浅田次郎のレビュー一覧

  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ネタバレ

    おすすめ度:75点

    江戸城に10カ月の間、言葉も発することなく、ひたすら座り続けた六兵衛。その10か月の間に時代は大きく変遷し江戸から明治となった。六兵衛はひたすら座り続けるという行動で武士道の本髄を示した。
    「物言えばきりがない。しからば、体に物を言わせるのみ」

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    2015年01月22日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    おすすめ度:70点

    2010年5月14日~2013年4月17日 日本経済新聞朝刊連載。
    謎の男が江戸城内に座り続ける。あらゆる周りの人間たちが、話しかけ、働きかけるが、頑として動かない。この人物はいったい何者なのだろうか?

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    2015年01月22日
  • 降霊会の夜

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    出だしだけ読んで、別本に入っちゃったもんで、ちょっと戻ってしまった。
    面白くなかったけど、半分から入り込んだ♪
    最後はこうなりますか・・・(-_-;)
    出来事の側面性というのか、それぞれの思い込みと思い入れ。。。まぁ、それも作者のあるお話やから・・・・

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    2015年01月10日
  • 赤猫異聞

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    まるで横で語り部が語りかけてるような心地よい感覚.和風走れメロスと言ったところだろうか.浅田さんらしい,人情深く,とても面白かった.
    以下あらすじ(巻末より)
    時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち―博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には…。幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。

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    2015年01月07日
  • 競馬どんぶり

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    書かれたのが16年前なので今とは事情が変わってるかもしれないが、とりあえず四季報、四季報。同じ話が度々出てきたがその分頭に残ったので結果的にはよかった。

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    2014年12月22日
  • 降霊会の夜

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    さして主人公に非は感じないけど、人は知らないうちに傷つけて生きていくんだな、って思った作品。
    でも、結局主人公にとってなんのための降霊だったのかよくわからん。

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    2014年12月17日
  • 薔薇盗人

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    「あじさい心中」「死に賃」「奈落」「佳人」「ひなまつり」「薔薇盗人」6編からなる短編小説。

    表題にもなっている「薔薇盗人」は、主人公(洋一)が遠い船上にいる父へ書く手紙の方式をとっており、小学生の純粋無垢な文章と内容の裏側に潜む大人の怖さに引かれる。小説ならではの面白さがあった。

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    2014年12月12日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    ・あらすじ
    粋な犯罪者たちのはなし。江戸時代(てきとう)
    ・かんそう
    綺麗。かっこいい男と女。浅田次郎節が効いてるね。

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    2014年12月09日
  • ハッピー・リタイアメント

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    ノンキャリ天下りの財務官僚と自衛艦プラス夢破れし老嬢の、ギャグクライムノベルか。屈託のない世界の姿が、ハッピー。

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    2018年10月14日
  • 終わらざる夏 下

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    得体の知れぬ動物の皮を食べた様な感覚だった。どういう感想を持てばいいのか自分で決められない。
    当初の浅田次郎の大ファンなので、変わってきた昨今がさみしいです。

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    2014年12月02日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ネタバレ

    上下巻。

    大政奉還が行われ、江戸城を天朝に明け渡す準備に明け暮れる中、一人の武士が物言わぬまま居座り続ける。

    泰平の世が長く続いたせいで、廃れに廃り切った武士道を本来の姿へ取り戻すかのごとく、江戸城に居座り続ける六兵衛。六兵衛とはいったい何者か、いや、六兵衛にすり替わったこの男は何者か。彼の一挙一動に振り回されながら、正体を探ろうと様々に推理していく過程は面白かったが、なにせ長い。城内の仕来りか、人物の入れ替えがあっても皆が見て見ぬふりを決め込み、特に上巻は一向に話が進まないのに少々焦れてしまった。下巻で、実は徳川慶喜その人か、天朝の差し金か、みたいな大仰な話が出てきて、俄然調子が乗って来

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    2015年05月05日
  • 月島慕情

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    鉄道員にひどく感動し、同じ短編集ということで期待して読んでしまったせいか、鉄道員には及ばないという印象を受けた。読み手によって、自分の経験と重なる所が大きければ、月島慕情の方が良いという人もいるかもしれない。良かったのは「冬の星座」。

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    2014年11月16日
  • 一刀斎夢録 上

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    今まで読んできた時代物とは打って変わってかなり文学っぽい歴史小説。登場人物の心情や町々の風景など、描写が上質な絹のような鮮やかさと滑らかさで、幕末の大転換期、無骨な志士の姿を描くにはいささかイメージに合わない筆致に感じられた。それでも一刀斎の見てきた江戸から明治への時代の趨勢や、新選組隊士の人柄は生き生きとしていて、昔語りの中の歴史が実際の出来事として現実味を帯びていくようだった。
    最近剣術を習い始めたこともあり、剣に対する一刀斎の心構えや信念はとても参考になった。

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    2014年11月09日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    まもなく天朝様が江戸城に玉体を運ばれる。御書院番士はそれでも無言で居座り続けた。常の勤番所から、松の御廊下の奥へ詰席を格上げしながら。品格ある挙措と堂々たる威風は、幕末という時代が多くの侍に忘れさせた武士道の権化に映る。名も勲も金もいらぬ。すべてをなげうって武士の良心を体現した成り上がり者の希みとは、いったい何なのか―。

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    2014年11月08日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    二百六十年の政にまもられてきた世がなしくずしに変わる時。開城前夜の江戸城に官軍の先遣隊長として送り込まれた尾張徳川家の徒組頭が見たのは、宿直部屋に居座る御書院番士だった。司令塔の西郷隆盛は、腕ずく力ずくで引きずり出してはならぬという。外は上野の彰義隊と官軍、欧米列強の軍勢が睨み合い、一触即発の危機。悶着など起こそうものなら、江戸は戦になる。この謎の旗本、いったい何者なのか―。

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    2014年11月08日
  • シェエラザード(下)

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    上巻がテンポよく進んでいくのに比べ、下巻は終わりの方になるにつれ、話がくどくなっていく印象。無理矢理ページ数を増やしたのかな、と思ってしまった。少し読んでいて疲れました。
    とはいえ、この本のストーリーは面白いと思う。

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    2014年11月07日
  • 月下の恋人

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    現代ファンタジーといった趣の短編集で、読み手の想像力に委ねられている部分が多いと感じた。
    「忘れじの宿」などは、自分だったら配偶者から今わの際に「忘れて」と言われたらどうするだろうかと、自分に重ね合わせて余韻に浸ることができたけど、「情夜」や「黒い森」などは真相はどうだったのか、気になって設定を楽しめない。
    特に「黒い森」の小夜子、一体何者だったのだろう?

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    2014年11月04日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    ネタバレ

    江戸開城時のミステリアスなトラブルのお話。

    尾張藩加倉井さんと御書院番士的矢六兵ェ衛という架空人物たちの顛末に勝海舟や福地源一郎などの実在人物が絡んで時代小説派だけでなく歴史書小説派にも納得の展開です。
    歴史的背景をもとにユーモラスに描くのは「一路」でもおなじみの手法ですが、時代ミステリーを絡めたのは新選組シリーズとの融合とも思えます。
    ミステリーの落ちで評価が分かれるような気がしますので下巻に期待します。

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    2014年11月02日
  • 月下の恋人

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    ネタバレ

    「あなたは死ぬ時、“わすれないで”といいますか。“わすれて”といいますか。」と店頭のポップにあった言葉が目に入って購入。
    短編集で、全編通して「別れ」がテーマになっているように感じた。

    店頭のポップは「忘れじの宿」からとられたものであった。
    病死した妻から「わすれて」と言われたものの、死後も忘れられずに13回忌を迎えた主人公。周囲からの薦めもあり、とある女性との交際を考えるようになるも、妻が忘れられずに一人旅に出る。そこで宿泊した「忘れじの宿」で苦悩の末、妻の言葉をたよりに記憶を消して、結果としていま近くにいる女性と交際へ向けて歩みだす。
    果たして自分だったらどうするか、と夫と一緒に考えたり

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    2014年11月02日
  • 終わらざる夏 下

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    浅田次郎らしい味のある作品だった。戦争のおろかさを前面に出した作品で、共感できるところも多い。登場人物が多くたくさんの視点で戦争をとらえているが、戦争推進派の人の理屈が織り込まれるともっと深いストーリーになったと思うのだが。

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    2014年10月27日