浅田次郎のレビュー一覧

  • シェエラザード(上)

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    面白かった。あっという間に上下巻を読みきってしまいました。
    日輪の遺産や壬生義士伝と同様に、現在と過去の物語をリンクさせ、登場人物の独白という形で事実を浮かび上がらせていくスタイルです。かなり都合よくストーリが展開していきますが、それを上回る構成でした。

    ストーリとしては、昭和20年に民間人2000人あまりと金塊を積んだ弥勒丸がアメリカの潜水艦によって沈められます。その引き上げをめぐってのストーリ展開となっています。
    弥勒丸とはなんだったのか?なぜ民間船なのに沈められたのか?その悲劇の真相は?そして、なぜ、それを引き上げようとするのか?
    時間軸が交差する中、語り手が変わりつつ、それらのなぞを

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    2014年06月22日
  • 競馬どんぶり

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    必勝法の真偽はともかく、こいつは立派な競馬のバイブルですよ。馬券師、いや雀師にとっても、博打を趣味とする者の心得ってやつをしっかりと教えてくれる。

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    2014年06月16日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    上巻からの続き。(ネタバレあり)
    六兵衛と呼ばれる侍は、実は六兵衛ではない?まさか?というところは、そうきたか、と。鳥肌。
    緊迫の幕末の江戸城での、動と静の対比。に居てはいけない存在が、実は段々とその場の人間に欠かせない存在に変わっていく様子といい、秀逸。

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    2014年05月20日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    六兵衛の正体の謎解きが、エスカレートしていく。出てくる人物たちの豪華なこと。幕末をめぐる諸説の披露。これは三谷幸喜監督で映画化できそう。清州会議と似ていてダメか?

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    2014年05月19日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ああああこうキタかー。西郷こそがラストサムライだとおもっている私としては、浅田さんにいつか、西南戦争をテーマに書いてほしくて、幕末モノはいろんな切り口で書いてらっしゃる方だからいつかあり得る、って祈ってたのに。こうきたかー。思いもしない角度だった。的矢六兵衛。この名忘るるまいぞ。上巻は、謎だらけだし場面展開も少ないし突拍子もなさすぎる設定なので、あまりのめり込めなかったけど、下巻で、ひょっとして慶喜公?というあたりからがぜんどきどきした。けど、謎は謎のまま明かされずに神秘のベールのまま幕引きとなったね。六兵衛とは何者だったのか、なんとのう答えは、見つかるんだけど。長きにわたった武士の時代の幕引

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    2014年06月02日
  • 一刀斎夢録 上

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    斎藤一の語りで新撰組を語る。
    京都の日々がメインで、壬生義士伝 輪違屋糸里とは違った、人間くさいところがいい。

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    2014年05月12日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    無血開城を控えた江戸城。その露払いを務める尾張徳川家の江戸詰め御徒組頭、加倉井隼人が入場してみると、そこに一人の旗本、黒書院番の的矢六兵衛が居座っている。黒書院番は徳川家の近侍の騎兵で定数は十組500人。職禄300俵の旗本。その由緒正しい番士だが、実はある日突然入れ替わっていたという謎に絡めて、江戸城西の丸の様子、江戸末期の武家たちの台所事情、旗本たちの動き、庶民の感覚、官軍内の駆け引き、等々てんこ盛りで飽きさせることがない。日経連載だったそうで、幕府崩壊を経済と結びつけた視点で描いている。
    気になるのが、禁制品だったヤクの毛の被り物が官軍に登場するのは江戸開城以降といわれているのに、隼人が赤

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    2014年05月08日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    大正ロマン溢れる、任侠一家の活躍を描いた小説。いきなり衝撃の展開でしたが、やはりそれでも筋を通す所がこの時代の漢なんやろな。男はかくありたいものやね。

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    2014年05月06日
  • 中原の虹(3)

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    34
    いよいよ清朝は滅亡し、時代は混沌とす。
    民草のため新たな世界を切り開こうとする男たちはいよいよ表舞台へ。

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    2014年07月26日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    義理人情は普段の生活で全く感じられないので安吉一家の粋でいなせな気っ風の良さに惚れ惚れします。もう何年前になるのかなぁ、中村勘三郎さんが主演したドラマを忘れられないです。滲み出るオーラと存在感にすぐファンになりました。白縫花魁役の井川遥さんも綺麗だったなぁと思い出しながら読んでてジーンときました。

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    2014年05月04日
  • ま、いっか。

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    読み始めはなんか変なこだわり持った人だし説教臭いオジサンだなぁーと思ってたが(嫌悪感は無い)、後半は話と文章の美しさにどっぷり浸かってしまった。
    夏休み取るのに後ろめたさ感じるのはやっぱりイヤですよね!!同意!!

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    2014年04月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    上巻では、山場がなく、どーなるんだ?と思っておりましたが、流石に浅田先生、六兵衛が誰か?をものすごく大きな視点からドンと持ってきて、度肝を抜かれました。慶喜か?と推測するシーンは鳥肌たちましたし、飛行機の中で「ええっ!!」と声が出てしまいました。
    鰻を前にして、涙するシーンもかなり意外性があり感情移入しましたね。
    結局、六兵衛が誰かということは関係なく、滅びゆく武家社会と侍/武士の権化であり、残り香なんだなと。
    益次郎いいね。

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    2014年04月04日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ネタバレ

    後口のよさに、つい忘れそうになったけど



    結局あんた何やの!?
    Σヽ(-∀-;)

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    2014年04月07日
  • 終わらざる夏 中

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    まだ、ソ連軍は攻めてこないが、
    不気味に物語は進行している。
    一体この後シュムシュ島に残された日本軍はどうなるのだろうか。
    そして、疎開先から逃げ出した子達はどうなるのだろうか、
    下巻への期待が否が応でも高まる。

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    2014年03月15日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    分かってはいるが見失いがちな事とか、言葉にできない事とか、天切り松を読めばだいたいは見えてくる。特に男は。優しい厳しさみたいなもの。

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    2014年02月28日
  • 競馬どんぶり

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    この本おもしろい。
    浅田次郎自体結構好きだし、競馬好きっての知ってたけど、まさかここまで好きだとは思わなかった(笑)
    この本を書いた時が1998年くらいだから、また今とは競馬の事情も変わってるのが残念。現代版の競馬どんぶりというか浅田次郎の考え方を聞きたい。
    とりあえず書いてあったことを簡単に何個かメモ。
    ・敗因よりも勝因を分析しろ
    ・パドックを生で見て予想したほうがよい(特に新馬戦と夏競馬)
    ・自分のお手馬(この馬ならどういった時に好走して、どういった時にこないかなどよくわかっている馬)を何頭か持つこと
    ・予習と復習をよくすれば、馬券を買う力がつく
    ・基本的には1着にどの馬が来るかを考える

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    2014年02月27日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    趣味のカジノに競馬、そして自衛隊やフロント企業に属して得たであろう知識を余すところなく発揮していただいた。風刺を利かせた短編娯楽は、展開がこれぐらい無責任であった方が面白い。オールマイティーなストーリーテラーだ。

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    2014年02月27日
  • 中原の虹(3)

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    この巻では、愛新覚羅が長城を越える、明が滅びる、清が滅びるという時代の大きく変わる時代が巧みに描かれている。
    どの時代にしても、一貫しているのは民の平安のために立ち上がるということ。わが勲は民の平安。そして、どこまでも中立の人が影で活躍するということ。
    かっこいいわ!

    個人的には東北を一つの平安の地としようとした、趙総督がよかった。引き際のかっこよすぎる。その意思を受け継ぎ、超えていく張作霖の今後が描かれてるだろう最終巻も楽しみ。

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    2014年02月26日
  • 中原の虹(2)

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    清王朝の末期。
    ついに半世紀にもわたって、清王朝を支えた西太后最期のとき。その覚悟がすごい。
    史実とは違うのかもだけど、こんな人だったのかなー、だったらいいなと思えた。

    そして、蒼穹の昴で日本に亡命した粱先生が出てきたー。

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    2014年02月23日
  • 終わらざる夏 上

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    先ほど、上を読み終わった。前半は、登場人物の紹介みたいな感じで、若干退屈ではあったが、じわじわと面白くなって来た。余り知られていない、終戦間際の北方領土。上の段階では、大きな動きはないが、この後一体どうなるのだろうと言う、期待と不安で読む速度も徐々に速くなっていく。沖縄戦や硫黄島とは違う、太平洋戦争がここにある。

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    2014年02月17日