浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登場人物に例の団体が出てくるので、ああまた変にカッコイイよう持ち上げて人気取りしようとしてるタイプの作品かもしれないなあ……と長く手に取らずにおりました。が、島原について調べたいことがあり、一端として読むことに。
浅田次郎の感性はすごいなあ。
地元の人? というくらい、微妙な空気感をうまく表現してる。京都の者が例の団体をいかに嫌っていたかというのも淡々と描いている(実際金になるほど美化されるまで、口の端にのぼることも稀だった)。それに言葉遣い。
今となっては80代・90代のおじいちゃんおばあちゃんしか使わなくなった言葉を正しく書いている。ちゃんとチェックしてくれる人物がいるのだろうが、それに -
Posted by ブクログ
連作短編。
【闇の花道】
プロローグといったところか。松の語り口の小気味の良さ。カリスマ抜群らしい親分さんと、キャラの立った子分たち・・・・。物語に、ぐんと引き込まれた。
【槍の小輔】
まさかの展開、超年の差大恋愛(?)。「おこん」姐さんが、とても魅力的。
別邸からの別れの場面が、ほんの少しデ・ジャ・ヴュな気がするのは気のせいか??
【百万石の甍】
目細の安、格好良し。
前読の「シューシャインボーイ」もそうだったし、(原作は未読だが映画を視聴)「地下鉄に乗って」でもそう……。浅田さんの描く“父子”の話は、泣かせるねぇ。
【白縫花魁】
・・・「続きを聞きてえか。」
………『はい、とても