浅田次郎のレビュー一覧

  • 輪違屋糸里(上)

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    糸里だけでなく複数の女性視点からの初期の新撰組。なるほど、こういう見方もあるのかとは思わせるが、ちょっと鬱陶しい話でもある。後半に期待。
    そう云えば、最近(18年12月)に映画化されたんだ。溝端淳平の土方ってイメージないなあ・・・

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    2019年03月18日
  • プリズンホテル 3 冬

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    今回も読みどころが沢山あって面白かった。

    元暴走族の繁が成長していて大活躍してたのが、読んでいて嬉しかった。それにひきかえ、仲蔵親分は今回はあまり頼りがなく気弱だったのが意外だった。

    それぞれのキャラクターの個性が活きていて、物語に引き込まれました。

    いよいよラストの第4巻!楽しく読もう!!

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    2019年03月06日
  • マンチュリアン・リポート

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    ネタバレ

    西太后やラストエンペラー、更にその弟の存在は知っていたけれど
    張作霖のことは知らなかった。
    信長と秀吉は知っているけれど、明智光秀は知らないみたいな感じだろうか。。。

    汽車の擬人化には驚いた。
    春児の登場も嬉しい。占い師がまだ存命にはたまげた。

    ウィキだから、正確さは分からないけれど、息子は大分切れ者だったようで。
    前作でその友人が謀反を起こしたことがサラリと述べられていて
    前作の張作霖の強烈さに比べ、済んだことだからか、さらりさらりという印象を受けたけれど、
    (本人も息子への代替わりを意図していたし、察していた描写だったけれど。汽車の最期は悲しかったが)

    そこから今後中国がどうなるのか

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    2019年02月22日
  • プリズンホテル 2 秋

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    やはりこの独特の世界観はいいなぁと思いました。

    純粋にお客さんとしてこのホテルに泊まりたい。大浴場に入って、板長やシェフの料理を食べてみたい。

    あと、支配人さんとお話をしてみたいなとも思いました。

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    2019年02月17日
  • わが心のジェニファー

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    恋人からの結婚承諾の条件として、日本を体験してきてほしいと要請されたアメリカ青年のラリー。
    彼の目を通して語られる日本文化論ともいえるエンターテイメント。
    著者は、日本で暮らす外国人に取材を行い、この作品を仕上げたそうだ。外国人から見た日本は、このようなのかと、改めて感じったものだ。もちろん、ユーモアを交えた著者の恣意が入って入るだろうが。
    外国人用のガイドブック(実在のもの?)として、ポジ・ガイドブックとネガ・ガイドブックの内容が記述され、その解説に、いかにも!と、納得も。
    主人公の旅の終わりに、もう一つ仕掛けがしてあり、著者の巧みな小説手法を見る思い。

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    2019年02月07日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    もっと中国史を理解してから読みたい、と思った。
    ウィキペディアで検索した際、馬賊の登場人物の写真がある=実在する というのに驚き。
    もっと架空の人物が多いと思っていたので。


    玉を巡る過去の話
    日本に亡命した梁文秀の話も間に挟まり
    なかなか理解するのは大変。

    それでも張作霖の存在は圧倒的。

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    2019年01月21日
  • 輪違屋糸里(下)

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    読み終わるのにものすごく時間がかかってしまったけれど、面白かった。
    愛情深くて とても強い女性たち。
    強くこころに決めたことや、強く想う人がいれば、女の人は強く生きられるのかな と思います。

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    2019年01月04日
  • 椿山課長の七日間

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    ラビ子姉さんから頂く。有名な本だったが、読んでなかったな。
    浅田次郎氏の本は私にとって合う合わない激しいですが、これは楽しかったな。ノリ的には「プリズンホテル」を思い出す様なドタバタ感。生と死がテーマな分もあるがグッときました。死という悲しさもこの本を読むことで、明るく違う視点も取り入れられ前向きになれそうな一冊。
    主人公は団塊の世代のサラリーマンお父さん、死後の世界を複数の人物の視線を切り替え表現する。

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    2019年01月04日
  • 一刀斎夢録 上

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    久々の新撰組もの。
    斎藤一先生、今回はとっても饒舌

    うーん、ちょっと最後の方は説明くさかったしこの人の新撰組ものはお腹いっぱいかな。

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    2020年12月01日
  • 椿山課長の七日間

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    比類なき孤独と、そこから立ち上がろうとする人間の姿が核となっている作品。

    死者蘇生をテーマにした作品は幾多あるけど、これは上述した背景から伝わってくるコアな部分が心に染みて良かった。

    あと、途中に出てきた
    「主張は権利だけど、表現は義務」
    っていう言葉が刺さりました。

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    2018年12月26日
  • プリズンホテル 2 秋

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    大分この世界に慣れてきたのだが、、、

    相変わらず木戸先生嫌い(~_~;)

    しかし、様々なホテルのお客様が、巧みに絡んでいき、最後にはホッとする結末。

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    2018年12月12日
  • 中原の虹(1)

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    ネタバレ

    中国の歴史詳しくないし。。。と思っていたが杞憂に終わる。

    春児の兄が登場するのだが、彼らの暮らし、境遇、歴史というより物語でぐいぐい読める。

    馬賊の存在がどんな立ち位置かまだ把握しきれていないが
    貧しさ故に、
    また頭の動機も貧困をなくすため、と
    昔の人の生きざまというのは濃いなぁ、と。

    歴史に詳しくないゆえに、どんな終わり方なのか未知数なので怖くもあり、楽しみ。

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    2018年12月11日
  • わが心のジェニファー

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    内気な、ザ・アメリカ人が旅する日本文化との出会い、その都度味わう驚きや感動がおもしろく描かれている。登場する日本人も、ザ・日本人というか、誇張した日本感が面白かった。
    文化の違いをジョークにすると、差別だと言って騒ぐ人がいるが、文化の違いは楽しむべきだと思う。

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    2018年11月23日
  • かわいい自分には旅をさせよ

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    テーマが多くなかなかつかみどころがなかったが、言葉の豊富さを強く感じた本だった。日本語の意味がわからないとは。著者とはおそらく意見がだいぶ異なる。そういう考えもあるんだなという視点では勉強になった。十人十色。いろいろな人の意見を聞く、学ぶことは実に面白い。また違った人の本を読んでいきたいと思わせてくれた本だった。内容とは関係ない感想だけど。

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    2018年11月19日
  • ハッピー・リタイアメント

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    「ハッピー・リタイアメント」
    ハッピーなリタイアメントしたくありませんか?


    しがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友が突如転属を命じられた全国中小企業振興会、通称JAMSは、天下り組織だった。豪華な部屋(誰もこないから昼寝と読書に使い放題)を与えられ、特にするべき仕事をしなくてもお金を貰える天国の様な組織(ただし、マッカーサから寵愛を受けたお局がいる)に転属させられたことに戸惑う二人。


    「ここは天下りだから仕事はしなくていい(だから納得してくれ)」と必死に教育する教育係の立花は、ある日突然、二人にこう告げる。一緒に仕事をしないか?と。果たしてそのミッションは汚職か横領か善

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    2018年11月07日
  • 憑神

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    器用ですな、この人は。時代物をやると宮部みゆきに近いテイストを感じる。
    人情話と怪異譚に歴史ものの風味を添えた一品。飛行機内で気楽に読むにはちょうど良かった。

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    2018年11月05日
  • わが心のジェニファー

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    もっと感動的で美しい物語を期待していた

    理屈っぽい
    日本の文化に対する反応が大げさ
    しかも、ジェニファーを愛していると言うくせに
    ちょっと知り合った日本人女性に
    その外見だけで「ど真ん中!」と豪語し
    平気で浮気をするラリーに失望

    睡魔と戦いながら読んだ
    最後がああでなかったら⭐️2つにするとこだった

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    2018年10月30日
  • 沙高樓綺譚

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    ある日、主人公は国立博物館に出かけた。目的は宝刀。閉館30分前の到着であった。千年の鉄色の前に30分は瞬く間に過ぎ、後ろ髪を惹かれる様に立ち去ろうとしたとき、目に留まったのは小竜景光、楠木正成の佩刀であった。あまりの美しさに目を奪われ閉館時間を無視することに決めたとき、ふいに横合いから名前を名を呼ばれた。振り向けば、旧知の小日向、現、三十四世徳阿弥家(刀剣の鑑定家元)であった。 小日向は、主人公をある会合に誘う。その会合は、沙高楼と呼ばれるビルの一室で開催される。 小日向曰く「高みに上り詰めた人は、誰もが必ず決して口にすることが出来ぬ秘密を持っているものです。そうした毒を吐き出す集いがここで催

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    2018年10月23日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    確かにラスベガスに行ってみたくなった。作者の文才によるものであろう。さすがと思う。
    話はさすがよくできてたと思う。ただ、今の僕にはちょっと理屈臭く感じるところがあったが、それはこちらの問題であろうと思う。そんな心境で読み、まあまあ面白かった。

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    2018年10月22日
  • 憑神

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    幕末の神様もの、ファンタジー、幕末の空気感が細かく描写されているので幕末史好きには特におすすめ、やっぱり最後は泣かせる

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    2018年10月08日