浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(2)

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    いよいよ清朝滅亡の時。
    西太后と光緒帝をめぐる戊戌の政変の真実。
    近くて遠い存在となってしまった二人が死を前にして語り合う様は感動的。
    億万の民を統べる帝王の苦悩と肉親への愛情、自らを討伐されるべき悪鬼として晒し、中華の国を中華の民から守り抜く新たなる英雄を待つ。
    古い帝政から抜け出せずに腐りゆく大国という清朝末期のイメージとは隔絶した数千年の歴史を背負い立つ偉大なる王の姿がそこにある。

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    2013年05月01日
  • あやし うらめし あな かなし

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    幅広い題材で読者を楽しませてくれる、浅田次郎。
    歴史のロマンを感じる長編小説が好きなのですが、この作家さんは中・短編小説を読んでも、うならせてくれますね。
    今回手に取った文庫は、「人ではない何か」が登場する短編集。
    いわゆる「怪談」というカテゴリーに分類されるであろう短編が、7作品納められています。
    その中でも、2編が戦争・軍隊を扱った作品なのは、「浅田次郎らしいな」と感じました。
    そして、冒頭と最後に載せられているのが、奥多摩の霊山を題材にした作品。
    「あのあたりなら、こういうこともあるかもしれないな」と思ってしまう、不思議ながらもみょうにリアルな話が、印象に残りました。
    時間、空間を越えた

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    2013年04月24日
  • アイム・ファイン!

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    JALの機内誌?をまとめたエッセイ集の第2冊目。気軽に読めて軽くて面白い。毒にも薬にもならないかな・・・?

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    2013年04月19日
  • 見知らぬ妻へ

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    内容(「BOOK」データベースより)
    新宿・歌舞伎町で客引きとして生きる花田章は、日本に滞在させるため偽装結婚した中国人女性をふとしたことから愛し始めていた。しかし―。(表題作) 才能がありながらもクラシック音楽の世界を捨て、今ではクラブのピアノ弾きとして生きる元チェリストの男の孤独を描いた「スターダスト・レビュー」など、やさしくもせつない8つの涙の物語。

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    2013年04月24日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    ネタバレ

    浅田次郎のラスベガスのカジノを舞台にした小説。コミカルです。

    諸君、悩むな。ラスベガスがあるじゃないか。
    くすぶり人生に一発逆転、史上最高額のジャックポットを叩き出せ! ワケありの三人が一台のスロットマシンの前で巡り会って、さあ大変。笑いと涙の傑作エンタテインメント。

    やっぱりギャンブル好きの浅田次郎らしさが随所に出ています。分厚いけれど、面白く一気に読めます。

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    2013年04月07日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    ネタバレ

    江戸末期~昭和の近世を舞台にした小説は、本当に浅田次郎の真骨頂ですね。
    らしさが出ています。天切り松 闇がたりシリーズの第2巻です。

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    2013年04月10日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    ネタバレ

    江戸末期~昭和の近世を舞台にした小説は、本当に浅田次郎の真骨頂ですね。
    らしさが出ています。天切り松 闇がたりシリーズの第3巻です。

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    2013年04月10日
  • 見知らぬ妻へ

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    5年前に離婚し、新宿・歌舞伎町のボッタクリバーで客引きをしている花田章は、
    手配師の土橋に頼まれて、中国人女性と結婚する。しかし中国人女性をふとしたことから愛し始め、ストーリーが展開する。

    表題作のほか、浅田次郎らしいやさしくもせつない8つの物語。

    絶対に感動します。とにかく読むことをおすすめします。

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    2013年04月07日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    ネタバレ

    江戸末期~昭和の近世を舞台にした小説は、本当に浅田次郎の真骨頂ですね。
    らしさが出ています。天切り松 闇がたりシリーズの最終巻です。

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    2013年04月10日
  • 降霊会の夜

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    結末がすこし期待はずれ。想定内?
    但し、小説内の2つのテーマはどちらも秀逸で、浅田次郎らしい心の葛藤や心苦しさがうまく表現されていて、とてもよい小説です。

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    2013年04月06日
  • 歩兵の本領

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    1970年頃の若き自衛隊員の人生模様を描いた短編集。うかがい知れぬ内幕を鮮やかに描いている。笑えるようで笑えないほろ苦さと誠実さが印象に残った。昭和のニオイを感じた。

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    2013年04月05日
  • 歩兵の本領

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    読書期間: 1/14-1/23(10日くらい)

    感想: 浅田次郎さんの体験をもとに綴られた、1970年代の自衛隊内部の人間模様。浅田次郎さんの短編は好きです。この本も期待通り面白く満足でした。
    「解説」にもあるように、1970年代の自衛隊と今の自衛隊では、だいぶその生活・訓練も違っているらしいので、現代の自衛隊の方のエピソードも知りたくなってきました。

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    2013年04月01日
  • 中原の虹(3)

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    読んだきっかけ:連れが買った。蒼穹の昴の続き。

    かかった時間:1/17-1/27(11日くらい)

    あらすじ(裏表紙より):
    ~大いなる母・西太后を喪い、新王朝の混迷はきわまる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満州を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲い掛かる革命の嵐の中、ついに新王朝は滅亡する~

    内容:
    新王朝末期。3巻は、袁世凱の放逐、そして復帰。張作霖の台頭。蒋介石の登場。溥儀、袁世凱を内閣総理大臣に任ずる。ダイシャンは、フーリンを擁し、とうとう明王朝を

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    2013年03月31日
  • あやし うらめし あな かなし

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    大人の為の怖い話。

    じわじわと怖さがくる。
    オバケ云々の怖さではなく、
    人間の怖さ。

    あーぶるぶる。

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    2013年03月26日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    地下鉄銀座線は、空襲にもまけず、戦争中も、がんばって動いていたらしい。その戦争中の銀座線に乗り、出征してゆく父親に、タイムスリップして車内で出会う息子の思い。日輪の遺産の遺産、と著者は言う。日輪では母の勤労動員を描き、地下鉄では父の出征を描く。小説の大衆食堂と言われる、浅田次郎の傑作です。

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    2013年03月23日
  • あやし うらめし あな かなし

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    ネタバレ

    自伝短編小説?
    一つ一つの短編にすっきりとした解決がないところが良いなぁ。
    人の生活って、小説のようにきれいな解決がなされるものではなく、なぁんとなく、過ぎ去ってしまってから、腑に落ちて決着が付くコトが多い。そんなあいまいな事柄達。
    浅田次郎にかかると、そんな事柄達も立派な短編になってしまう。
    浅田少年の周囲の大人達の決着のつけ方が、すごく怖く、本の題名通りに本当に「あやし うらめし あな かなし」
    すごく怖い本だ。

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    2013年03月20日
  • あやし うらめし あな かなし

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    久しぶりの浅田さん作品
    蒼穹の昴のような長編も好きですが、読み慣れない人にはこの短編集はとても読みやすいと思います。
    一編目の赤い絆から神妙な空気にぐいぐい引き込まれます。

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    2013年03月19日
  • あやし うらめし あな かなし

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    ようこそ,この世ならぬ者たちが誘う眩惑の世界へ.浅田次郎さんの怪談短編集.短編の名手は数多くいるけれど,読後の余韻という一点において,浅田さんは別格のような気がする.今回の作品群も結末は読者に委ねられている.胸がキュンとなる話もあれば,背筋が凍る話も.お得な一冊だけど,深夜に読むもんじゃないかな.あぁ怖かった(笑)

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    2013年03月11日
  • あやし うらめし あな かなし

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    実話や体験談をもとにした短篇集。どの物語も、ただ怖いだけの怪談話ではなく、作者の狙いや伝えたいことが隠されている。
    どこからこういった知識や発想が出てくるのか?漢字一つとっても、浅田さんは凄い…

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    2013年03月11日
  • 歩兵の本領

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     oyajisanお勧めの一冊。9つの短編集・・・う~ん、どれも涙と笑いで読み進める。理不尽だけれども温かい世界・・これを”昭和”と呼ぶのでしょうか。
     訳ありで連れてこられて、たとえ最初は殺意を覚えるほど反発しても、いつしかそこに居場所を見つけてなじんでいく。体力的にどうしてもついていけず、そのせいで連帯責任(なんて懐かしい響き!)を取らされて。でも、誰も咎めず見捨てず、さりげない優しさで包んでくれる・・浅田次郎さんの自衛隊への愛情がなせる世界なのかも。好きだな~こんな男くさい世界。

     熱発就寝と称して、訓練にもほとんど参加せずベッドに寝ている最古参の神様・・・そんな存在を飲み込む懐の深さ

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    2013年02月14日