浅田次郎のレビュー一覧

  • 帰郷

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    戦中、戦後の話の短編集。当然だけど重い。ハッピーエンドではないが、バッドエンドとも言い切れない不思議なラストが多くて印象的。

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    2023年10月01日
  • 大名倒産 下

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    やっと読み終わった!

    やっぱり小四郎を応援したくなる。傲慢にならず低姿勢で、倒産させないように頑張る姿が良き。

    七福神のことについても詳しくなれた。弁財天は、勝手に男の髭ある小太りな神様かと思ってた。美しい女性の神様でした。そして神様同士でも恋愛のごたごたあるの楽しい。笑

    鮭大好き小池越中守も相変わらずいい性格してる。
    鮭が食べたくて、家帰らないの可愛すぎる。笑
    どんだけ好きなんだ。しかも良い人で、かなり協力してくれてた。

    出てくるキャラクターがとても良いので、楽しかった。ただ長くて、最後の方はちょっと飽きてしまった。

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    2023年09月15日
  • 降霊会の夜

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    初浅田作品。
    前半のキヨ編は、戦争をまだ引きずっていた時代で、悲惨ながら、読まされたが、後半はうーん。
    結局、ゆうちゃんは20歳前に振った百合子を30年近く想っていたってことか。

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    2023年09月14日
  • 中原の虹(1)

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    張作霖が活躍する東北、革命期の中国の下、生き別れになった春児たち兄妹がついに出会う。「蒼穹の昴」シリーズ。

    「蒼穹の昴」と「珍妃の井戸」を読んだのがずいぶん前でどんな話か忘れたし、確か時系列は珍妃の井戸の方が後だったような記憶もある。ともあれ重厚な歴史小説だった。
    浅田さんがこの革命期の中国にかなりの熱量を持っているのは蒼穹の昴で知ったのだけど、歴史への熱量がすぎて少し読みにくさもあった。歴史の動きを背景にしつつ、登場する歴史上の人物を独自のキャラづけで読ませるのは本当に浅田さんのすごい手腕だと思う。歴史上からは大悪人とされる西太后や袁世凱の行動の裏にある思いやその結果として西洋列強から国を守ることになったこと、そして張作霖や清を打ち立てたダイシャンたちの思い「我が勲は民の平安」という部分が最後にシンクロしていくところなどは胸が熱くなる。
    ただ、張作霖が南下するあたりで物語が唐突に終わってしまったので色々「アレ?」と思ってその疑問が解消される気配がない。この気分をどうすればいいのかと思っていると、なんと続編があるらしい(さっき知った)。
    ちょっと胃にもたれそうな展開でもあるし、これからの歴史的な動きというのもけっこうな鬱展開なので、この後を読むのはもう少し先にしようかな(その頃にはまたきれいに忘れていそうだが)。
    ともあれ、激動の革命期を通して貧困に喘ぐ東北部の民衆とそこから立ち上がる力や、国の形を考える上で為政者は決して民衆を忘れてはならんのだというメッセージ、なによりそこに一人一人のキャラクターを持った人間が生きているということをこれでもかと書き込む浅田さんの想いにはとても共感する。

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    2023年09月13日
  • プリズンホテル 3 冬

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    前二作はホテルでドタバタだったけれど、この冬はドタバタしてきた人たちがホテルに集い、内面の葛藤に向き合う、そんな話だった。
    アルピニストの本もいくつか読んだからか、氷壁に向かう登山家の逞しさ、潔さが眩しい。
    服部シェフのリゾットと板長の雑炊、食べたいなあ。

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    2023年09月05日
  • 天子蒙塵 1

    購入済み

    相変わらずの浅田節

    蒼穹の昴シリーズの第五作目とのこと。作者浅田次郎の最大の売り物である、語り口の巧さ 効果的な言葉の言い回し いわゆる浅田節は健在である。しかし、逆に浅田節以外の見どころはあまりない。魅力的な登場人物キャラクターは前作以前から引き継いだ人々だし、要所要所で先祖の亡霊が出てくる展開もこのシリーズ共通の手法である。なんだか水増し気味の気がする。

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    2023年09月03日
  • プリズンホテル 2 秋

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    普通のお客様は滅多に来ませんから、の言葉にニヤリとしてしまう、ワケありホテル、プリズンホテル。
    夏に続いて、秋も派手にやらかす。無礼講の警察に、しめやかなヤクザ。夢破れた歌手に、健気な少女ミカ。
    どうなるどうなると、ページを捲る手が止まらない。夕食の料理のシーンは間近で見たかった、味わいたかったと強く思った。
    次も楽しみ。

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    2023年08月25日
  • プリズンホテル 1 夏

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    浅田次郎さんの作品は大好きなのに、なぜか手にすることがなかったプリズンホテル。やっと読めました。
    訳ありの人たちが錯綜する、悲喜交々のホテルでの三日間。
    浅田次郎さんイメージの小説家の、まあ感じの悪いこと。熱血ホテルマン、板長とシェフの雑炊リゾット対決は、笑えるし食べてみたくなった。露天風呂も入りたいし、スイートにも泊まりたい。ソフトボールも観戦したい。
    他の季節も読むのが楽しみ。

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    2023年08月21日
  • 歩兵の本領

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    1970年頃の東京を舞台とした陸上自衛隊(市ヶ谷駐屯地)がテーマの中編9編が収録。それらの初出時は99~00年頃、01年刊行、04年文庫化。
    収録されている作品の時代背景となった時期は、令和となった今となっては、もはや半世紀以上も前で、読者の年代によっては、時代小説さながらの感慨があるかもしれない。初出時からも四半世紀近く経ち、その間だけでも、日本のみならず世界も驚くほどに変わってしまった。もちろん、この四半世紀近い間だけでも、この作品のテーマとなった自衛隊(陸海空いずれも)、その自衛隊の動静を大きく左右する政治情勢も、そうしたものを取り巻く様々な動きも、大きく変わってしまった。
    とりわけ、昨今では、日本が近い将来、再び戦火にまみえる可能性や、他国のそうした動きに多大な影響を受ける可能性が示唆されてもいる。また、そうしたことに対する懸念を抱く人たちも著しい。そうした時代にこそ、まだ先の大戦の際に、最前線に立っていた人たちが先頭に立っていた時代に日本という国の自衛隊がどのような状況の中にあったのかを彷彿とさせられるこの作品を読むことは、極めて意味の大きなことであると考える。ただし、令和のこの時代とは、あまりに時代背景の差異が開きすぎているので、読む人の年代によっては、理解が容易ではないかもしれない。

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    2023年08月18日
  • 流人道中記(下)

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    上巻よりも読みやすく玄蕃の罪についてもほどかれていく
    乙次郎とのラストは流石

    現状に疑問を持ち、考えることって難しい
    疑問を持つことすら無くなってしまったら進まない
    でも守りに入って見て見ぬふりをする

    など、現代社会でもぶつかる壁に通ずることを
    考えさせてくれる作品

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    2023年08月06日
  • 流人道中記(上)

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    久しぶりの浅田次郎さんの作品
    切腹を拒み流罪になった旗本と押送人の物語

    黒書院の六兵衛の六兵衛同様、分からないことが多い人物なのに魅力を感じる描写は健在

    まだ上巻なので、もやもやした部分が多く
    よいところで終わるので、下巻とまとめて購入してきて
    良かった

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    2023年08月02日
  • 夕映え天使

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    表題作を含む六篇からなる短編集。

    切なさ、空虚、不思議、と様々な感覚を楽しめた短編集。
    特に好きだったのは「特別な一日」
    そうだろうな〜から、あぁそういうことか〜に変わった。読んでる途中から感じてた不思議な違和感が腑に落ちた。

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    2023年07月17日
  • プリズンホテル 1 夏

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    シリーズ作品なので、これから徐々に厚みが出て、もっと面白くなりそうな予感。
    ホテル従業員の言葉使いにくすりと微笑むところもありナイスでした。それぞれのキャラが立っている。ナイスでした。

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    2023年07月17日
  • 流人道中記(上)

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    やっと読み終わった…
    あまりに進まなくて、挫折しそうになりました。
    先に読み終えた母いわく、下巻は読めるらしい。

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    2023年07月11日
  • 姫椿

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    不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。
    ほんとだよ。
    獬(シエxie)

    現実もそうだったらいいのに、と思うけど、そんなわけにもいかないのかな、と思いました。

    幸せかどうかは、自分で決める
    大切なのは″今″なんだよ

    という、ねずこの台詞を思い出しもしました。

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    2023年07月09日
  • シェエラザード(下)

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    上巻の流れから急転直下の展開を予想したのだけれど、予想はハズレ土屋和男とシンガポールを舞台とした話に終始して脇をかためた感じだな。下巻というより、視点を変えたエピソード2という趣き。

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    2023年07月07日
  • 月島慕情

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    う〜ん、悪くはないけど、地味な印象の短編集。菊治さんは何処へ行ってしまったのかねぇ。
    「月島慕情」★★★
    「供物」★★★★
    「雪鰻」★★
    「インセクト」★★★
    「冬の星座」★★
    「めぐりあい」★★
    「シューシャインボーイ」★★★★
    「自作解説」★★★

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    2023年07月02日
  • 姫椿

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    これまでに読んで来た作風とは異る作品を収録した藤子不二雄か重松清かと思わせる短編集。
    見方によってはホラーと解釈できる作品もある。
    「姫椿」の風呂屋のシーンは良いねぇ。浸かりたくなる。
    「永遠の緑」のようなストーリーは別の作品にもあったな。
    「獬」★★★
    「姫椿」★★★
    「再会」★★
    「マダムの喉仏」★★★
    「トラブル・メーカー」★★★★
    「オリンポスの聖女」★★
    「零下の災厄」★★
    「永遠の緑」★★★★

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    2023年06月30日
  • 三人の悪党~きんぴか1 完本~

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    これではなく、もうすこし古い文庫で読んだ。
    初期作らしく、勢い十分。
    これは浅田氏本人の話だよなー、と巨頭ネタでまた笑った。
    人間ってかわいいもんだな、と思う。

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    2023年06月26日
  • 月のしずく

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    読んでいて気恥ずかしくなってしまう作品とこれぞ浅田次郎節(任侠道編)と思う任侠作品が混在した短編集。各作品の評価はつぎの通り。
    「月のしずく」★★★
    「聖夜の肖像」★★★
    「銀色の雨」★★★★
    「流璃想」★★★
    「花や今宵」★★★
    「ふくちゃんのジャックナイフ」★★★★
    「ピエタ」★★★

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    2023年06月26日