浅田次郎のレビュー一覧

  • オー・マイ・ガアッ!

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    ホントに浅田さんは作品の幅が広い。
    時代物、シリアス物、今回はきんぴかシリーズに近いコメディ作品。
    登場する人物一人一人のキャラがたってるところが浅田さん作品のすごい所だと思います。

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    2012年09月30日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    今回もリズムの良いべらんめえ口調にやられてしまいました。

    何故か読み終わった後は優しい気持ちになる。
    スカッと爽快感がある。

    人情が溢れた毎日が、物語の中だけで起こる事だけにはしたくないですね。

    所で、松蔵はいつお仕事デビューするのでしょうか!

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    2012年08月13日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    天切り松、二作目です。

    やはりホロリときてしまう。。
    あのべらんめえ口調が読み終わった頃には移ってしまいそう!

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    2012年08月11日
  • ま、いっか。

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    ネタバレ

    ・著者が祖父母の影響を受けて身だしなみに
     気をつけることを習慣にしていること
    ・温泉宿で読書に没頭することを
     至福のひとときと感じていること
    ・ブティック経営をかつてしていたこと

    なんかがよくわかるエッセイ。

    あと、「花笑鉄心」っていい言葉ですね。

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    2012年08月07日
  • 日輪の遺産

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    ネタバレ

    第二次世界大戦が終わったあと、マッカーサーはこう言った。
    「私の遺産は日本にある」。

    戦争が終わるほんのちょっと前、
    とある兵隊さんと女学校の生徒・教師が
    国家の密命に加わった。


    そんなお話だった気がする(うろ覚え

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    2012年08月05日
  • ま、いっか。

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    浅田次郎の新しいエッセイ。まじめなのに笑ってしまう。恋人の美醜基準から、まじめな人生哲学まで、「ま、いっか」くらいがちょうどいい、ですませてしまう。
    根の哲学はくそまじめなのに、フレキシビリティーが共存してる。

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    2012年07月24日
  • 中原の虹(2)

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    この巻の最後の西太后の独白には痺れた。
    現在中国在住なのでなおさらであった。
    この長い長い物語のハイライトであろう。
    蒼穹の昴の将軍が剣をつきつけるぐらいのハイライトさはあった。
    後半ついにラストエンペラーがでてくる。
    プーイーはまだ3歳。激動の人生がはじまる。

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    2015年07月14日
  • 日輪の遺産

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    映画化されることで初めて知ったのですが、けっこう古い作品なのですね。「地下鉄に乗って」よりも前だとか。
    アクションでもなく、ミステリでもなく何ともつかみどころのない感じですが、好きですね。
    それぞれの人の想いが切なすぎる。
    とちゅう、奥さんの件はサプライズ^^

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    2012年07月19日
  • 見知らぬ妻へ

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    8話からなる短編集

    どれもそれぞれに切なかったです。

    そしてどれも好きです。

    「かくれんぼ」を読んで昔のいじめっ子を思い出しました。

    「うたかた」を読んで自分の近い将来を思いました。
    高齢化社会まっしぐらの今、こういう終わり方を考えている方って結構多いかも・・と。
    自分も時折考えるからです。
    でも、自分には迎えに来てくれる人がいないなぁ・・と寂しくなりました。

    切ないけれど、セピア色のどこか懐かしい、そして優しい思いの伝わってくる作品でした。

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    2012年07月03日
  • ま、いっか。

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    浅田次郎の生きてきた体験から来る考え方が沢山盛り込まれた短編集で楽しく示唆に富んでいた。また、これまでに読んだ多くの浅田次郎の小説の題名が所々に現れ、どう考えたかなどを語ってくれてるのが嬉しい。個人的には「ふたたび花実双美」、「花の笑み、鉄の心」に共感し感動した。また、いつか再び読みたいと思う。

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    2012年07月01日
  • 日輪の遺産

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    現在と過去が絡み合いながらストーリーが進んでいく。解説にも書いてあったが、その現在と過去の雰囲気の違い、緊張感のあるなしがひしひしと伝わってくるのは作者の表現力だろう。さすが浅田次郎という感じだ。

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    2012年06月29日
  • 活動寫眞の女

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    ネタバレ

    もうすぐ読み終わるのだけど・・・。こんなに複雑な家族関係の中で生きたり恋愛したりの主人公が登場する小説を高校生のときに読むことができていたら、私の人生もずいぶんと変わっていたのでは?と思った。
    清家の生い立ちを知ってみると、高校生の私が読んでいたら、
    きっともっと内省的になれていたのでは、と反省した。

    今は映画の知識があるからその部分をいっぱい楽しめたけど、
    切ない恋愛小説でした。
    そうだ、京都行こう。

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    2012年10月21日
  • ま、いっか。

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    浅田次郎の「らしい」エッセイ。時間の合間にチョコチョコ読める軽妙さ。
    気にいったところから、ほんの少し切り取り。『自分のために笑え。人のために笑え。そしていつも背筋を伸ばし、鉄の心を忘れるな。』

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    2012年06月20日
  • 霞町物語

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    なんか、こういう高校生は好きでない…
    でも、こんな時代、こんなまちがあったんだ、というのを興味深く読ませてもらった。
    これが当時のこのまちの当たり前だと思うと、この時代の地方に住む自分は、すごいなぁと思う。

    『雛の花』のおばあちゃんは色々美しくて、憧れる。。。
    『卒業写真』は、ベタな話と言えばそうなのだけど、同じく職人の祖父を持つ身としては、もう切なくて切なくて仕方なかった。一番心にきた。

    おじいちゃんおばあちゃん、両親を大事にしようって思える、そんな読後感。

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    2012年06月16日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    天切り松シリーズ第二弾

    伝説の盗賊「天切り松」が昔懐かしブタバコで説教がてら人々に語る話は大正と言う時代を生きた渡世人の心意気を張った生きた説教。
    語る声は闇がたり。
    遠くまで聞こえる事の無いその声は懸命に生きた人の道を辿る道しるべ。


    とにかくカッコいい人達ですね。大正と言う時代の移り変わりの激しい時代を生きた親方、兄や、姉貴、そして松蔵。
    盗人稼業に身を落としつつも義賊となり、強くには意地と心意気で弱くに慈愛を携えて一日一日を懸命に生きているように感じました。
    永井教授が安吉親方の事をこう語っている。
    「あの人は他人に情はかけても、けっして恩は着せない。人に好いても、好かれようとはしな

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    2012年06月13日
  • 日輪の遺産

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    史実のように思ってしまう実在人物と世相の描写は素晴らしい。15日の出来事は読んだ途端に最終章がイメージできたけど、他にひねりようがないから仕方ない。
    映画化直前の作品かと思いきや、20年前!浅田パワー恐るべし!

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    2012年06月12日
  • アイム・ファイン!

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    「君もどうかね? 気持ちいいぞ」――文中に出てくるこのセリフのように、おススメしたくなります。

    この本では、JALの機内誌『スカイワード』に連載中のエッセイを一気に読むことができます。人気作家のため、取材や講演などで飛び回っているのでしょう。日本国内に限らず、中国やラスベガスなどの話も出てきますが、一話完結なのでどれから読んでも面白い。

    それにしてもこの人のエッセイを読むたびに、どれだけネタがあるんだと思ってしまいます。いや、いくら人気作家でも、日常生活がそんなにドラマチックなはずはありません。だから氏の文才なのでしょう。旅先の出来事だけではなく、食いものやギャンブル、自身の病気のことなど

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    2012年06月12日
  • アイム・ファイン!

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    「つばさよつばさ」続編。
    前作より旅にまつわる話は少なめだが、愉快さとしては今回のほうが上かもしれない。

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    2012年06月08日
  • つばさよつばさ

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    ネタバレ

    旅にまつわるエッセイ集。
    見聞話や感想だけでなく、それを手がかりに自分自身や日本について考察する文章にはとてもいろいろ考えさせられる。
    最近の「そんなことはチラシのウラにでも書いておけ」的なエッセイとは格が違うおもしろさです。

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    2012年06月06日
  • 薔薇盗人

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    安心の浅田次郎品質。
    やはり短編を書かせたら日本一ではないだろうか。
    泣かせる話も、ユーモア溢れる話もどんなものでも読者を満足させる。

    浅田次郎が書く登場人物に本物の悪人はいない気がする。
    著者の経験からなのかは不明だが、どこか理解できる、周りに存在してそうな人が現れる。
    それがリアルを描いて、読者に共感をもたらすコツなのだろうか。

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    2012年05月29日