浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「泣かせ」に鼻白んで遠のいていた浅田次郎氏の小説を久しぶりに読んだ。やっぱりうまい!本書は、短編集。「鉄道員」は素晴らしかったが、本書もなかなか良かった。
浅田氏のすごいところは、全く自分に重ならない設定の人物にまでどっぷりと入り込んでしまえるところ。どの短編も気恥ずかしくて切なく、読みながらしくしくと胸が痛む。そしてまんまと作者の手の内に引き込まれ、こんちくしょーと思いながらも、気が付くと涙を流しているのだ。
最初の2本が特に良かった。登場人物がそれぞれに悲しいのは、連城三紀彦の小説にも似ている。昔の東京の風景もノスタルジックで、おススメ。 -
Posted by ブクログ
学生闘争のあおりで東大の入試が中止となり、京大に進学した三谷薫。
彼が京都の映画館で会ったのは、清家忠昭と言う、京大の医学生だった。彼は高校を中退し、好きな映画の撮影所でバイトをしながらも、父親の言うとおりに大検を受けたという経歴を持っていた。
主人公・三谷は、清家の誘いで撮影所のバイトを始め、同じ下宿の結城早苗と共に、三人で映画のエキストラをした。そこで大部屋女優・伏見夕霞に会う。
その女優は実は何十年も前に亡くなっていて.....
前知識なく読み始めたので、大正昭和の映画を辿りながらの話かと思っていたら、物悲しい少しホラーな話だった。
浅田次郎さんのこういうお話は結構好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ暗い内容で気が滅入り、読む終えるまでに何ヶ月もかかってしまった。
入れ替わり立ち代わりそれぞれの立場の人間が語り手となっていく手法だったが、読みづらいと感じたときもあった。
占守島の戦いのことは全く知らず、たまたま聞いていたラジオ番組のゲストが著者で本書の紹介をしていたため、手に取った。
日本でこの戦いの知名度は低いが、教科書に載せても良いのではないだろうか。
結末は救いがなく、心が重くなった。
生き残った人々はシベリアに送られ、無事に帰国できたかどうか胸が痛い。
娯楽のための読書はすばらしいが、ときどき本書のようなジャンルを読むことは大事なことなのかもしれない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ暗い内容で気が滅入り、読む終えるまでに何ヶ月もかかってしまった。
入れ替わり立ち代わりそれぞれの立場の人間が語り手となっていく手法だったが、読みづらいと感じたときもあった。
占守島の戦いのことは全く知らず、たまたま聞いていたラジオ番組のゲストが著者で本書の紹介をしていたため、手に取った。
日本でこの戦いの知名度は低いが、教科書に載せても良いのではないだろうか。
結末は救いがなく、心が重くなった。
生き残った人々はシベリアに送られ、無事に帰国できたかどうか胸が痛い。
娯楽のための読書はすばらしいが、ときどき本書のようなジャンルを読むことは大事なことなのかもしれない。
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ネタバレ暗い内容で気が滅入り、読む終えるまでに何ヶ月もかかってしまった。
入れ替わり立ち代わりそれぞれの立場の人間が語り手となっていく手法だったが、読みづらいと感じたときもあった。
占守島の戦いのことは全く知らず、たまたま聞いていたラジオ番組のゲストが著者で本書の紹介をしていたため、手に取った。
日本でこの戦いの知名度は低いが、教科書に載せても良いのではないだろうか。
結末は救いがなく、心が重くなった。
生き残った人々はシベリアに送られ、無事に帰国できたかどうか胸が痛い。
娯楽のための読書はすばらしいが、ときどき本書のようなジャンルを読むことは大事なことなのかもしれない。
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筆者が伝え聞いた奥多摩の御嶽山の昔話を土台にした伝奇小説。
霧に閉ざされた杉木立を従える神域、御嶽山。
かつては行くのにも難儀し、青梅からの列車を二俣尾で降り、山を登って行き来していた。
その神域を守る神官職を代々務める鈴木家に伝わる話は、自然にそこに神がいる世界の話だ。
曾祖父は鈴木家に伝わる家伝の力の最後の持ち主だった。
日本全国から狐落としを頼まれては、祓ってきた。
幼い姉妹が山道でであったのは、狐憑きの娘とその母親だった。
娘に憑いた狐はしゃべる。
かつては赤坂の池のほとりに住んでいたが、住処を追われて気がつけば娘に憑いていたと。
科学とか、自然現象の解明が -
購入済み
不思議の世界
本当にあった話なのですか。
本当の話も混じっているのですか?
それとも全くのフィクションですか?知ってみたいですね。
今度は、このような事例集と解説した本の出版を 切望します。 -
購入済み
とても面白く、わくわくしながら読みましたが、途中で「以前に読んだことがあるぞ」と気づきました。ところが、次にどうなる話だったかまったく思い出さず、新鮮な気持ちで読み終えました。
続編が読みたいです。