浅田次郎のレビュー一覧
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身に覚えのない罪によって、お家断絶となった、旗本・青山玄蕃。彼を江戸から東北の小名浜まで護送する役目を負ったのは、若く真面目な下級武士・石川乙次郎。 傲岸不遜に見えながらも、武士としての圧倒的な気品と慈悲を漂わせる玄蕃。その立ち振る舞いに触れるうち、乙次郎は玄蕃が背負った「罪」の真実と、「武士の覚悟」を学んでいくこと。。。。テーマは、「武士の矜持」と「真の救済」かな。法や制度による「処罰」ではなく、自らの魂に従って運命を受け入れることの気高さが描かれている。また、流人と、未来ある若者の交流を通して、「人はどう生き、どう死ぬべきか」という普遍的な人生の問いを投げかけているかと。浅田次郎ならではの
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中山道を江戸に向け80余人で出立。途中で知った謀反の計画、後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀を知ること。一路と慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは火事による殺害と毒殺という噂もあった。
ー参道での出来事に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂も舞う中、宿、農民、関所などでの対応は噂を消し去るものも多く、「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。 道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達していた。「武士の面目は他聞他目にあらず。常に自聞自目に恥じる事なきよう生きよ」「武士たるもの一心大切にすべきは、先祖代々の勤めに他ならぬ。己が分限をわきまえ、過ぎたるも、及ば