人はどう生き、どう死ぬべきか」という普遍的な人生の問いを投げかけているかと。浅田次郎ならではの

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    2026年01月29日
  • 中原の虹(1)

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    張作霖が出てきて清の終わりが見えてくる。
    春児のお兄ちゃんも出てくる。
    まだまだ序盤でプロローグ的な内容。

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    2026年01月16日
  • 珍妃の井戸

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    誰が珍妃を殺したのか、、、
    その場に居合わせたひとたちに話を聞きながらその時の状況を紐解いていく。
    蒼穹の昴のスピンオフ的な話。
    珍妃と光緒帝の2人がいい、身分がこんなに高くなく普通の夫婦であったらな、、、

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    2026年01月16日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    一つ一つの短編小説が面白かった。短い小説の中でも、先の展開が気になる書き方がされており、作者の技量の高さを感じた。
    ただ、科学的に説明ができない霊的な現象が多く、その部分も小説の一部として割り切って読む必要があると感じた。

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    2026年01月16日
  • 帰郷

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    初浅田次郎作品。

    戦争がさまざまな切り口から描かれる。

    表題作帰郷、無言歌が特に良かった、残酷だった。それ以外は今の私にはまだ理解が難しかった。

    もう少し読書の修行をしてからまた浅田作品に挑みたい

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    2026年01月15日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    都会で暮らす人々がふるさとを懐かしむ。それは自分の生まれ故郷でなくてもいいのか。最後はやっぱり人は人が恋しいのか。都会の問題、過疎化地域の問題、それぞれ考えさせられた。
    方言の表記が少し難しかったです。

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    2025年12月26日