浅田次郎のレビュー一覧
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ネタバレ暗い内容で気が滅入り、読む終えるまでに何ヶ月もかかってしまった。
入れ替わり立ち代わりそれぞれの立場の人間が語り手となっていく手法だったが、読みづらいと感じたときもあった。
占守島の戦いのことは全く知らず、たまたま聞いていたラジオ番組のゲストが著者で本書の紹介をしていたため、手に取った。
日本でこの戦いの知名度は低いが、教科書に載せても良いのではないだろうか。
結末は救いがなく、心が重くなった。
生き残った人々はシベリアに送られ、無事に帰国できたかどうか胸が痛い。
娯楽のための読書はすばらしいが、ときどき本書のようなジャンルを読むことは大事なことなのかもしれない。
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筆者が伝え聞いた奥多摩の御嶽山の昔話を土台にした伝奇小説。
霧に閉ざされた杉木立を従える神域、御嶽山。
かつては行くのにも難儀し、青梅からの列車を二俣尾で降り、山を登って行き来していた。
その神域を守る神官職を代々務める鈴木家に伝わる話は、自然にそこに神がいる世界の話だ。
曾祖父は鈴木家に伝わる家伝の力の最後の持ち主だった。
日本全国から狐落としを頼まれては、祓ってきた。
幼い姉妹が山道でであったのは、狐憑きの娘とその母親だった。
娘に憑いた狐はしゃべる。
かつては赤坂の池のほとりに住んでいたが、住処を追われて気がつけば娘に憑いていたと。
科学とか、自然現象の解明が -
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不思議の世界
本当にあった話なのですか。
本当の話も混じっているのですか?
それとも全くのフィクションですか?知ってみたいですね。
今度は、このような事例集と解説した本の出版を 切望します。 -
購入済み
とても面白く、わくわくしながら読みましたが、途中で「以前に読んだことがあるぞ」と気づきました。ところが、次にどうなる話だったかまったく思い出さず、新鮮な気持ちで読み終えました。
続編が読みたいです。 -
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ネタバレヴェルサイユ宮殿に行く予習として、この下巻は良いと思った。飛行機の中で上下巻読み切れるくらいの本ですし。
下巻になって良い話になってきた。人生に対して明るい気持ちになれる。ルイ14世の考察が深まる。正統派喜劇だった。
17世紀のルイ14世の物語がちょくちょく間に挟まるなって思ったら、北白川先生の作品という、そういうメタ構造の小説良いなって思った。
ルイ14世がどうしてこれほど豪奢な建築物を作ったのか。ヴェルサイユ宮殿はルイ14世の心の陰に対をなす、太陽だったのである。
フロンドの乱でトラウマを覚えたルイ14世の心の闇を追いやるための、光り輝く「鏡の間」なんて、よくあるんだろうけ -
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ネタバレ訳アリの人と人とがつながる喜劇!こんなん面白いに決まっている。パリ旅行への予習にならん!下巻が楽しみ!
面白くてすごい軽やかに読める。ご都合主義だけれども、面白いから許せる。
こうやってハチャメチャな人生の人を抜き出して集めると、人生何でもできる気になってくる。だからこの物語は読者を元気づけてくれる。そういうパワーがある。
自分の人生の悩みなんてちっぽけなもんだと思いたい人におすすめ。
この上巻は「起・承」である。だからまだまだ盛り上がりはこれからだろう。それが予想できるくらいわかりやすいストーリー。でもワクワクが止まらない。早く「転・結」が詠みたい。 -
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目次
・霞町物語
・夕暮れ隧道
・青い火花
・グッバイ・Drハリー
・雛の花
・遺影
・すいばれ
・卒業写真
著者の青春時代を反映した自伝小説?
甘く切なくほろ苦い?
ちょっとナルシズム入っちゃってたりしたら、読めたもんじゃない。
ところが、主人公であるはずの僕よりはるかに魅力的なのが、彼の祖父母だ。
江戸っ子で、粋で、気風(きっぷ)がよくて、ボケている祖父。
写真技師としての誇りが高く、妥協をしない。
その祖父が心から愛していたのが、元深川芸者の祖母。
学生運動の嵐が通り過ぎたころの東京の高校生。
学校から帰るとバリッとしたコンテンポラリィのスーツを着て、タブカラーのシャツに細身のタイ -
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新選組の近藤たちは、芹沢たちの暗殺を命じられます。“足軽と百姓が、真の武士を殺す(p266)”、斬ってはならぬ人間を斬るのです。
芹沢は酒乱で悪行も働いてきたように見えましたが、実は考えたうえでの行動で、やさしくて、どうしても嫌いになれませんでした。
また、戦場には刀を持たぬ四人の女(糸里、吉栄、お梅、おまさ)もいますが、“女というのは、剣を持たずに斬り合いができるらしい(p263)”のです。女たちの強さを思い知らされました。
特に糸里が、男たちに立ち向かい、はっきりと思いを伝えるところや、女としての幸せを吉栄にめぐんでしまうところに、惚れました。本の題名のとおり、主役は糸里だと思いまし -
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司馬遼太郎さんの「燃えよ、剣」も面白かったけど、浅田次郎版新撰組も面白かった。
時期としては、短く、新撰組の上京後から、芹沢鴨暗殺まであたりを描く。
芹沢鴨の恋人お梅、眇目の隊士平山五郎の恋人吉栄、土方と微妙な仲の糸里、そして新撰組の屯所となる貧乏くじを引いた八木家の妻から見た新撰組。その一方、隊士本人の心情も、1つ1つのエピソードの主役にもってきて、細かく描く。
鉄道屋や獅子吼が好きでなく、浅田さんの短編集は好きではないが、こうやって、長編の中にエピソードをちりばめた今回の1冊や、同じ形態の椿山課長~はあっているのかお上手だと思う。
糸里が主人公なのだろうけれど、私はピュアなカップルの五