浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
誠実で勤勉に働くことは、善であり
ギャンブルすることは、悪である という日本の価値観に
浅田次郎が もの申す。
小説ストーリーを持ちながら 意見小説というべきかもしれない。
ギャンブルって 勝てばおもしろいよね。
ギャンブルではまって 世捨て人になるには たまらないが。
ラスベガスという 世にも不思議な都市に
迷い込んだ 日本人 大前剛 と 梶野リサが、
自分の持っていた 価値観の崩壊と その再生。
ラスベガスを作った男たちの歴史があり
イタリア出身者の 鞄1個からはじまった 生い立ちがあり、
ラスベガスは ラスベガスのポリシーをまもることが
なによりも 大切だと 初心に立ち戻っ -
Posted by ブクログ
普段はほとんどミステリーしか読まない私ですが、映画のCMを観て、面白そうだなと思って読んでみました。
着想が面白くて、それぞれのツアー客の視点、中世フランスの人々の視点など、語り手がコロコロ変わる書き方で、登場人物を把握するまで、ちょっと時間がかかったけど、波に乗ってからはアッという間でした。
設定がご都合主義だったり、右京先生の小説のように予定調和だったりというところはあったけど、すごく面白かったです。
映画のキャストを調べながら読んだので、登場人物はすべて役者さんのイメージで読めました。
映画を観ても違和感はないはず。
映画が楽しみです。