浅田次郎のレビュー一覧

  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天切り松闇がたりシリーズ4.
    昭和侠盗伝(目細一家のお手並みオンパレード、3つの勲章×東郷平八郎!)/日輪の刺客(相沢事件、×相沢三郎×永田鉄山)/惜別の譜(相沢の妻、相沢の処刑まで)/王妃のワルツ(黄不動の栄治×嵯峨浩×愛新覚羅溥傑)/尾張町暮色(振袖おこん)

    この1冊は、実在の歴史上の人物や事件、出来事を絡めたものが主流だったな。相沢事件もあらためて調べなおしたりした。嵯峨浩さんの半生も、あたらめてべつの伝記でも読んでみたいなあ。お写真検索すれば出てくるけど、ほんとに美人。
    昭和侠盗伝は、3巻までに、一家それぞれのキャラや仕事分野を描いておいて、それをふまえて読むと、もう、映画のようだ。でもこれは、必ず先に3冊ぶんの流れを読んでないと、味わえないとこだよね。

    なんか、ルパン一家みたいに、キャラの特性も年齢も動かないままパターンの違う事件だけが起こるんじゃなくて、時代がちゃんと動いていって、だんだんみんなが老いていってるもんな、そうそう長く続くシリーズじゃないのかもな。。。これの次まで手元にあるので、5巻、ライムライト、心して読もう。松蔵は青年になってきたけど、次くらい、そろそろ虎弥はけっこうな歳になるかなあ。。。。

    0
    2014年08月04日
  • 月下の恋人

    Posted by ブクログ

    短編でここまで読ませるか~!との驚きの浅田ワールド、11篇。表題になっている「月下の恋人」は男女の間の軌跡を描く至極の・・・。

    0
    2014年07月30日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天切り松闇語りシリーズ2.いやあ面白い。役者が揃いすぎだわ。それにこのべらんめえ調大好きなんだよね。
    残侠/切れ緒の草鞋/目細の安吉/百面相の恋/花と錨/黄不動見参/星の契り/春のかたみに

    それに私桜も大好きで、舞台のあらゆるところに桜舞う光景が出てくるのもうっとり感。
    山形有朋もそうだったけど清水小政でてきちゃったねえ。こういう現実に名を残す登場人物がひらりと現れるのもこの物語の魅力だねえ。“”俺ァ男だ”とてめえに言い聞かせて生きるのが男、かぁ。ほんと惚れ惚れするわこの世界の男たち。目細の名人芸もでてきたし(半返したぁ恐れ入った!)、百面相常のお点前もひとついただいたしおこんに黄不動に松蔵に、ひとりずつエピソードがほぐされていって、しかもまた語り口が名調子だよねえ、ほんと舞台を観に行ってるような気持ちになる。こういうのって悪党じゃないよなあ。ある意味ヒーローだよ。銀次もでてくるのかなあ。安吉のもっと昔を語るときには出てくるよなあ。知りたいなー、大親分銀次のことも。松蔵だってまだ自分の仕事するようになってからの出来事は語ってないしね。5巻までいま手元にあるからあと3冊。イッキにいきます。2冊目でますます大好き!このシリーズ。期待期待。

    0
    2014年08月04日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    黙する六兵衛に対する様々な推測が楽しく展開される。「あ、そうだったのか」と思わせるストーリー展開はさすが。
    後半はいつもの「浅田節」の濃い味付け(つまらなくはないけど)。
    私にとっては、クライマックスよりも、その過程に至る江戸文化の掘り下げや推理劇の方が楽しめた作品であった。

    昔は著者の作品を読んで何度も涙したものであるが、今はそれほど涙腺に響かないのは、著者の作品を多く読んでパターン化しているからか、年齢を重ね感受性が摩耗してきているのか、レビューを書いて少しさみしく思った。

    0
    2014年07月21日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綿密な時代背景に基づき、その時代に生きる人々をこれだけ生き生きと描けるのは本当にすごいと思う。私が単純なのかもしれないが、実際にこの時代の人々は遠からずこのような思いだったのだろうなぁ、と納得。
    幕末の偉人達もイメージを損なうことなく登場し、居座る六兵衛はいつ動くのか、そもそもいつしゃべるのか、と期待を持たせ下巻に突入。

    0
    2014年07月21日
  • つばさよつばさ

    Posted by ブクログ

    旅にまつわるエッセイ。
    時間もお金もなくてなかなか海外には行けないけれど、世界にはこんなにもたくさんの素敵な場所があるんだと改めて実感しました。
    旅先で出会う人たちとのエピソードがどれも素晴らしく、なんだか本当にいろんなことを考えさせられました。たかがエッセイですが、その中には、今の日本本当にこれでいいの?と思わせられるような部分がたくさんあって、日本という恵まれた国で、ぬるく甘やかされて生きている自分についても思いを馳せてしまいます。

    浅田さんは本当に言葉が巧い。

    0
    2014年07月05日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

    Posted by ブクログ

    「残侠」
    「切れ緒の草鞋」
    安吉一家の上を行く、「小政」。
    生き様、筋の通し方がかっこよすぎる。

    「目細の安吉」
    「闇の花道」に続く、安吉親分と官との因縁。
    親分、さすがです。

    「百面相の恋」
    何このお話可愛い……!
    大きな仕掛けで堂々と人を騙す派手さと、大切な人を前に嘘をつけない純情さ、なんだか切なくなります。

    「花と錨」
    多くの人が思っていただろう、「おこん姐さんにいいひとはいないのか?」が解明されました。
    「槍の小輔」が一世一代の大恋愛だったのね。

    「黄不動見参」
    松蔵デビュー?

    「星の契り」
    「百面相の恋」に輪をかけて可愛い。
    康ちゃんが思いがけず男気を見せてくれた。

    「春のかたみに」
    やられたーやっぱり泣かされるなあ……

    0
    2014年07月01日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    隼人の想像が突拍子もなくて、ひぇーとなりました。ドキドキもした。六兵衛が結局何者かハッキリしなかったけれど、武士の心意気というものを感じた。

    0
    2014年06月24日
  • シェエラザード(上)

    Posted by ブクログ

    面白かった。あっという間に上下巻を読みきってしまいました。
    日輪の遺産や壬生義士伝と同様に、現在と過去の物語をリンクさせ、登場人物の独白という形で事実を浮かび上がらせていくスタイルです。かなり都合よくストーリが展開していきますが、それを上回る構成でした。

    ストーリとしては、昭和20年に民間人2000人あまりと金塊を積んだ弥勒丸がアメリカの潜水艦によって沈められます。その引き上げをめぐってのストーリ展開となっています。
    弥勒丸とはなんだったのか?なぜ民間船なのに沈められたのか?その悲劇の真相は?そして、なぜ、それを引き上げようとするのか?
    時間軸が交差する中、語り手が変わりつつ、それらのなぞを解き明かしていきます。
    弥勒丸に隠されていたストーリとはとても悲しい物語でした。さらに、下巻の終盤、弥勒丸が潜水艦に囲まれるシーン。海の男たちの誇りと覚悟。とても胸が熱くなるシーンでした。ここで終わってくれてもよかったんだけどな..

    本作には実在の事件を題材にしているそうです。
    「阿波丸事件」はタイタニックを上回る2000人以上の方がアメリカの潜水艦に撃沈され命を落としています。
    本作を通して、その事件を知ることになったこともとても貴重かと思います。

    海の男たちの、いや、日本人の矜持と誇りを感じる物語!
    「よォそろォー」
    泣ける。

    お勧めです。

    0
    2014年06月22日
  • 競馬どんぶり

    Posted by ブクログ

    必勝法の真偽はともかく、こいつは立派な競馬のバイブルですよ。馬券師、いや雀師にとっても、博打を趣味とする者の心得ってやつをしっかりと教えてくれる。

    0
    2014年06月16日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    上巻からの続き。(ネタバレあり)
    六兵衛と呼ばれる侍は、実は六兵衛ではない?まさか?というところは、そうきたか、と。鳥肌。
    緊迫の幕末の江戸城での、動と静の対比。に居てはいけない存在が、実は段々とその場の人間に欠かせない存在に変わっていく様子といい、秀逸。

    0
    2014年05月20日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    六兵衛の正体の謎解きが、エスカレートしていく。出てくる人物たちの豪華なこと。幕末をめぐる諸説の披露。これは三谷幸喜監督で映画化できそう。清州会議と似ていてダメか?

    0
    2014年05月19日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    ああああこうキタかー。西郷こそがラストサムライだとおもっている私としては、浅田さんにいつか、西南戦争をテーマに書いてほしくて、幕末モノはいろんな切り口で書いてらっしゃる方だからいつかあり得る、って祈ってたのに。こうきたかー。思いもしない角度だった。的矢六兵衛。この名忘るるまいぞ。上巻は、謎だらけだし場面展開も少ないし突拍子もなさすぎる設定なので、あまりのめり込めなかったけど、下巻で、ひょっとして慶喜公?というあたりからがぜんどきどきした。けど、謎は謎のまま明かされずに神秘のベールのまま幕引きとなったね。六兵衛とは何者だったのか、なんとのう答えは、見つかるんだけど。長きにわたった武士の時代の幕引きを担った真の士道の体現者みたいなさ。でもスッキリはしないなあ。どんでん返しというわけでもないし。こういう存在を紡ぎだされてしまえば、もう二度と西郷どんをメインに書くことはないのかもなあという失望が濃くなっていった。しかも、なんか、薩摩弁ってそんな、カタカナで(おそらくこういってんだろう)みたいな異形かなあ。あんなふうにカタカナだらけのセリフになるなら薩摩の話は期待できないかなー。まあ、浅田ワールド安定のクオリティではあるんだけどね。「その日の江戸は鼠色の糠雨にまみれていた。」この冒頭だけで1時間国語の授業できそうな、文章力みたいなのはほんと随所で惚れ惚れするんだけど。あー残念。すてきなお話ではあるし、男性のほうがこういうの好きかもなあ。でも女房たちが乗り込む場面もいいしね。でもなあ。西郷どんモノ、可能性薄になったなー。ざんねん。

    0
    2014年06月02日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

    Posted by ブクログ

    無血開城を控えた江戸城。その露払いを務める尾張徳川家の江戸詰め御徒組頭、加倉井隼人が入場してみると、そこに一人の旗本、黒書院番の的矢六兵衛が居座っている。黒書院番は徳川家の近侍の騎兵で定数は十組500人。職禄300俵の旗本。その由緒正しい番士だが、実はある日突然入れ替わっていたという謎に絡めて、江戸城西の丸の様子、江戸末期の武家たちの台所事情、旗本たちの動き、庶民の感覚、官軍内の駆け引き、等々てんこ盛りで飽きさせることがない。日経連載だったそうで、幕府崩壊を経済と結びつけた視点で描いている。
    気になるのが、禁制品だったヤクの毛の被り物が官軍に登場するのは江戸開城以降といわれているのに、隼人が赤熊の飾り物を押し付けられていること。浅田次郎が調べないはずないと思うのだが、異説があるのか?

    0
    2014年05月08日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

    Posted by ブクログ

    大正ロマン溢れる、任侠一家の活躍を描いた小説。いきなり衝撃の展開でしたが、やはりそれでも筋を通す所がこの時代の漢なんやろな。男はかくありたいものやね。

    0
    2014年05月06日
  • 中原の虹(3)

    Posted by ブクログ

    34
    いよいよ清朝は滅亡し、時代は混沌とす。
    民草のため新たな世界を切り開こうとする男たちはいよいよ表舞台へ。

    0
    2014年07月26日
  • ま、いっか。

    Posted by ブクログ

    読み始めはなんか変なこだわり持った人だし説教臭いオジサンだなぁーと思ってたが(嫌悪感は無い)、後半は話と文章の美しさにどっぷり浸かってしまった。
    夏休み取るのに後ろめたさ感じるのはやっぱりイヤですよね!!同意!!

    0
    2014年04月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    上巻では、山場がなく、どーなるんだ?と思っておりましたが、流石に浅田先生、六兵衛が誰か?をものすごく大きな視点からドンと持ってきて、度肝を抜かれました。慶喜か?と推測するシーンは鳥肌たちましたし、飛行機の中で「ええっ!!」と声が出てしまいました。
    鰻を前にして、涙するシーンもかなり意外性があり感情移入しましたね。
    結局、六兵衛が誰かということは関係なく、滅びゆく武家社会と侍/武士の権化であり、残り香なんだなと。
    益次郎いいね。

    0
    2014年04月04日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後口のよさに、つい忘れそうになったけど
    ・
    ・
    ・
    結局あんた何やの!?
    Σヽ(-∀-;)

    0
    2014年04月07日
  • 終わらざる夏 中

    Posted by ブクログ

    まだ、ソ連軍は攻めてこないが、
    不気味に物語は進行している。
    一体この後シュムシュ島に残された日本軍はどうなるのだろうか。
    そして、疎開先から逃げ出した子達はどうなるのだろうか、
    下巻への期待が否が応でも高まる。

    0
    2014年03月15日