浅田次郎のレビュー一覧

  • ま、いっか。

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    読み始めはなんか変なこだわり持った人だし説教臭いオジサンだなぁーと思ってたが(嫌悪感は無い)、後半は話と文章の美しさにどっぷり浸かってしまった。
    夏休み取るのに後ろめたさ感じるのはやっぱりイヤですよね!!同意!!

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    2014年04月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    上巻では、山場がなく、どーなるんだ?と思っておりましたが、流石に浅田先生、六兵衛が誰か?をものすごく大きな視点からドンと持ってきて、度肝を抜かれました。慶喜か?と推測するシーンは鳥肌たちましたし、飛行機の中で「ええっ!!」と声が出てしまいました。
    鰻を前にして、涙するシーンもかなり意外性があり感情移入しましたね。
    結局、六兵衛が誰かということは関係なく、滅びゆく武家社会と侍/武士の権化であり、残り香なんだなと。
    益次郎いいね。

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    2014年04月04日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ネタバレ

    後口のよさに、つい忘れそうになったけど



    結局あんた何やの!?
    Σヽ(-∀-;)

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    2014年04月07日
  • 終わらざる夏 中

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    まだ、ソ連軍は攻めてこないが、
    不気味に物語は進行している。
    一体この後シュムシュ島に残された日本軍はどうなるのだろうか。
    そして、疎開先から逃げ出した子達はどうなるのだろうか、
    下巻への期待が否が応でも高まる。

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    2014年03月15日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    分かってはいるが見失いがちな事とか、言葉にできない事とか、天切り松を読めばだいたいは見えてくる。特に男は。優しい厳しさみたいなもの。

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    2014年02月28日
  • 競馬どんぶり

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    この本おもしろい。
    浅田次郎自体結構好きだし、競馬好きっての知ってたけど、まさかここまで好きだとは思わなかった(笑)
    この本を書いた時が1998年くらいだから、また今とは競馬の事情も変わってるのが残念。現代版の競馬どんぶりというか浅田次郎の考え方を聞きたい。
    とりあえず書いてあったことを簡単に何個かメモ。
    ・敗因よりも勝因を分析しろ
    ・パドックを生で見て予想したほうがよい(特に新馬戦と夏競馬)
    ・自分のお手馬(この馬ならどういった時に好走して、どういった時にこないかなどよくわかっている馬)を何頭か持つこと
    ・予習と復習をよくすれば、馬券を買う力がつく
    ・基本的には1着にどの馬が来るかを考える

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    2014年02月27日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    趣味のカジノに競馬、そして自衛隊やフロント企業に属して得たであろう知識を余すところなく発揮していただいた。風刺を利かせた短編娯楽は、展開がこれぐらい無責任であった方が面白い。オールマイティーなストーリーテラーだ。

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    2014年02月27日
  • 中原の虹(3)

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    この巻では、愛新覚羅が長城を越える、明が滅びる、清が滅びるという時代の大きく変わる時代が巧みに描かれている。
    どの時代にしても、一貫しているのは民の平安のために立ち上がるということ。わが勲は民の平安。そして、どこまでも中立の人が影で活躍するということ。
    かっこいいわ!

    個人的には東北を一つの平安の地としようとした、趙総督がよかった。引き際のかっこよすぎる。その意思を受け継ぎ、超えていく張作霖の今後が描かれてるだろう最終巻も楽しみ。

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    2014年02月26日
  • 中原の虹(2)

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    清王朝の末期。
    ついに半世紀にもわたって、清王朝を支えた西太后最期のとき。その覚悟がすごい。
    史実とは違うのかもだけど、こんな人だったのかなー、だったらいいなと思えた。

    そして、蒼穹の昴で日本に亡命した粱先生が出てきたー。

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    2014年02月23日
  • 終わらざる夏 上

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    先ほど、上を読み終わった。前半は、登場人物の紹介みたいな感じで、若干退屈ではあったが、じわじわと面白くなって来た。余り知られていない、終戦間際の北方領土。上の段階では、大きな動きはないが、この後一体どうなるのだろうと言う、期待と不安で読む速度も徐々に速くなっていく。沖縄戦や硫黄島とは違う、太平洋戦争がここにある。

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    2014年02月17日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    無血開城直前の江戸城の様子が克明に描かれておりとても新鮮です。幕政250年の風習や身分制度の折り目正しさには、清朝末を題材にした『蒼穹の昴』で感じた時と同様に異世界を感じました。現代社会をそのまま江戸時代に置き換えたような時代劇に慣らされてしまっていることをあらためて感じました。江戸城に居座る旗本六兵衛と入れ替わった謎の人物とそれを穏便に排除しようとする官軍の尾張藩士と当時まだ幕臣の福地源一郎。上巻は静かに展開し、謎は下巻に引き継がれます。

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    2014年02月17日
  • 歩兵の本領

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    面白かった。彼らのやり取りがリアルに描かれていて、それぞれが個性的でくすり、笑ってしまうシーンが幾つもあり、のんびりほのぼのと読めた。
    こんなしきたりややり取りがあるんだな、と感心したり、厳しい中で強まる絆に感嘆の息を吐いたり。

    息抜きに読むのにピッタリの本だ

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    2014年02月02日
  • 活動寫眞の女

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    映画はその昔、「活動」とよばれていたそうです。
    昭和44年の京都が舞台のこの作品は、太秦の撮影所でアルバイトをする京大生を主人公にした甘く切ない青春恋愛小説でした。

    昭和44年京都大学1回生の「僕」は、新学年早々に、映画好きという同じ趣味を持つ青年清家と同じ下宿の結城早苗と知り合います。
    太秦撮影所で行われるエキストラのアルバイトに3人で行ったとき、誰もが振り返るような美しい女優伏見夕霞と出会います。その美しさもさることながら、神出鬼没なその姿に不思議なものを感じた「僕」。なにげなく古い映画を見て驚愕の事実を知ります。・・・彼女は30年も前に死んだ大部屋女優だったのです。その事実を知ってか知

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    2017年11月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    色々書評を見たあとで、一切の期待感を捨てて読んだ。
    沢山ある幕末テーマの小説の中でも、地味だし起伏も少なめな感じ。小説への入り方で読後感も分かれるかも。

    私は好き。ラストも、私は肩透かしとは思わなかった。終焉の一つとして、敬意を表したいですww

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    2014年01月23日
  • 降霊会の夜

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    祖父が神憑る際に梓弓の弦を引くことから、梓と名付けられた女が別荘地に迷い込んだところから物語は始まる。梓に西の森に住むジョーンズ夫人を紹介されたゆうは降霊会に臨み、父親に殺された小学生の頃の友人やゆうへの想いを告げることもなく、若くして亡くなった真澄の思いを知ることになる。過去の自分と真摯に向き合うことの難しさを教えてくれる作品。

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    2014年01月11日
  • シェエラザード(上)

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    職場の人からおすすめされた一冊でした。
    浅田次郎は初めて読みましたが、なかなか読みごたえがあり、最初はペースもゆっくりだったのですが。後半からはいっきに読めました。

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    2014年01月04日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    レビューは4巻にて

    しかし、袁世凱の俗物さはいいなぁ。
    この人の行動を読んでいると、安部や鳩山や管なんかが総理大臣やっても、国はどないかなるんかなぁとか思ってしまうわ

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    2014年01月01日
  • シェエラザード(上)

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    終戦間近、国際赤十字の任務で捕虜への物資を運搬していた弥勒丸が、敵国の攻撃を受け沈没した。

    一方、現代では、街金の社長である軽部たちが台湾政府の要人から弥勒丸の引き上げ依頼を受ける。

    過去、現在が少しずつ描かれていく、「日輪の遺産」のようなスタイルの小説。

    日本が侵略したアジアでかき集めた金塊を積んだ弥勒丸の沈没した理由とは。どんな物語が待っているのか。
    果たして、弥勒丸を引き上げることはできるのか。

    とても引き込まれる話で面白い。ひとつ残念なのは、律子の軽部への気持ちがうっとうしくて余計なこと。
    後半の加速が楽しみ。

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    2013年12月31日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    結局、六兵衛が何者で何のために居座り続けたのかはわからなかった
    そのもやもや感は残るけど、それは六兵衛の行動から読み手側が感じ取れば良いって事のようだね

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    2013年12月30日
  • ま、いっか。

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    いつもの抱腹絶倒タイプではなく、恋愛とかファッションとかオヤジの美学を語ったエッセイ集。いい時代の東京とか、かっこいいなと思わせてくれます。

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    2013年12月27日