浅田次郎のレビュー一覧

  • 月下の恋人

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    ファンタジー、読者にゆだねる結末という感じ。
    さらさらっと読めるけど、最後まで読む間に忘れてしまった短編もあった。少し物足りなさが残った。

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    2023年05月12日
  • 大名倒産 下

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    ネタバレ

    最初、冴えない感じの主人公だったが、その人柄に皆が惹かれ、力を貸してくれるようになる流れに沿って、読んでる方も応援したくなる。
    最後、もしかして死神が…と思ったら、やっぱりの展開。この人がいなくなれば、いいよな〜とは思っていたけど、死なさないでギャフンと言わせてほしかったな。

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    2023年05月11日
  • 中原の虹(3)

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    清が滅んで人民共和国が成立。
    どこまでも西太后がこの人民国土をなくしてはならないと働いている。
    忠義の人が国を支えながら激動の地代を向かえてる。

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    2023年05月04日
  • 歩兵の本領

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    背表紙を見て終戦の月に読む本にピッタリだと思って手に取ったけれど、任期制陸上自衛官のお話だったんですね。今でいう3Kに安月給、それに加えて国民からは存在すら認められず尊敬も得られない悲しくなるような国防の仕事・・・。それぞれの訳あり理由により入隊した若者たちが織りなすミリタリー青春ドラマ。ちょっぴり切なくて最後にほっこりする物語でした。それにしても、浅田さんが元陸上自衛官だとは知らなかったな〜。

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    2023年04月29日
  • プリズンホテル 4 春

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    1巻目の夏編の読み始め直後、「あれっ、これって浅田さんの本・・・?」と著者名を確認したほど、これまで抱いていた浅田さんの印象とかけ離れた小説だった。 浅田さんもこんなユーモアたっぷりの作品を書かれるんだ・・・。しかし、やはりただ笑えれだけのユーモア小説ではなかった。 任侠とくれば人情で、人情話といえばやっぱり浅田さんだね。 「男はやさしいだけじゃいけねえ。強くって、やさしくって、辛抱のきくてえのが、本物の男なんだぜ。」という仲蔵親分の言葉が胸に沁みる。(o^^o)v

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    2023年04月29日
  • シェエラザード(下)

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    阿波丸事件をベースに書かれたフィクションと知りながらも、これが真実じゃないかと思えるくらい物語にハマりこんじゃった。 もちろん戦争体験はないけれど、これまでに見てきた写真や映像から映画を観ているように読み進んだ。 それにしても戦争とは何と理不尽で人の命の軽いことのか・・・。戦争小説の終わりは、やっぱり切ないね。

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    2023年04月29日
  • 月のしずく

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    最近、血生臭い系の小説が続いたので目先を変えて浅田次郎の短編集。
    私的には浅田次郎の最高傑作は「壬生義士伝」。
    浅田作品は登場する凛とした人物が好きで何冊も読んでいます。

    この短編集は7つのお話しが納められていますが私にはイマイチハマらなかった。少し甘めの星3つ。
    唯一少しグッときたのは最後の一編の「ピエタ」かな。

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    2023年04月28日
  • 大名倒産 上

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    溜まりに溜まった負債をどうするか…時代は違えど、今もよくありそうな話。事情を知らず、お家を継いでしまったお殿様の実直な人柄もあり、ついつい応援しながら読み進めた。
    途中から貧乏神やら、薬師如来やら、この世のものではないものも登場。どうなっていくのか続きが気になります

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    2023年04月27日
  • 日輪の遺産 新装版

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    敗戦後の日本を復興に導くため、マッカーサーから奪った財宝を隠す密命を日本軍は下す。その額、時価200兆円。それから47年。不動産事業で行き詰まった丹羽は、不思議な老人から財宝の在り処を記した手帳を託され…。

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    2023年04月20日
  • わが心のジェニファー

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    前半は『そうそう!』と思いながら読み進め、
    中盤からは『?』がちらほら、
    最後『そなの??』と、若干急ぎすぎに感じた。

    (過去に読んだ別の数作品はとても好きでした。)

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    2023年04月19日
  • ま、いっか。

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    ザ・昔の意識の男性という感じのエッセイ。女性はこうあるべき、男性はこうあるべきと語っていることが、現代の価値観とはかけ離れている印象だが、そういう生き方をしてきたのでそういう価値観を持って生きてきたということ。自衛官をしていた経歴も相まって、堅苦しい印象を受けた。オシャレに気を使い、身だしなみに気をつかう姿勢は素晴らしいと思う。

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    2023年04月15日
  • 帰郷

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    子供の頃、白装束の負傷軍人が街角に募金箱を持って立っていた事を思い出した。まだほんの少し戦後が感じられた。その時代の話しもあって、何か懐かしさともう今は戦後の匂いすらないなあ。と、今の子は特に遠い話しなんだろうなぁと思う。

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    2023年04月09日
  • 王妃の館 上

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    ちょっと期待はずれ。
    時代が交差する部分の記述は滑らかで自然なのだが、ルイ14世の記述は冗長で読みにくい。クローミングローズのアルバムタイトルとしてインプットされている太陽王の知識を今更ながらに蓄える機会としてこらえる。
    そういえば、クローミングローズって、今どうなってるんだ?

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    2023年03月28日
  • 日輪の遺産 新装版

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    終戦間際に軍部が隠したマッカーサーの財宝を追って、現代(と言っても昭和設定)と当時の物語が交錯する。
    浅田次郎の古い作品だけに、今読むと構成といいテーマといい時代錯誤感が強い。我々世代には小気味いい物語。

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    2023年03月18日
  • 中原の虹(1)

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    まだ1冊目。
    張作霖は興味深い。
    けど、まだまだ序盤。
    これからどうなるやら。
    読みこなしが難しい!

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    2023年03月11日
  • 蒼穹の昴(2)

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    やっぱ名前難しい!!登場人物多すぎて、えっとこの人誰でしたっけって何回もなった。一気に読まないと内容忘れちゃうと思うので、次も読んでみます。

    春児が成長して最強の人になってるのわくわくする。素晴らしい師匠達に鍛えられて、なんでも出来る様になってるの楽しい!これからがさらに楽しみだ。

    でも春児と文秀の絡みがあんまり出てこなくなって寂しい。あの二人の会話が好きだったのに…

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    2023年03月05日
  • 珍妃の井戸

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    蒼穹の昴がすごく面白かったので、かなりの期待を寄せて読み始めた。

    期待値が高すぎたためか、思ったより、、という感じだった。

    あと、蒼穹の昴を読んでから時間が経っていたので、記憶があやふやな部分も多くあり、蒼穹の昴を読んでからすぐに読めば良かったな〜と思った。

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    2023年03月04日
  • 蒼穹の昴(3)

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    難しい漢字が多いのに、不思議とどんどん読み進めてしまう。文秀の出番が少なかったことが残念。次の巻に期待したい。

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    2023年02月28日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    地下鉄の階段を登ると、30年前の景色が…
    自殺した兄の命日だった。

    兄の運命を変えようとする、真次。
    しかし、運命は…

    地下鉄によって、同僚で不倫相手のみち子と過去に遡っていく、真次。

    そこには『アムール』と呼ばれる若き父、幼い父、戦場での父、兄が亡くなった日の父…の姿が。

    戦時中、戦後を逞しく生きる父。

    みち子との関係は…
    父との関係は…

    運命は変わるのか…

    何かすっきりしない…
    『小沼佐吉の息子として生きる』という真次。
    が、父に会おうともしない。
    のっぺいの言う通り、父と和解するべきてはないのか…

    父・佐吉は決して、家族を愛していなかったわけではない。

    みち子は、父と母

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    2023年02月26日
  • 日輪の遺産 新装版

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    敗色濃厚な終戦直前、帝国陸軍がフィリピンから奪い取ったマッカーサーの財宝を秘匿する密命を受けた3人の軍人。
    時価200億円と思われるその秘宝は戦後の日本復興の切り札となるはずだった。
    密命を帯びた軍人、その秘宝を秘匿する作業を行った勤労動員された女学生を中心とした終戦前後と
    その秘密を記した手帳を入手した様々な問題を抱えた現代の2人の男
    を交互に話は進んでいきます。

    感想としては、まずまず面白かったです。

    しかし、お話としては盛り上がりに欠けました。
    浅田次郎の得意技、泣かせる構成は健在でしたが、その部分も力強さに欠けた感あり。

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    2023年02月18日