浅田次郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
JALの機内誌「SKYWARD」に掲載されているエッセイ。すっかり飛行機に乗らなくなってしまって、こうした本になるまで我慢しなければならない。
歴史作家、人情派作家との世間の認識とは裏腹に相変わらずのお茶目な浅田先生。以前のような灼熱のピラミッド登りとかカジノでの豪遊というネタはないが、渡米して肉をひたすら食べ続けたなど健啖家らしく食事の話が多い。
トルーマン・カポーティに触れた一文。三島由紀夫との相似。早熟で実際の事件や自分の生い立ちからしか物語が紡げなかったとある。
最後の「四日目の奇跡」はカバーの絵の意味が判る内容。
もっとSKYWARDに載っている川上和生さんのイラスト見たいなあ。悔しかったら飛行機に乗れということかな。 -
Posted by ブクログ
ファーマータナカの本棚「ま、いいか。(浅田次郎)」。
花の笑みに鉄の心「花笑鉄心」が浅田二郎の座右の銘というが、何かカッコいいと思ったらどうも彼のオリジナルらしい、ま、いいか。
エッセイは同じオヤジの臭いがしながらも含蓄があり軽妙洒脱。
その中の「黄昏の恋」と題する文章に「三婚説」と言う面白い話が出ていたので紹介する。
「近ごろ、たいそう面白い説を耳にした。
詳しい出典は知らない。ただの笑い話かもしれないが、あんまり面白いので紹介しておく。仮称「人生三回結婚説」とする。略して「三婚説」とでもしておこう。
まず、二十歳になったら全員二十歳齢上の異性と結婚する。はたちの娘と四十のオヤジ、はたちの青年と四十のマダムの結婚である。そのまま二十年間、結婚生活を送り、四十歳と六十歳で離婚する。そして間髪を容れず、四十歳の男女は二十歳の男女とそれぞれ二度目の結婚する。
六十歳で二度目の離婚をしたあとは、同じ境遇の六十歳の異性と三回目の結婚をする。
概要は以上である。」
単なるエロ親父の妄想とも取られかねないが、晩婚化・未婚率の上昇・少子化などの社会課題の解決手段として、あるいは暇つぶしや酒席の肴として、自分自身に当てはめて考えてみてはどうか。