浅田次郎のレビュー一覧

  • 夕映え天使

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    表題作を含む六篇からなる短編集。

    切なさ、空虚、不思議、と様々な感覚を楽しめた短編集。
    特に好きだったのは「特別な一日」
    そうだろうな〜から、あぁそういうことか〜に変わった。読んでる途中から感じてた不思議な違和感が腑に落ちた。

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    2023年07月17日
  • プリズンホテル 1 夏

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    シリーズ作品なので、これから徐々に厚みが出て、もっと面白くなりそうな予感。
    ホテル従業員の言葉使いにくすりと微笑むところもありナイスでした。それぞれのキャラが立っている。ナイスでした。

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    2023年07月17日
  • 流人道中記(上)

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    やっと読み終わった…
    あまりに進まなくて、挫折しそうになりました。
    先に読み終えた母いわく、下巻は読めるらしい。

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    2023年07月11日
  • 姫椿

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    不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。
    ほんとだよ。
    獬(シエxie)

    現実もそうだったらいいのに、と思うけど、そんなわけにもいかないのかな、と思いました。

    幸せかどうかは、自分で決める
    大切なのは″今″なんだよ

    という、ねずこの台詞を思い出しもしました。

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    2023年07月09日
  • シェエラザード(下)

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    上巻の流れから急転直下の展開を予想したのだけれど、予想はハズレ土屋和男とシンガポールを舞台とした話に終始して脇をかためた感じだな。下巻というより、視点を変えたエピソード2という趣き。

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    2023年07月07日
  • 月島慕情

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    う〜ん、悪くはないけど、地味な印象の短編集。菊治さんは何処へ行ってしまったのかねぇ。
    「月島慕情」★★★
    「供物」★★★★
    「雪鰻」★★
    「インセクト」★★★
    「冬の星座」★★
    「めぐりあい」★★
    「シューシャインボーイ」★★★★
    「自作解説」★★★

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    2023年07月02日
  • 姫椿

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    これまでに読んで来た作風とは異る作品を収録した藤子不二雄か重松清かと思わせる短編集。
    見方によってはホラーと解釈できる作品もある。
    「姫椿」の風呂屋のシーンは良いねぇ。浸かりたくなる。
    「永遠の緑」のようなストーリーは別の作品にもあったな。
    「獬」★★★
    「姫椿」★★★
    「再会」★★
    「マダムの喉仏」★★★
    「トラブル・メーカー」★★★★
    「オリンポスの聖女」★★
    「零下の災厄」★★
    「永遠の緑」★★★★

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    2023年06月30日
  • 三人の悪党~きんぴか1 完本~

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    これではなく、もうすこし古い文庫で読んだ。
    初期作らしく、勢い十分。
    これは浅田氏本人の話だよなー、と巨頭ネタでまた笑った。
    人間ってかわいいもんだな、と思う。

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    2023年06月26日
  • 月のしずく

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    読んでいて気恥ずかしくなってしまう作品とこれぞ浅田次郎節(任侠道編)と思う任侠作品が混在した短編集。各作品の評価はつぎの通り。
    「月のしずく」★★★
    「聖夜の肖像」★★★
    「銀色の雨」★★★★
    「流璃想」★★★
    「花や今宵」★★★
    「ふくちゃんのジャックナイフ」★★★★
    「ピエタ」★★★

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    2023年06月26日
  • 流人道中記(下)

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    ネタバレ

    おぉっと、青山玄蕃、そうなのか!その生い立ちにびっくりしました。

    けど、敵討がなしになったり、青山が家臣や家族諸共路頭に迷うことを承知の上で、上役の非道に黙って逆らわなかったり・・・。で、一体彼らの何が護られているのか、青山や石川みたいに器の大きくない私には、どうしたって釈然としない。

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    2023年07月01日
  • 天子蒙塵 4

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    シリーズ5作目
    溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
    前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
    自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
    登場人物多くて、ストーリが追いきれません。
    前作含めて、じっくり、あいだ開けずに一気に読まないとだめです(笑)

    最終巻です。
    いよいよ溥儀が満州国皇帝へ
    しかし、なんとも寂しい式典。さらに手にもつ龍玉はまがい物
    そんな式典を支えるのが老いた李春雲と梁文秀。
    このクライマックスのシーンはとても悲しい。 
    本物の龍玉は誰の手に渡るのか?

    これ

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    2023年06月11日
  • 天子蒙塵 3

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    シリーズ5作目
    溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
    前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
    自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
    登場人物多くて、ストーリが追いきれません。
    前作含めて、じっくり、あいだ開けずに一気に読まないとだめです(笑)

    第三巻は
    張学良の物語。張学良も阿片にやられていたんですね。
    最終的には中国に帰ることになります。
    また唯一の希望だった武藤将軍も亡き人に。
    どうなる満州国。
    そして、龍玉は誰に渡されるのか?
    といった展開です。

    ここで新たな登

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    2023年06月11日
  • 天子蒙塵 2

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    シリーズ5作目
    溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
    前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
    自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
    登場人物多くて、ストーリが追いきれません。
    前作含めて、じっくり、あいだ開けずに一気に読まないとだめです(笑)

    第二巻は
    馬占山の物語。
    日本軍を相手に抗戦を続けます。
    冒頭、溥儀も語り手の一人として自らを語ります。これも哀しい。この後の章でもたびたび、溥儀の語りが入ってきますが、溥儀の哀しみをひしひしと感じます。

    そして、満州国設立にお

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    2023年06月11日
  • 天子蒙塵 1

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    シリーズ5作目。
    溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
    前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
    自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
    登場人物多くて、ストーリが追いきれません。
    前作含めて、じっくり、あいだ開けずに一気に読まないとだめです(笑)

    第一巻は
    張作霖爆殺から5年後の物語。張学良はイタリアへ。
    そして、溥儀とその家族は紫禁城を追われ天津租界へ。そんな中に溥儀と離婚をした側妃の文繍との物語。
    主な語りは文繍です。
    離婚に至る経緯を記者の北村と李春雲(春児)に語り

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    2023年06月11日
  • 大名倒産 下

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    兄嫁の父である小池越中守がすごくいい味を出している。最初はもっとかっこよく描かれていたのに…シャケ大好きな脳筋扱いになって笑ってしまった。
    最後はもっとスカッとして欲しかったかなぁ。

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    2023年06月10日
  • 大名倒産 上

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    膨大な借金を前に御家を倒産させて逃げを図る先代と、特殊な出自でお殿様になってしまうも何とか御家を再建しようとする当代和泉守の対立が描かれる。

    途中貧乏神やら七福神やら出てきて、どういう話の流れになるのか分からなくなってきた。

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    2023年06月10日
  • 中原の虹(3)

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    歴史が大きく動いた本作。でも今まで出てこなかった登場人物がたくさん出てきて、しかも時代が違う。ひらがなだけ、漢字とカタカナだけの文章出てきて、また心挫けそうになる。吉永さんの手記出てくる時、恨めしくさえ思う。だから、結構物語大きな分岐点を迎えてるんだけど、内容あんまり覚えてない。笑
    とりあえず先に進んでみよう!

    この物語の西太后はほんとに素晴らしい人だった。いなくなってしまった今、歴史がどう動いていくのか。そして西太后がいなくなってしまって、誰が歴史の中心人物になっていくのかも見どころ。春児も頑張ってて、嬉しくなる。

    そして春雷と銀花夫婦を、ほんと心から祝福したい。幸せになって欲しい!春雷

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    2023年05月30日
  • 大名倒産 上

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    悪い親父だな〜(怒)
    こんな悪だくみで家督を継がされたんじゃ
    たまったもんじゃござんせん。
    越後の小藩の四男坊・小四郎、受難。

    貯蓄がないならないで
    倹しく暮らせばいいとも言えないのが
    大名のつらいところ…参勤交代もあるしね。

    最初は頭を抱えるだけだった小四郎が
    古狸たちからノラクラかわされてるうちに
    だんだん腹立ってきて
    本気で借金返したろう!と思う気持ちが
    よ〜くわかります(T ^ T)

    諸事情により跡目を継げなかった
    次男・三男が、いい味のキャラで。
    問題も多いけど、心根が温かいっていうか。
    彼らの存在が支えになった気がする。

    『武士の家計簿』ともまた違う展開で
    知恵はこうして働

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    2023年05月23日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    短編集で読みやすかった。
    家族関係が良くない物語が多く、良くないながらにも何とか引き繋いで辛抱している微妙な心中が感じ取られた。
    感動するような作品は多くないが、何かが心に滲み入るような後味が残る短編集であった。

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    2023年05月21日
  • 見知らぬ妻へ

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    浅田次郎さんの短編集。

    躓いたさきに何とか生きている。周りの助けもあるがそれを拒み、他人のため孤独を選ぶ。そんな人物ばかり。

    その意地に何の意味もないのかもしれないが、それでも想いを自分の内に抱えてしまう。
    破滅的に不器用な選択をする大人たちの生き様が胸に染みて、後を引いてしまいます。

    「うたかた」
    頼子は人生を完遂できたのだろう。こんな最期も潔く感じてしまう。

    「スターダストレビュー」
    圭二もやり直すチャンスはあったのに、、、節子とやり直して欲しかったと悔しくなってしまう。

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    2023年05月19日