浅田次郎のレビュー一覧

  • 蒼穹の昴(2)

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    文秀は選ばれし者として官史となり、一方春児は占いを信じて向上心から色々な人達との出会い家族、男根を絶ち演劇の道で腕を上げる。政治は西太后が観劇と飽食に明け暮れながら自分の世界の中で国の行く末を嘆いている状況で周りは守旧派と改革派の対立が進んでいる。春事は西太后の前で難しい演劇を演じる機会を得て評価をされ、文秀は守旧派と改革派の狭間で生きる。この2人の行く末は??

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    2019年10月14日
  • 蒼穹の昴(2)

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    第2巻では西太后が主人公の一角となり、その存在感をあらわにした。


    本巻とウィキペディアを読んで西太后が悪女かどうかについて考えてみた。

    ・浪費家の類ではある
    ・東太后や同治帝が西太后による暗殺とあるが断定する材料は少ない
    ・西太后の没後に辛亥革命が起こり清国滅亡となる
    ・清末期の清軍は決して強いとは言えない
    ・西太后より取り巻きが悪い

    西太后への見方が少し変わりました。しかしあの癇癪は良くないと思う・・・


    第3巻が楽しみです。

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    2019年09月29日
  • あやし うらめし あな かなし

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    作者の実家は山深い場所にある高貴な神社のようである。
    そこで子供の頃に聞いた寝物語は、摩訶不思議な物語ばかり。
    山の夜は深い闇。しかし、人の心の奥の闇の方がもっと暗いと思えてしまう。
    おそらくはどんな灯りも届かない闇ではないだろうか。

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    2019年09月23日
  • 月島慕情

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    短編集も面白かった。女のプライド?はそれぞれあるのだなと。自分が縁しない世界だからしんどくなくて良かった。

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    2019年09月09日
  • 獅子吼

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    短編6本

    人間の業を描いた掌編
    個人的にはどれもちょっと物足りないが
    短編に収めるには仕方ないのか

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    2019年09月05日
  • 椿山課長の七日間

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    ネタバレ

    椿山夫妻の子供めっちゃかわいそう。
    知子もめっちゃかわいそう。
    雄太を地獄に落とそうとする役所も最悪。

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    2019年08月26日
  • 帰郷

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    たまたまお盆休みで時間があったので、何冊か読書用の本を購入してみた中の一冊。時期的に戦争を扱ったものも一冊ぐらい読んでみようと購入。短編集で、どれもふつうの市民から兵隊に召集された主人公のお話。じわじわと戦争の悲惨さが伝わってくる本。

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    2019年08月15日
  • 帰郷

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    浅田さんらしい語り口ではあるものの、もう一つ響くものが少なかった。反戦小説集との名目だが、これでは安倍晋三や百田尚樹は日本人の美談と思い込んじゃうよ。もっと明確に反戦を歌って欲しい。

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    2019年08月12日
  • 帰郷

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    戦争を題材にしているゆえか、文庫帯に「反戦小説集」との謳い文句がある。
    しかし、その思いはその文言ほどには、心に響かなかった。短編であるがゆえの限界だろうか(著者には、『天国までの百マイル』のような、忽ち涙腺を刺激する傑作短編集もあるが)。
    反戦ということであれば、先ごろ読んだ乃南アサ著『水曜日の凱歌』の方がより、その感が強い。

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    2019年08月05日
  • 椿山課長の七日間

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    話の内容自体は荒唐無稽なフィクションだが、純粋に一本の映画を観たあとのようなエンタテインメント性のある内容だった。楽しく最後まで読ませてもらいました。

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    2019年07月31日
  • 一路 (上)

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    気軽に楽しく読めました。参勤交代について歴史の授業以上のものを知らなかったのでそこは新鮮。内容としては暇つぶし的なものでしたが

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    2019年07月21日
  • 獅子吼

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    最近の浅田さんの作品ではなかなか良かったです。個人的には「帰り道」が一番ですね。最後の「降りられなかったの、どうしても」がなんだかジンときました。

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    2019年07月17日
  • 帰郷

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    戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。戦争に巻き込まれた市井の人々により語られる戦中、そして戦後。戦争文学を次の世代へつなぐ記念碑的小説集。

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    2019年07月04日
  • 終わらざる夏 中

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    北千島の孤島に渡る片岡、そこには移動手段を無くした北の守りに着く精鋭部隊、食料確保の缶詰工場で働く戦時動員された女子高生らが居る。長野に疎開した低学年の子、東京で夫を戦地へ送りの残された妻に生き様を綴る。其々が本土決戦への備えながら戦争の矛盾を感じ生きる姿がその時代の不幸を痛感する。

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    2019年06月07日
  • 終わらざる夏 上

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    終戦まじかの市ヶ谷で大営からの隠密指示で終戦交渉に動きつつありその状況下で各戦地に英語通訳の派遣選定を進める。英語通訳の人選では当時45歳上限の赤紙発行対象に苦学で結婚し1男の子を持つ片岡の元に届く。矛盾を感じながら当時おめでとう!!と言われ言わざる得ない状況。。で戦地に赴く。

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    2019年05月12日
  • わが心のジェニファー

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    3.5自分の存在を確かめるロードノベル。日本人がわすれがちな日本の美点をアメリカ人の視点から表現する。戦争という歴史を通してアメリカと日本とのつながりを描いているかな。

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    2019年04月30日
  • ま、いっか。

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    ネタバレ

    花笑鉄心 
    花のほほえみ、鉄のこころ

    著者の座右の銘(造語)として紹介されています。

    常に微笑みを忘れずに、また大地に堅固に根を下ろすかのようにたくましく生きたい。

    50代半ばの男性のエッセイを読むことは今までなかったので、「そうか、そのようなことを考えるのか」と初めて知ることがたくさんありましたが、この座右の銘には普遍的なメッセージが込められていて、非常に印象に残りました。

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    2019年04月23日
  • 輪違屋糸里(下)

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    知ってる話を違う視点から見るとこうなるという話で、その目の付け方はなかなか興味深かったが、元々が愉快な話ではないので、イマイチ入り込めなかった。でもまあ浅田さんらしい話でしたわ。

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    2019年03月23日
  • プリズンホテル 4 春

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    ようやく読み終わりました。お腹いっぱいになりました!
    1巻から読み始めて4巻まで長かったけど、温泉宿に泊まって癒されたような気分です。

    小説家先生は偏屈だけど、優しくて暖かい一面もあったんだなあとしみじみ思いました。
    ラストは感動してしまいました。

    嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、悩み事があったらプリズンホテルに戻ってこよう。

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    2019年03月23日
  • ブラック オア ホワイト(新潮文庫)

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    異質な浅田作品。
    ひとつひとつの夢話には、色濃く浅田次郎の色がでているのだが、全体的に夢と現の境界が曖昧になる不思議な物語。

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    2019年03月18日