浅田次郎のレビュー一覧

  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    【10/11-10/12】映画化された本。
    似たような話を続けて読んだ。若かりし頃の親は、きっといいヤツだったんだろうね

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    2009年10月04日
  • 沙高樓綺譚

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    浅田次郎の沙高楼綺譚を読みました。沙高楼という場所で5つの不思議な物語が語られます。語られていることと、実はその後ろに語られていない別の真実がある、という描き方は気に入りました。怖い話もあり、結局コメディタッチになってしまったものもあり、浅田次郎らしい短編集で楽しめました。

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    2011年07月18日
  • 沙高樓綺譚

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    ネタバレ

    刀剣の鑑定を商売としていたわたしが、国立博物館で、旧知の鑑定家・小日向賢吉(徳阿弥談山)と会い、"面白い会合"に誘われるところから話が始まる。
    小日向君に連れられて訪れた沙高樓とは、各界で名をはせた著名人が、今まで誰にも話す事が出来なかった秘密の話を語る場所であった…。

    ちょっと不思議な、そして、ちょっと不気味でもある5つの話。
    結構好きです。<この手の話。
    続篇も出ているようなので、文庫化されたら是非読みたいな、と。
    それはそうと、沙高樓の女装の主人が、どうしても美●明宏氏に思える(笑)。

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    2016年06月24日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    バブル期の留置場、1人の老人が"闇の声音"で語り出す昔話。
    華やかな大正ロマンの時代を駆け抜けた、義侠心溢れる盗賊「目細の寅吉」一家の活躍譚。


    人情味溢れる盗っ人達に胸を躍らされ、最終話で白縫花魁の話に号泣。
    愉快痛快、それでいてどこか切ないとっておきの娯楽小説。
    天切り松の"闇がたり"に留置人や看守達同様、夢中になってしまう物語。
    寅吉一家、かっこよすぎ!!

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    2016年05月18日
  • 競馬どんぶり

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    競馬歴30年の著者がそのノウハウを惜しみなく書いている。
    競馬の楽しみ、馬券の買い方、特にパドックの見方を書いた本は他にないので必読。
    勝ち負けだけでない競馬の楽しさを教えてくれる。

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    2009年10月04日
  • 見知らぬ妻へ

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    浅田次郎の見知らぬ妻へを読みました。過去を引きずりながら、それをうまく消化できずに孤独になっていく、それを静かに受け入れるという物語の収録された短編集でした。一番気に入った物語は「うたかた」でした。透明な孤独さと諦念が綺麗に描かれています。

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    2011年07月18日
  • 活動寫眞の女

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    浅田次郎の活動寫眞の女を読みました。突然ですが浅田次郎の小説はファンタジーなんだな、と気がつきました。妖精もドワーフも出てこないけれど、剣も魔法も出てこないけれど。代わりに極道や幽霊が出てきて夢のお話をしてくれます。この小説も映画が全盛の古きよき時代への郷愁に満ちたファンタジーでした。映画のエンディングのような終わり方が印象的です。

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    2011年07月18日
  • 薔薇盗人

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    浅田次郎の薔薇盗人を読みました。短編集でした。今回の短編6編はあまり面白くありませんでした。語り口はいつもどおりですが、プロットに無理があるものが多く、楽しめませんでした。

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    2011年07月18日
  • 蒼穹の昴(4)

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    ネタバレ

    光緒帝と西太后のすれ違い?が悲しい。西太后が勝ったことで、改革を推し進められなかった。巨大な国で近代化が進むのは難しい、、、のか。
    蒼穹の昴シリーズはまだまだ続くので、文秀と玲玲がどうなるのかも楽しみ

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    2025年12月19日
  • 流人道中記(下)

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    御仏が本当におられるのかどうかはさておき、今こうしてお菊を支え導いている人々こそが仏そのものではないか、と。「あると思えばある、ないと思えばない」という師匠のお言葉は、他人の善意に謝するか甘えるか、という意味なのではないか(p.165〜)

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    2025年12月14日
  • 蒼穹の昴(3)

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    玲玲と復生が、癒し。
    ますます皇帝と西太后の周りがギクシャクしてくる。
    栄禄が、ほんと嫌な感じ。
    周りの国が技術や発展をしている中、清はなかなか昔からのやり方をやめることができない。この巻から、歴史っぽくなってくる。

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    2025年12月11日
  • 珍妃の井戸

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    ネタバレ

    楽しく読めたが、シリーズ全作が良過ぎて、ちょっと物足りない。
    大部分が独白で構成されていたものの、読みづらさはなかった。
    途中で、ミステリーとして読めばよいのだと頭を切り替えたけど、着地点がなかった。
    また、蒼穹の昴で掘り下げられなかった人物にスポットライトが当たった点は良かったものの、結局、お互いがどのように感じていて、どういう人物なのかがわからない結末になってしまったのは残念

    張競氏による巻末の解説は素晴らしかった。

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    2025年12月08日
  • 一路 (上)

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    中山道を江戸に向け80余人で出立。途中で知った謀反の計画、後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀を知ること。一路と慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは火事による殺害と毒殺という噂もあった。
    ー参道での出来事に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂も舞う中、宿、農民、関所などでの対応は噂を消し去るものも多く、「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。 道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達していた。「武士の面目は他聞他目にあらず。常に自聞自目に恥じる事なきよう生きよ」「武士たるもの一心大切にすべきは、先祖代々の勤めに他ならぬ。己が分限をわきまえ、過ぎたるも、及ば

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    2025年12月06日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    ネタバレ

    良い。
    ドラマはよく出来てたと思う。キャストが素晴らしかった。読んでると思い浮かぶ。
    作者は、独特の哀愁の様な人間描写が素晴らしい。

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    2025年12月06日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    文章力がやはり半端じゃなくて、言葉の文字で田舎感が急に出るのは凄い。ストーリーは淡々と進む感じだが、ふるさとの需要や過疎化については、深刻な問題である。

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    2025年11月22日
  • 大名倒産 上

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    飽きがくるかこないかの間合いで読み進めている。最後まで読み切った自分を褒めて欲しいという感想は、確定しているのだろうか。
    読みたいリストに入れているけど、遅々として読書が進まない。いずれにせよ、並行しているのでスピードはどうなのかは自分的に気になるところではある。
    つまり、他の本も楽しんでいるのであまりそこには、わこらないが、執着しないでおこう。

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    2025年11月22日
  • 日輪の遺産 新装版

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    文章が秀逸で読みやすい
    あっと驚く意外な展開もあり
    設定の割には、すごくいい構成だなと思う
    しかし、次は気になる程、面白かったかと言われるとそうでもない
    文章が綺麗だから読むことに苦はないが
    早く次の本を手に取りたかった
    なんでかなぁ。感情が足りない?気持ちがない?
    というか淡々とし過ぎているからか

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    2025年11月17日
  • おもかげ

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    浅田次郎さんは文章力が素晴らしい。
    誰にでも分かりやすく、優しい文体。
    凄い好き。
    読んでて気持ちいい。
    ストーリーはもう一捻り欲しいです。

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    2025年11月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    直木賞受賞作。表題作の「鉄道員」を含めた8つの短編集。特に「ラブ・レター」「角筈にて」が好みでした。どの作品も、どこか感慨深いような気持ちにさせてくれました。長嶋茂雄やJR北海道に使われる鉄道の文字が縁起を担いで「鉃道」と表記されるなど、当時の時代を感じることができた。

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    2025年11月14日
  • 蒼穹の昴(2)

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    春児や文秀くらいサクサクと出世したい

    西太后とか李鴻章とか袁世凱とか、なんとなく分かるくらいの大物も出てきて歴史感増してきた。
    宮内が帝党と后党とに分かれ、イデオロギー対立と欲望によって大きな渦になり、いつしか誰の手にも負えず渦中の人の意思にも逆らってしまう感じ。
    歴史って感じで切ない。
    いったん明以降の歴史くらいは軽くさらってから後半に進むか迷い中。

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    2025年11月07日