浅田次郎のレビュー一覧

  • 沙高樓綺譚

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    浅田次郎の沙高楼綺譚を読みました。沙高楼という場所で5つの不思議な物語が語られます。語られていることと、実はその後ろに語られていない別の真実がある、という描き方は気に入りました。怖い話もあり、結局コメディタッチになってしまったものもあり、浅田次郎らしい短編集で楽しめました。

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    2011年07月18日
  • 沙高樓綺譚

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    ネタバレ

    刀剣の鑑定を商売としていたわたしが、国立博物館で、旧知の鑑定家・小日向賢吉(徳阿弥談山)と会い、"面白い会合"に誘われるところから話が始まる。
    小日向君に連れられて訪れた沙高樓とは、各界で名をはせた著名人が、今まで誰にも話す事が出来なかった秘密の話を語る場所であった…。

    ちょっと不思議な、そして、ちょっと不気味でもある5つの話。
    結構好きです。<この手の話。
    続篇も出ているようなので、文庫化されたら是非読みたいな、と。
    それはそうと、沙高樓の女装の主人が、どうしても美●明宏氏に思える(笑)。

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    2016年06月24日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    バブル期の留置場、1人の老人が"闇の声音"で語り出す昔話。
    華やかな大正ロマンの時代を駆け抜けた、義侠心溢れる盗賊「目細の寅吉」一家の活躍譚。


    人情味溢れる盗っ人達に胸を躍らされ、最終話で白縫花魁の話に号泣。
    愉快痛快、それでいてどこか切ないとっておきの娯楽小説。
    天切り松の"闇がたり"に留置人や看守達同様、夢中になってしまう物語。
    寅吉一家、かっこよすぎ!!

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    2016年05月18日
  • 競馬どんぶり

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    競馬歴30年の著者がそのノウハウを惜しみなく書いている。
    競馬の楽しみ、馬券の買い方、特にパドックの見方を書いた本は他にないので必読。
    勝ち負けだけでない競馬の楽しさを教えてくれる。

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    2009年10月04日
  • 見知らぬ妻へ

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    浅田次郎の見知らぬ妻へを読みました。過去を引きずりながら、それをうまく消化できずに孤独になっていく、それを静かに受け入れるという物語の収録された短編集でした。一番気に入った物語は「うたかた」でした。透明な孤独さと諦念が綺麗に描かれています。

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    2011年07月18日
  • 活動寫眞の女

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    浅田次郎の活動寫眞の女を読みました。突然ですが浅田次郎の小説はファンタジーなんだな、と気がつきました。妖精もドワーフも出てこないけれど、剣も魔法も出てこないけれど。代わりに極道や幽霊が出てきて夢のお話をしてくれます。この小説も映画が全盛の古きよき時代への郷愁に満ちたファンタジーでした。映画のエンディングのような終わり方が印象的です。

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    2011年07月18日
  • 薔薇盗人

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    浅田次郎の薔薇盗人を読みました。短編集でした。今回の短編6編はあまり面白くありませんでした。語り口はいつもどおりですが、プロットに無理があるものが多く、楽しめませんでした。

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    2011年07月18日
  • おもかげ

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    ネタバレ

    202603 オーディオブック
    良かったんだけど、再読はないかなー
    捨てられた母との会合ができて、惜しまれて逝く人生で、1人の人の終わりとしては最高の締めくくりなのかもしれない。
    えっと、結局主人公は生き返るのでしょうか?

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    2026年04月05日
  • 日輪の遺産 新装版

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    浅田次郎の長篇小説『日輪の遺産 新装版』を読みました。
    浅田次郎の作品は、一昨年の11月に読んだ『ハッピー・リタイアメント』以来ですね。

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    帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価200兆円の財宝。
    それは敗戦を悟った阿南陸軍大臣が、祖国復興のために託した軍資金だった。

    戦争は、日本人に何を残したのか。
    著者にしか書けない、魂を揺さぶる傑作歴史ミステリー!
    新装版解説/内藤麻里子
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    1993年(平成5年)に刊行された作品です。

    1945年8月……マッカーサーの財宝200兆円を隠

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    2026年03月30日
  • 天国までの百マイル 新装版

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    ネタバレ

    妻とも別れお金もない安男は母の命を救うためにオンボロ車で100マイル先の病院を目指す。
    母と息子の愛、男女の恋愛を描いたお話。
    ほんの少しブラックペアンと似た要素も感じた。
    マリさんが悪役に回り、いい女を貫いてて、安男を心から愛してるからこそできることだなと思った。
    兄弟間やその時期によってズレてしまう親子関係だけど、命はいつ失うか分からないと思うと一瞬一瞬ほんと大事だなあと。

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    2026年03月28日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    定年世代の男性が故郷に帰る、というノスタルジー溢れる物語の始まりに、典型的な田舎暮らし、昭和の田舎の母親像的なものが重苦しく感じていました。
    ところが読み進めると、なんだか私が思っていたようなウェットな展開ではなく、現代社会のあるあるなテーマを盛り込んできたり、「こんなのある?」な驚きのサービスがでできたり。
    老いや故郷の母といった重めのストーリーに絶妙なユーモアを入れてきてさすが浅田次郎さん!と世界観を楽しめました。

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    2026年03月27日
  • 蒼穹の昴(1)

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    宦官って知ってたけど、もっと大昔のものだと思ってた
    年代を聞いて意外と最近までやっていたんだと、ちょっと驚いた
    纏足とか宦官とか、中国はけっこう人体に対してエグいことする文化が多いなぁっと感じた

    これからどう物語が動いていくのか楽しみ

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    2026年03月24日
  • 蒼穹の昴(4)

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    ★3.5でおまけなし。
    最初のワクワク感が最後まで続かなかった。最大の要因は変に日本に話を寄せてしまったところではないかと思料す。
    どこまでも中国中心に話を進めるべきなのに、会津とか妙な思い入れを挿入したことで焦点が極めて散漫になった。これ、「壬生義士伝」と同じ感触で、作家の狙いが完全に邪魔になっているし、その点でその想いを無情に断ち切ってドライに物語を語り切ることができない作家なんだろうという評価を下さざるを得ない。
    ということで当方、今後この作家の作品に手を出すことは、、、ということであります。

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    2026年03月08日
  • パリわずらい 江戸わずらい

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    JAL機内誌のエッセイの文庫。さすがに話がうまくて、機内で一話だけ読む分には面白く読むのにちょうど良いのですが、まとめて文庫1冊分となると少し多すぎるような気がしました。

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    2026年03月08日
  • プリズンホテル 3 冬

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    ネタバレ

    前巻の「プリズンホテル秋」で、主人公は改心したかと思いきや、まだ暴力を振るっていることに序盤ならげんなりして辛くなった。お世話になっている女性を「パープー」呼ばわりするのも、男尊女卑甚だしい。嫌気がさした。読むのをやめようかと何度も思ったが、次巻の「春」まで読むと良いという口コミがあったので、葛藤しながらも頑張って読み切った。
    血まみれのマリアは仕事の力量はすごいのだろうが、私生活でも何故にあんなに威張った物言いなのか。かつての職場でのパワハラ上司を思い出した。
    人の悪意を感知せず、笑顔と「ありがとうございます」で自分の心を辛うじて守ってきたサチコ。辛くなった。
    アルピニストがいい存在感を出し

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    2026年03月07日
  • 蒼穹の昴(3)

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    日本人岡のくだりは正直必要?
    この時代の清朝を描く際に日本が出てくることは必定だろうけれど、この登場人物のお話はちょっと余計な感じあり。最後に纏まればよろしいですけれど。
    春児の立場の飛躍とか、史了都の絡みの希薄さとか他にも色々あるので猶更そう思わなくもなく。
    面白いんだけれどどこか散漫になりつつあるんですよねぇ。。。杞憂に終わることを祈っております。

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    2026年03月03日
  • 蒼穹の昴(2)

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    李鴻章とか袁世凱とかこういう繋がりになっているんやねと改めて学び直し。
    あくまでフィクションということを念頭に絶えず置いておき、だけれども、やっぱりどこの世界でも近代史は面白いし、謙虚にかつ一番最初に学ばないといけない時代。
    そしてこの巨大な国は当然、蠢く魑魅魍魎の数も桁違い。やっぱり巨大国です。

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    2026年02月26日
  • 兵諫

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    「蒼穹の昴」シリーズの第6弾。

    二・二六事件ののち中国大陸西安で張学良が国民政府の蒋介石を拘束する西安事変が起こる。

    諫言とは目上の人の過ちなどを言葉をもって忠告したり諫めたりすることだが、「兵諫」とは主君や上官に武力をもって諫めることらしい。

    この本では、張学良が蒋介石に共産軍討伐の方針を取り下げ、国共一致して抗日戦に注力すべきであると迫り、政変を起こすことを指す。
    物語は、張学良を守るために命を張る元部下の陳一豆の生き方を二・二六事件の結末と重ね合わせることで、張学良の生きざまも描く。

    #中国 #肇国神話 #盤古 #龍玉 #乾隆帝

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    2026年02月11日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    ネタバレ

    松永徹
    知らない人のない大企業の社長。独身。四十年ぶりに里帰りをする。

    ちよ
    ホームタウン・サービスのペアレンツ。

    吉野知子
    ユナイテッドカード・プレミアムクラブのコンシェルジュ。

    室田精一
    製薬会社の営業部長から関西流通センター長に異動し定年退職する。熟年離婚する。

    住職
    慈恩院の和尚。

    秋山光夫
    松永徹の旧友。東京の下町に何棟ものビルを所有している。

    松永孝子
    徹の母。五十二歳で他界。

    小林雅美
    精一の妹。高校の教師。

    怜子
    精一の元妻。

    古賀夏生
    かつて大学病院の循環器内科准教授まで務め、今は専門病院に勤務しているたベテラン医師。認知症の母を亡くした。

    佐々木サチコ

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    2026年02月10日
  • 月のしずく

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    偉そうな言い方になってしまうけれど、下手な作家がこういう話を書くとべたべたしていてとても読めたもんじゃなくなるだろうなあ、というのばかりです。それをこう、淡々とというか、甘さは行間からだけにじみ出るようにというか、やられると、やっぱり参ってしまう。素直に泪しながら読んでよし。すなわち、電車の中で頁をめくるのには向いていません。
    「月のしずく」世界の違う男女がささいな偶然でふれあうという物語は古今東西掃いて捨てるほどある。そして偏見かもしれないが、たいてい、どちらかがどちらかの世界を捨てることで解決をはかっている。でも、この物語はそうではないと思う。まったく違った世界にも、何か通い合うところがあ

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    2026年02月08日