浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地下鉄の階段を登ると、30年前の景色が…
自殺した兄の命日だった。
兄の運命を変えようとする、真次。
しかし、運命は…
地下鉄によって、同僚で不倫相手のみち子と過去に遡っていく、真次。
そこには『アムール』と呼ばれる若き父、幼い父、戦場での父、兄が亡くなった日の父…の姿が。
戦時中、戦後を逞しく生きる父。
みち子との関係は…
父との関係は…
運命は変わるのか…
何かすっきりしない…
『小沼佐吉の息子として生きる』という真次。
が、父に会おうともしない。
のっぺいの言う通り、父と和解するべきてはないのか…
父・佐吉は決して、家族を愛していなかったわけではない。
みち子は、父と母 -
Posted by ブクログ
昨年のうちに上巻を読み始めて、
やっとすべて読むことができました!
慣れない言葉も多く、特に最初のうちは時間がかかってしまった。。
25万両という大きな借金を背負った松平家をひきついだ小四郎。先代が大名倒産を目論む中、小四郎は真面目と律儀な姿勢で、なんとか解決に挑むお話。
どんな策で立て直しをはかり、成功させるのだろう…と思ったら、そこはコメディ要素のあるこの小説ならではで、七福神と貧乏神、そして死神のおでまし!
この異世界キャラクターたちがなんともユーモラスで、
想像力を掻き立ててくれます(笑)
小四郎に苦労をなすりつけ、大名倒産を目論む先代は一見すると憎々しいのですが、巻末の対談を読み -
Posted by ブクログ
ネタバレタイムトラベルして自分の親の過去や昔の世界を知る、という設定は面白かったけど父親を嫌ってる割には自分も浮気してるし(しかも家庭を捨てて浮気相手と一緒になろうとしてる)、なんだか感情移入しきれない主人公でした。
おそらく浮気してなければタイムトラベルもしなかったし異母兄弟であるみち子も死ななかったと思うけど、タイムトラベルしてそういった代償を払った上で嫌ってる父と和解するでもなく家業も継ぐでもなく、何のためのタイムトラベルだったの?と感じました。
バッドエンドの物語でも面白いものはあるけど、この作品は後味の悪さの方が勝るなぁ、と。