浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浅田次郎さんの小説を読むのは「おもかげ」以来、6年ぶり。短篇六篇は、いずれも異なる味わいで、多才な作家さんだな、と改めて思う。
「夕映え天使」
表題作。正直読後感はあまり良くない。
鈴木純子(仮名)さんが住み込みの勤め先であるラーメン屋昭和軒を黙って出た理由は最後まで語られることはなく、死に様も何とも寂しい。もっとひとに甘えたらよいのに、と思ってしまう。男寡所帯に嫁候補となりうる女性が急遽住み込みで働くことになる、という降って湧いたような「幸運」の思い出にしがみつく、昭和軒の親子もカッコよくはない。けど、気持ちはとても分かる。
「切符」
少年が淡い思いを寄せる賃借人の若奥さんが引っ越す前後 -
Posted by ブクログ
読んだ本 兵諫 浅田次郎 2025129
「蒼穹の昴」シリーズも、「群青の夢」というので最後らしい。
この「兵諫」はその前作ということで、張学良が蒋介石を拉致する事件を題材にしている。
この張学良って人がよくわからない。
張作霖の英雄的な描き方に比べ、なんとも得体の知れない描かれ方で、大局観があるからこそ思い切った行動に出れないって感じかな。
歴史的にも大きな権力(軍閥)を率いながら、右往左往しているイメージで、冴えない感じなんだけど、物語の中では深謀遠慮があるように描かれている。
実際にそうだったのかもしれないけど、このシリーズでは西太后もいい人だからな。
何が真実かはわから