浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「各界の名士が集う秘密サロン「沙高樓」で、
私は彼らの数奇な運命に耳を傾けることになった..・・・」
こんないきさつで始まる浅田さんの百物語です。
●宰相の器
●終身名誉会員
●草原からの使者
●星条旗よ永遠なれ
名誉も財力もある彼らの運命が
どのように切り開かれたのか、
サロン参加者ばかりか、読者までも気になって
お話の中へ引きずり込まれて行きました。
私が一番印象深かったのは、「草原からの使者」です。
有名な大馬主が競馬で人生最大の大ばくちをするお話ですが、
そこでの人間の実力論にはナルホドと思いました。
主人公の父が後継者たちに問いかけます。
Q:「人間の実力のうちでもっとも物を言うのは何だと思う?」
A1:「努力、もしくは忍耐」
A2:「能力」
A3:「誠実さ」
どれも私には大切なものに思えますが、実は違うのだとか。
正解は、「運」でした。
やはり、人生は大きな博打(?)
一世一代の大博打など、無縁のような毎日を過ごしている私には
目からうろこのこのひとこと。
そして主人公はみごとに運を勝ち取ります。
各界の名士の運の掴み方、
まだ続きがあるのなら、
ちょっと聞いて見たくなる、素敵な百物語でした。
余談ですが・・・
自分の運を試す為、
ジャンボ宝くじ、買ってみようかなと思いました。(笑) -
地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
内容はある旧軍人の日記をベースに第二次世界大戦終戦直下の日本で、日本復興にかけた莫大な金額の遺産を隠し、それをマッカーサーが探しにくるというというものです。但し、単なる宝探しというだけでなく、終戦時の日本軍の状況や遺産隠しに携わった者の責任の重さや忠誠心、悲劇などを描くことで、戦争下での日本国民のおかれた精神状態や状況は凄まじかったのだと改めて重く感じました。
やはり戦争というものは金や利権が絡んで引き起こされ、その結果、人の犠牲の上に成り立つもので、本当に愚かな争いであると痛切に感じましたが、この本では、その犠牲というものが無ではなく、このような惨劇が2度とあってはならないという平和への教訓となったことで最後はすっきりした終わり方になっています。
平和ボケしている私も戦争犠牲者のためにも2度と同じ過ちは繰り返してはいけないということを感じた深い作品でした。まさにLove & peace, no more warですね! -
Posted by ブクログ
時系列が段々わけわからなくなってきた。
「初湯千両」
寅弥の魅力が余すところなく書かれてる。
彼の過去も明らかになった。
「やっぱり寅兄ィが一番格好いいや……」
「説教寅か……好きだな、俺。何だかファンになちまった」
「共犯者」
あの人もこの人も、全員そうだったのか……!?
信じがたいし、底の知れない恐ろしさを一家も感じているだろう。
ラストの松蔵と安吉のやりとりがほほえましくて好き。
「宵待ち草」
男にペースを崩されるおこん姐さんといいうのが面白い。
山形有朋との関係とはまた違った魅力がある。
「大楠公の太刀」
格好いいひとしかでてこない。
なんとも甘酸っぱくて切ないお話。
「道化の恋文」
「銀次蔭盃」
周りが何と言おうと、親子の愛情は当人たち同士にしかわからない。