浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ結局六兵衛は何者だったのか。もう少しヒントが欲しかったのが正直なところ。
でも面白かったです。
明け渡しの期日が迫る江戸城に無言で居座る御書院番士、的矢六兵衛。官軍の先手として来た加倉井隼人はあの手この手で押したり引いたりどうにか追い出そうとするが全く無反応な六兵衛。それどころか御殿の奥へ奥へと居場所を移っていく。
壬生義士伝みたいに色んな人の独白の章があって次第に六兵衛という人の輪郭が見えてくる。とにかく皆キャラクターがなかなかに強烈で、怒ったり笑ったり不思議に思ったり、隼人に感情移入してしまった。最後はよくわからないながらも六兵衛の迫力と格好良さだけは伝わって来て、行かないで!と一緒にな -
Posted by ブクログ
設定は現実だけど展開がファンタジックだったり、ラストにカタルシスを感じるとともにぞっとしたり、簡単に言ってしまえば「世にも奇妙な物語に出て来そう」な物語たちの短編集。
これだけ全部違ったインパクトが残る短編集もあまりないかも、と思った。
精神的にぐっとくる要素がある本だと長めに語ってしまうのだけど(笑)、これはシンプルに物語がおもしろいし、全体を通してぐっとくる感じだから、どこかに焦点を当てて語るのが難しい。
「マダムの咽仏」のこんな一節が心に残った。
「嘘でもハッタリでも、腹をくくっちゃえばいいんでしょう。そしたらなれるわよ。役者でも、医者でも、オカマでも。もしかしたら総理大臣に -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
「各界の名士が集う秘密サロン「沙高樓」で、
私は彼らの数奇な運命に耳を傾けることになった..・・・」
こんないきさつで始まる浅田さんの百物語です。
●宰相の器
●終身名誉会員
●草原からの使者
●星条旗よ永遠なれ
名誉も財力もある彼らの運命が
どのように切り開かれたのか、
サロン参加者ばかりか、読者までも気になって
お話の中へ引きずり込まれて行きました。
私が一番印象深かったのは、「草原からの使者」です。
有名な大馬主が競馬で人生最大の大ばくちをするお話ですが、
そこでの人間の実力論にはナルホドと思いました。
主人公の父が後継者たちに問いかけます。
Q:「人間の実力のうちでもっとも物を言