浅田次郎のレビュー一覧
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試し読み
購入済み非常に面白かった
我々の世代には背景がこの目で見たので非常によく解るが、いまの若い人にはどうだるうか、それと映画版は原作と時間経過は同様であるが、省略が多き、映画だけをみたらよくわからない部分が多い
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ネタバレ 購入済み
快刀乱麻の読み心地
新選組。
好きだけど題材にした小説は読んだことが無くて
今回手に取ってみた次第。
斎藤一の回顧録となっているが
斎藤が語り手を担うという事で、一般的なイメージとは違う新鮮な切り口となっている。
聞き手の梶原がかなりしっかりしたキャラクターで
メインである回顧録を全く邪魔しないので安心して読み進められる。
1つの時代の終焉と幕開けを
思想、仲間、刀に込め動乱を駆け抜けていく。
数々の修羅場で消耗し、失われていくものたち…
残るものは何なのか。
『誠』の旗のもと闘い尽くした剣鬼は最後に何を想うのか。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
以前は出張でJALに乗る際は、機内誌SKYWARDに掲載されている浅田先生のエッセイを楽しみにしていた。最近は飛行機に搭乗する機会はないのだが、考えたら10年を超す長期連載になっているのでは。
台北の旅行記では欣喜高興、また無上光栄に「うれぴー」とルビを振るお茶目振り。
(引用)そう、そもそも私はお笑い作家なのである。たまさか『鉄道員』というお涙短編集が売れてしまったため、引き続き悲劇を要求されているにすぎないのである。
文章の格調は高いのだけど、キッチリ笑わせてくれるサービス精神の高さは変わらず。
近著「流人道中記」も読んでみようと思っている処。