浅田次郎のレビュー一覧

  • 活動寫眞の女

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    学生運動の激化により東大受験をあきらめた主人公は、京大に入学する。ある日、偶然に出会った同じ京大生に映画の撮影所でのアルバイトを紹介される。エキストラをつとめた時に見かけたのは、ずっと昔に死んだはずの美しい女優であった。
    まず、最初にことわっておきます。ごめんなさい。この作品に出てくる映画のほとんどがぼくにはわかりません。見たことあるのかもしれないけれど、題名から1カットでも思い出せるのはほんの数えるほどです。
    でも、それにもかかわらず、食い入るように読んでしまうのですよね。読んでいるうちに、その時代の映画にこめられていたものが、自分にも乗り移ってくるような気がする。また、そのような映画である

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    2026年02月08日
  • 壬生義士伝(下)

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    ★2.5だがおまけで。
    子母沢寛の世界が席巻していることの好例、先人の世界観を超えることができずグズグズとした感じ。この点、司馬遼の卓越さが光る。
    結局、吉村家を、新選組を語りたかったのか、今一つ締まりがないと申しますか。
    でも色々学びはあります、国領は内藤新宿の次の宿場町だったのね。

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    2026年02月07日
  • おもかげ

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    生き返って欲しい
    意識不明の中、正一の過去や深層心理にもとづいた回想がつづく

    最後の方まで読んでやっと、正一の求めていた親、捨てた親、正一が目を逸らしていた、恨んでいた親の姿が描かれていることに気付き、グッときてしまった

    地下鉄が日本の高度成長の象徴だということも知らなかったし、まさか身近の丸の内線が歴史を語る上でこんなにもクローズアップされることに驚いた

    中弛みもあったが、最期はこちらの世界へ戻ってこい!と言う思いを強く祈った

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    2026年02月02日
  • 終わらざる夏 上

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    ネタバレ

    勉強の合間にサクッと読もうと思っていたが、そういう話ではなかった。戦争も終盤、一億玉砕や否やの時代のお話。当時の背景知識がまるで無い自分には、読んでも読んでもなかなか進まず、少々しんどかった。愉快な話では無いのだが、人生で一度は読んでもいいと思う。最後あたりの片岡と鬼熊の手紙が一番良かった。今の平和な時代よりも家族の団結が強いように感じる。親孝行しようと思った。

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    2026年01月27日
  • 中原の虹(4)

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    梁文秀と玲玲が、春雲と再開したシーンが印象的だった。
    結構これからどうなるか不安な内容の中で、安心したシーンだった。

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    2026年01月25日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    フィクションではあるが実際ありそうなサービス。
    このサービスを受ける方も提供する方も実際の家族にできなかったことをして償っていたりするのかも

    読んだ後に色々考えさせられる

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    2026年01月21日
  • 兵諫

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    流浪の張学良が中国に戻ってから
    二・二六事件と西安事件を2つの軸にして、日本と中国の場面転換、登場人物転換が多く、時間をかけて読んだせいでちょっと混乱した
    2回目ざっと読んだらようやく全体像把握
    いやぁ面白かった

    龍玉の行方を示すことでシリーズ完結させるのかな

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    2026年01月20日
  • 流人道中記(上)

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    身に覚えのない罪によって、お家断絶となった、旗本・青山玄蕃。彼を江戸から東北の小名浜まで護送する役目を負ったのは、若く真面目な下級武士・石川乙次郎。 傲岸不遜に見えながらも、武士としての圧倒的な気品と慈悲を漂わせる玄蕃。その立ち振る舞いに触れるうち、乙次郎は玄蕃が背負った「罪」の真実と、「武士の覚悟」を学んでいくこと。。。。テーマは、「武士の矜持」と「真の救済」かな。法や制度による「処罰」ではなく、自らの魂に従って運命を受け入れることの気高さが描かれている。また、流人と、未来ある若者の交流を通して、「人はどう生き、どう死ぬべきか」という普遍的な人生の問いを投げかけているかと。浅田次郎ならではの

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    2026年01月29日
  • 中原の虹(1)

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    張作霖が出てきて清の終わりが見えてくる。
    春児のお兄ちゃんも出てくる。
    まだまだ序盤でプロローグ的な内容。

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    2026年01月16日
  • 珍妃の井戸

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    誰が珍妃を殺したのか、、、
    その場に居合わせたひとたちに話を聞きながらその時の状況を紐解いていく。
    蒼穹の昴のスピンオフ的な話。
    珍妃と光緒帝の2人がいい、身分がこんなに高くなく普通の夫婦であったらな、、、

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    2026年01月16日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    一つ一つの短編小説が面白かった。短い小説の中でも、先の展開が気になる書き方がされており、作者の技量の高さを感じた。
    ただ、科学的に説明ができない霊的な現象が多く、その部分も小説の一部として割り切って読む必要があると感じた。

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    2026年01月16日
  • 帰郷

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    初浅田次郎作品。

    戦争がさまざまな切り口から描かれる。

    表題作帰郷、無言歌が特に良かった、残酷だった。それ以外は今の私にはまだ理解が難しかった。

    もう少し読書の修行をしてからまた浅田作品に挑みたい

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    2026年01月15日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    都会で暮らす人々がふるさとを懐かしむ。それは自分の生まれ故郷でなくてもいいのか。最後はやっぱり人は人が恋しいのか。都会の問題、過疎化地域の問題、それぞれ考えさせられた。
    方言の表記が少し難しかったです。

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    2025年12月26日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    また凄い話を書いてくださいましたね。考えさせられることがいっぱいあって、思考回路はショート寸前です。でも、やっぱり自分だったら行かないと思いますよ。

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    2025年12月25日
  • 憑神

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    中盤までは面白かった
    貧乏神や疫病神、死神
    みんな魅力的でなぜだか憎めない
    でも、物語の終わりかたが呆気なすぎて、「なんじゃこりゃ?」って不完全燃焼
    読み終わってもなんだかモヤモヤです
    誰かにあのラストよさを解説してもらいたい…

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    2025年12月23日
  • 蒼穹の昴(4)

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    ネタバレ

    光緒帝と西太后のすれ違い?が悲しい。西太后が勝ったことで、改革を推し進められなかった。巨大な国で近代化が進むのは難しい、、、のか。
    蒼穹の昴シリーズはまだまだ続くので、文秀と玲玲がどうなるのかも楽しみ

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    2025年12月19日
  • 流人道中記(下)

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    御仏が本当におられるのかどうかはさておき、今こうしてお菊を支え導いている人々こそが仏そのものではないか、と。「あると思えばある、ないと思えばない」という師匠のお言葉は、他人の善意に謝するか甘えるか、という意味なのではないか(p.165〜)

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    2025年12月14日
  • 蒼穹の昴(3)

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    玲玲と復生が、癒し。
    ますます皇帝と西太后の周りがギクシャクしてくる。
    栄禄が、ほんと嫌な感じ。
    周りの国が技術や発展をしている中、清はなかなか昔からのやり方をやめることができない。この巻から、歴史っぽくなってくる。

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    2025年12月11日
  • 珍妃の井戸

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    ネタバレ

    楽しく読めたが、シリーズ全作が良過ぎて、ちょっと物足りない。
    大部分が独白で構成されていたものの、読みづらさはなかった。
    途中で、ミステリーとして読めばよいのだと頭を切り替えたけど、着地点がなかった。
    また、蒼穹の昴で掘り下げられなかった人物にスポットライトが当たった点は良かったものの、結局、お互いがどのように感じていて、どういう人物なのかがわからない結末になってしまったのは残念

    張競氏による巻末の解説は素晴らしかった。

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    2025年12月08日
  • 一路 (上)

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    中山道を江戸に向け80余人で出立。途中で知った謀反の計画、後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀を知ること。一路と慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは火事による殺害と毒殺という噂もあった。
    ー参道での出来事に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂も舞う中、宿、農民、関所などでの対応は噂を消し去るものも多く、「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。 道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達していた。「武士の面目は他聞他目にあらず。常に自聞自目に恥じる事なきよう生きよ」「武士たるもの一心大切にすべきは、先祖代々の勤めに他ならぬ。己が分限をわきまえ、過ぎたるも、及ば

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    2025年12月06日