浅田次郎のレビュー一覧

  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    無血開城直前の江戸城の様子が克明に描かれておりとても新鮮です。幕政250年の風習や身分制度の折り目正しさには、清朝末を題材にした『蒼穹の昴』で感じた時と同様に異世界を感じました。現代社会をそのまま江戸時代に置き換えたような時代劇に慣らされてしまっていることをあらためて感じました。江戸城に居座る旗本六兵衛と入れ替わった謎の人物とそれを穏便に排除しようとする官軍の尾張藩士と当時まだ幕臣の福地源一郎。上巻は静かに展開し、謎は下巻に引き継がれます。

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    2014年02月17日
  • 歩兵の本領

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    面白かった。彼らのやり取りがリアルに描かれていて、それぞれが個性的でくすり、笑ってしまうシーンが幾つもあり、のんびりほのぼのと読めた。
    こんなしきたりややり取りがあるんだな、と感心したり、厳しい中で強まる絆に感嘆の息を吐いたり。

    息抜きに読むのにピッタリの本だ

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    2014年02月02日
  • 活動寫眞の女

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    映画はその昔、「活動」とよばれていたそうです。
    昭和44年の京都が舞台のこの作品は、太秦の撮影所でアルバイトをする京大生を主人公にした甘く切ない青春恋愛小説でした。

    昭和44年京都大学1回生の「僕」は、新学年早々に、映画好きという同じ趣味を持つ青年清家と同じ下宿の結城早苗と知り合います。
    太秦撮影所で行われるエキストラのアルバイトに3人で行ったとき、誰もが振り返るような美しい女優伏見夕霞と出会います。その美しさもさることながら、神出鬼没なその姿に不思議なものを感じた「僕」。なにげなく古い映画を見て驚愕の事実を知ります。・・・彼女は30年も前に死んだ大部屋女優だったのです。その事実を知ってか知

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    2017年11月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    色々書評を見たあとで、一切の期待感を捨てて読んだ。
    沢山ある幕末テーマの小説の中でも、地味だし起伏も少なめな感じ。小説への入り方で読後感も分かれるかも。

    私は好き。ラストも、私は肩透かしとは思わなかった。終焉の一つとして、敬意を表したいですww

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    2014年01月23日
  • 降霊会の夜

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    祖父が神憑る際に梓弓の弦を引くことから、梓と名付けられた女が別荘地に迷い込んだところから物語は始まる。梓に西の森に住むジョーンズ夫人を紹介されたゆうは降霊会に臨み、父親に殺された小学生の頃の友人やゆうへの想いを告げることもなく、若くして亡くなった真澄の思いを知ることになる。過去の自分と真摯に向き合うことの難しさを教えてくれる作品。

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    2014年01月11日
  • シェエラザード(上)

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    職場の人からおすすめされた一冊でした。
    浅田次郎は初めて読みましたが、なかなか読みごたえがあり、最初はペースもゆっくりだったのですが。後半からはいっきに読めました。

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    2014年01月04日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    レビューは4巻にて

    しかし、袁世凱の俗物さはいいなぁ。
    この人の行動を読んでいると、安部や鳩山や管なんかが総理大臣やっても、国はどないかなるんかなぁとか思ってしまうわ

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    2014年01月01日
  • シェエラザード(上)

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    終戦間近、国際赤十字の任務で捕虜への物資を運搬していた弥勒丸が、敵国の攻撃を受け沈没した。

    一方、現代では、街金の社長である軽部たちが台湾政府の要人から弥勒丸の引き上げ依頼を受ける。

    過去、現在が少しずつ描かれていく、「日輪の遺産」のようなスタイルの小説。

    日本が侵略したアジアでかき集めた金塊を積んだ弥勒丸の沈没した理由とは。どんな物語が待っているのか。
    果たして、弥勒丸を引き上げることはできるのか。

    とても引き込まれる話で面白い。ひとつ残念なのは、律子の軽部への気持ちがうっとうしくて余計なこと。
    後半の加速が楽しみ。

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    2013年12月31日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    結局、六兵衛が何者で何のために居座り続けたのかはわからなかった
    そのもやもや感は残るけど、それは六兵衛の行動から読み手側が感じ取れば良いって事のようだね

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    2013年12月30日
  • ま、いっか。

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    いつもの抱腹絶倒タイプではなく、恋愛とかファッションとかオヤジの美学を語ったエッセイ集。いい時代の東京とか、かっこいいなと思わせてくれます。

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    2013年12月27日
  • シェエラザード(上)

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    現在と過去、交互にストーリーが展開。ドキドキしながら、モデルとなっている事件や戦争中のことをスマホで調べながら読みすすめました。

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    2013年12月17日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    江戸城が官軍に引き渡されようとする時に、なぜか居座り続ける“的矢六兵衛”。
    何のために居座るのか、そもそも何者なのかも不明なこの六兵衛。
    浅田さんお得意の、人々の“語り”構成で、六兵衛の事情が明らかになるかとおもいきや、この上巻では、まだほとんど謎のままです。
    ただ、“六兵衛”が只者ではなさそうなので、下巻の展開に期待です。

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    2013年12月14日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    ハデな盛り上がりがないので、新聞で少しずつ読んでいくのはツライかもしれないけど、本でイッキに読めばなかなかおもしろかった。
    と言っても、六兵衛の謎(どうしてそんなことそてるのか)は何もわかっていないのだけど。

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    2013年12月03日
  • 一刀斎夢録 上

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     『壬生義士伝』『輪違屋糸里』に続く、浅田版新選組三部作完結編!
     単行本で出たときから読みたくて読みたくて、文庫版が店頭に並んだときは快哉を叫びたいくらいでした。
     しかし、いざ手に入れてみると、今度は本を開く覚悟を決めなければならなくて……。

     時代は、激動の明治が終わり、大正へと年号があらたまった直後のこと。
     「武士」がもはや過去にしか存在せず、若者たちは彼らの実情をすでに知らない。
     語り手はおなじみ斎藤一。聞き手は若き陸軍中尉にして陸軍きっての剣客・梶原。
     生きた時代も違う世代、けれど、剣の道で通じ合った二人が、夜毎に酒を酌み交わしながら武士の世を回顧する。

     「斎藤一はかっ

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    2014年09月28日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    幕末の江戸城引き渡し頃のことは
    大河ドラマ「新撰組!」や「天璋院篤姫」
    小説も幕末の時代のものは好きなので結構読んでいて
    ある程度の知識はあると思っているので
    小説の中の少し難しい文章も頭に入りやすい
    そして、なんといっても驚く内容
    思いもよらない展開で、いまの所、目が点
    はまっております

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    2013年11月04日
  • 終わらざる夏 中

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    疎開先での子供達の暮らしや心情、子供達を預かる先生方の気持ちが心に迫ってくる。占守島の事やアイヌの人達の事、女子挺身隊員達の事など知らなかった話しばかりで夢中で読んだ。

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    2013年11月21日
  • 日輪の遺産

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    使命・責任・勇気考えさせられる生き方をしてきた人達。表向きでは分からないが、最後は優しい心の持ち主たちなんだなと。
    途中からどんどん加速して読みました。ただ最後は感動なのですが、
    個人的にはあまり好きではありません。
    この時代についてもう少しいろんな本を読んでみたいと思いました。

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    2013年10月22日
  • 一刀斎夢録 下

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    八重の桜でもおなじみの人物である。幕末から西南の役までの激しい動乱の時代を生きたまさしく剣客である。齢70数歳にして淡々と過去を振り返る。その凄まじい生き様に、ショックを受ける。

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    2020年08月23日
  • ハッピー・リタイアメント

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    膨張を終えた終身雇用・年功序列組織の「四角形」を「三角形ピラミッド」に押し込むためには天下りが必要。天下り先では天下りの皆の邪魔にならぬよう仕事をしてはいけない。
    定年まであと5年の財務官僚と愚直だけが取り柄の自衛官二人が、天下り先JAMS(全国中小企業振興会)に。そこは元財務官僚が牛耳る実体のない組織。仕事のない彼らが仕事をしだす。それは汚職か横領か善行か。天下り機構に対する痛烈な皮肉を浅田センスで描く。船頭ばかりの四角形組織も難しいけれど・・・。

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    2013年10月04日
  • アイム・ファイン!

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    JALの機関誌エッセイをまとめた「つばさよつばさ」に続く第2弾。
    あいかわらず文書構成が上手で引き込まれ、クスリと笑ってしまう様な話しの連続だった。
    エッセイを通じて、浅田先生の生活が部分的に垣間見えるのが、更に親近感を持つ事となりファン心をくすぐる。
    きれい事ばかりでなく粗暴な一面(ブラック浅田)が見え隠れするところがまた良い。
    JAL搭乗時にこれを楽しみにしている方も居るのではないだろうか。
    おもしろかった。

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    2013年09月25日