浅田次郎のレビュー一覧

  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    浅田次郎の小説はよく読むのですが、なぜかエッセイはいままで縁がありませんでした。

    今回ふらっと手にとって見たのですが、なかなかおもしろい。作家として第一歩を踏み出した場面がこんなにドラマチックだとは。浅田次郎ファンなら一読の価値がある一冊です。

    JALの機内誌にもエッセイを書いてますよね。いつも楽しみに見ています。

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    2009年12月04日
  • つばさよつばさ

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    浅田次郎の旅行エッセイ…というよりは執筆や旅への想いをつづったエッセイ集かな。彼の作品の根底を流れる浅田次郎という人間に少し触れることができるような面白いエッセイだった。翼の王国…飛行機に長時間乗っていると、確かに雑誌やらなんやら総なめに読んじゃうよね(笑)

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    2011年09月17日
  • 薔薇盗人

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    せ…切ない。

    人間はなんて寂しい生き物なんだろうって段々読んでいて哀しくなる短編集。でもどれも最後はハッピーエンドで(たまに「強引だなー」って思う終わり方もあるけど)読んでる人を少し幸せにしてくれる辺り、さすが浅田次郎だなと思う。

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    2009年11月21日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    色んな世界のトップが残した秘密を、側近たちが「沙高楼」という名のペントハウスに集まり
    語り合う。

    議員が総裁選に出るか否か迷いに迷い
    ついに占いに頼る
    しかし、その占い師を最終的に二人から絞ることが出来ず、むかえた結末は!
    とか、
    馬主の息子たちへ、誰が自分の跡継ぎになるのかを決めるのに
    選んだ方法は、仰天の方法。

    1つ1つが短編になっていて、とても読みやすい。
    移動のときなどには、浅田本の短編集は、とっても楽しめて良い~

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    2009年10月14日
  • 薔薇盗人

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    会話のみで進められていくお話があったり
    書簡のみのお話があったりと、
    それぞれに違った趣があり、さすが!という感じです。

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    2009年10月04日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    第3弾もいいですねぇ。ところどころ仁義を切るシーンがビビっとしびれます。じ〜んとくる感動度合いは前作より少なくなってますが安吉一家の面々のカッコよさが増してます。

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    2011年09月13日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    面白い。4作目ともなると各キャラへの馴染みも出てくる。舞台は昭和に入り、軍部が徐々に台頭してくる世の中。近代史を交えたエピソード。アニメでもいいから映像化のネタに良いと思う。

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    2009年10月07日
  • 薔薇盗人

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    有名な作家さんだけに、有名どころの中原の虹とか壬生〜とかを避けた。
    で、なんとなく本屋にあって読みやすそうで持ち運びに重くない程度のを。

    全体的にはすごく素敵だった。

    一番好きなのは「あじさい心中」かな、と。
    あのちょっとフィルターを通したような感じと、哀愁というか切ない感じがいい。
    ラルクのkenちゃんが浅田次郎好きだってむかし言ってたけど、このイメージはすごく合う。
    映画のような映像的な終わり方が印象的だった。

    「死に賃」と「奈落」はちょっとホラー?というか、皮肉というか。そんな感じ。
    「ひなまつり」はドラマになりそうな感じだなぁと。
    「佳人」はちょっと笑い入ってる?
    「薔薇盗人」は

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    浅田次郎のひとは情熱がなければ生きていけないを読みました。勇気凛凛ルリの色のシリーズのエッセイ集でした。勇気凛凛ルリの色のシリーズ既刊4冊は気に入っているエッセイ集だったので読んでみました。今回は三島由紀夫の話題と浅田次郎の自衛隊入隊経験を中心にエッセイが書かれていましたが、シリーズの既刊に比べると面白さは落ちるかなあ、と感じました。母校での後輩に向けた講演録なども説教のにおいがして、ちょっとイマイチに感じました。

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    2011年07月18日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    ラスベガスが舞台で、いろんな国のいろんな世代のいろんな人たちが入り乱れるお話(←なんなんだ!)。・・・・・たなぞう的には評価低めですね。個人的には、「そんなに悪くないんじゃね?」と思っているのですが。浅田せんせの、作中での「世界史概論」とか「民族学概論」なんかも、なかなか良かったりして。作者が、自分が愛する分野を好きなように書いたモノ、と言ってしまえばそれまでなのですが、そこは地力のある浅田せんせなので、ちゃんとした(?)楽しめる作品になっているのはサスガだと思うのですが。なんか、「プリズン〜」をちょっとだけ彷彿とさせるような雰囲気を感じましたが・・・。んで、奥付見たら2004年(だったかな)

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    2011年09月26日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    シリーズ4作目。で、最終巻?相変わらず、歴史上の有名人が次々と。松蔵、いい歳になって独り立ちしてましたね。「天切り」の名付け親、ぬゎんとあの人だったとは・・・。時代的には、軍靴の響きは日増しに大きくなりつつも、まだ華やかさが残っている感じなのでしょうか。暗い時代を目前にした、最後のひと輝きというか。ストーリーも、そんな世相を反映した内容になってます。んで、これでシリーズ終了なのかいな?なんかスッキリしないというか、シックリこないというか。ウヤムヤな感じの終わり方。心情的には★×3.5ぐらい。結論:1巻がいちばん面白かった。某「r」先輩にいただいたコメント、納得。

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    2011年09月26日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    シリーズ3作目。今作でも、歴史上の有名人がわんさか出てきます。なんぼなんでもそれはちょっと・・・、という感も否めませんが、まぁアリなんじゃないでしょうか。んで、松蔵が語り始める場所の設定が、回を重ねるごとに凝りすぎになっていく気が・・・。そこがちょっと・・・。語る内容は、毎度すこぶる良いのですが。面白い作品だけに、細かいトコロが気になってしまうのです。気がつけば、松蔵はまだ「天切り」デビューしてないし。いつ仕事はじめるんだ?

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    2011年09月26日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    沙高楼の続編。ずっと秘めていた秘密を一人ずつ語っていく短編集。「宰相の器」の占い師や「草原からの使者」など相変わらずとても面白かった。これの続編書く予定あるのかな??

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    2011年09月17日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    エッセイ集。書かれた時期は、10年ちょっと前ぐらいでしょうか。「あの」大地震や、「あの」テロ事件に代表される「あの」教団の話題が多く出てきます。その他、大事件の片隅で忘れ去られそうな、でも忘れてはいけない類の事件を採り上げていて、いろいろと考えさせられる部分も多々あります。名手の作家(?)の手によるエッセイは、昔からとても好きなのです。中学のころは星新一のエッセイ、高校では筒井康隆のエッセイにハマり、椎名氏のエッセイ群に出会ってからはしばらくハマりました。それ以来、今でもゴヒイキ作家のエッセイに出会うとムフフとなります。東野圭吾氏がもうエッセイを書かないということを目にしましたが、その小説と同

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    2011年09月26日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    天切り松シリーズも4巻目。時代は大正から昭和に移り、軍国主義のきな臭い世情が伺える。幼かった松蔵も「天切り」の技を踏襲し、立派に一人で仕事もこなす。しかし変わらないのが安吉一家の「弱きを助ける」その姿勢。東郷平八郎の勲章を盗みに入るくだりには拍手喝采だし、清朝最後の皇帝の弟に嫁ぐお姫様の話もじ〜〜んとくる。やっぱり好きだなあ…このシリーズ。続きはいつ出てくれるのだろうか。

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    2011年09月17日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    天切り松シリーズ3巻目。今回はホロリというよりは…「流石」と唸らされる話が多かった。安吉親分を始め、本当に…弱きを助け、強きをくじく心意気には感服だ。一本筋が通っている生き様には惚れ惚れする。華族のお姫様やらお大臣やら…上流階級の方々がチラチラ出てくるのも庶民の憧れをくすぐってくれた(笑)

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    2011年09月17日
  • 姫椿

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    浅田次郎の短編集。
    素敵な作品多し。
    浅田次郎的なユーモアをひとまず置いたタッチの作品が私的にはより好みでした。
    『姫椿』『再会』が好きかな。

    収録作品
    ・獬 (xie)
    ・姫椿
    ・再会
    ・マダムの咽仏
    ・トラブル・メーカー
    ・オリンポスの聖女
    ・零下の災厄
    ・永遠の緑

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    2020年02月15日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    「沙高樓」の2作目。前作に引き続き、これも面白かった。「語り手」の個性豊かさ具合も、飽きさせない。お気に入りは、やっぱ最終話でしょうか。現在まで、浅田作品にハズレなし。って言っても、まだちょっとしか読んでないけど。

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    2011年09月26日
  • 沙高樓綺譚

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    主人公の目を通し、各界の著名人が密かに集う秘密サロンでの、その場限りの秘密の話を紹介するストーリー。一見すると長編であり、連作の短編集的でもあり、その実は各ストーリーには何の関連もない、不思議話(怖かったり、悲しかったり)を集めた1冊というかんじでしょうか。各語り手は、それぞれの世界の第一人者(もしくはそれに準じる)という設定なのですが、私のような知識の浅い人間が読むと、ホントにその道の玄人が語っているような錯覚を覚えます。作品中に我が地元の人物が登場してました。なんかうれしい。

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    2011年09月26日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    ネタバレ

    待ちに待った続篇ですよ!!
    小日向賢吉君からの誘いで、私は再び、沙高樓へと。

    『宰相の器』で、「ああ、やっぱり面白い」と思い。
    『終身名誉会員』で、一気に引き込まれ。
    競馬の話で、実はあんまり、と思った『草原からの使者』が意外に面白く。
    『星条旗よ永遠なれ』は、ちょっとどうかと思うけど、アレックスとハルコさんが、最後に本当に分かり合えたところは、良かったかな?

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    2016年06月24日