浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浅田次郎の長篇小説『日輪の遺産 新装版』を読みました。
浅田次郎の作品は、一昨年の11月に読んだ『ハッピー・リタイアメント』以来ですね。
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帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価200兆円の財宝。
それは敗戦を悟った阿南陸軍大臣が、祖国復興のために託した軍資金だった。
戦争は、日本人に何を残したのか。
著者にしか書けない、魂を揺さぶる傑作歴史ミステリー!
新装版解説/内藤麻里子
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1993年(平成5年)に刊行された作品です。
1945年8月……マッカーサーの財宝200兆円を隠 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻の「プリズンホテル秋」で、主人公は改心したかと思いきや、まだ暴力を振るっていることに序盤ならげんなりして辛くなった。お世話になっている女性を「パープー」呼ばわりするのも、男尊女卑甚だしい。嫌気がさした。読むのをやめようかと何度も思ったが、次巻の「春」まで読むと良いという口コミがあったので、葛藤しながらも頑張って読み切った。
血まみれのマリアは仕事の力量はすごいのだろうが、私生活でも何故にあんなに威張った物言いなのか。かつての職場でのパワハラ上司を思い出した。
人の悪意を感知せず、笑顔と「ありがとうございます」で自分の心を辛うじて守ってきたサチコ。辛くなった。
アルピニストがいい存在感を出し -
Posted by ブクログ
ネタバレ松永徹
知らない人のない大企業の社長。独身。四十年ぶりに里帰りをする。
ちよ
ホームタウン・サービスのペアレンツ。
吉野知子
ユナイテッドカード・プレミアムクラブのコンシェルジュ。
室田精一
製薬会社の営業部長から関西流通センター長に異動し定年退職する。熟年離婚する。
住職
慈恩院の和尚。
秋山光夫
松永徹の旧友。東京の下町に何棟ものビルを所有している。
松永孝子
徹の母。五十二歳で他界。
小林雅美
精一の妹。高校の教師。
怜子
精一の元妻。
古賀夏生
かつて大学病院の循環器内科准教授まで務め、今は専門病院に勤務しているたベテラン医師。認知症の母を亡くした。
佐々木サチコ
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Posted by ブクログ
偉そうな言い方になってしまうけれど、下手な作家がこういう話を書くとべたべたしていてとても読めたもんじゃなくなるだろうなあ、というのばかりです。それをこう、淡々とというか、甘さは行間からだけにじみ出るようにというか、やられると、やっぱり参ってしまう。素直に泪しながら読んでよし。すなわち、電車の中で頁をめくるのには向いていません。
「月のしずく」世界の違う男女がささいな偶然でふれあうという物語は古今東西掃いて捨てるほどある。そして偏見かもしれないが、たいてい、どちらかがどちらかの世界を捨てることで解決をはかっている。でも、この物語はそうではないと思う。まったく違った世界にも、何か通い合うところがあ