浅田次郎のレビュー一覧

  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    ネタバレ

    浅田次郎が好きでもっと尊敬したいと思って読んだのに、こんなにひょうきんな人だったのかと驚いた。書くより話すのが得意、自衛隊で活躍、アパレル起業で成功、文学では20年間苦労、ラスベガスで散財…。笑けました。

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    2015年06月10日
  • あやし うらめし あな かなし

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    浅田次郎のあやしうらめしあなかなしを読みました。

    浅田次郎が幼い頃に聞かされた怖い話、自分の体験などをもとにした怪談短編集でした。
    しかし、語られる物語が古い時代のものだったためか、あまり怖く感じませんでした。

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    2015年06月04日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    幕末の江戸城明渡しの裏話。的矢六兵衛なる金で侍の地位を買ったと思われる御書院番士が、たった一人で居座っている。彼の正体、あるいは目的は何か!気になる後編。

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    2015年05月27日
  • 日輪の遺産

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    終戦直前に隠した財宝をめぐる話。
    当時と現在の二局面で話がすすむ。
    確かにいい話だが…あまり響かなかったのは死についての価値観の違いかな。
    マッカーサーは濃い。

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    2015年05月21日
  • 輪違屋糸里(上)

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    ネタバレ

    芹沢派がこんなに持ち上げられてる新撰組小説は、初めて読みました。タイトルの割には、芸妓・糸里の話は多くなく、新撰組に、異なる立場で関わる、数人の女性からみた新撰組の話。

    芹沢派がこんなに詳しく書かれているのも初めてなので、平山五郎や、平間重助の人となりなど、興味深々で面白かった。

    でも、芹沢鴨による大和屋焼き討ちは、会津藩の指図だったとか、相撲の興行費は試衛館に送っちゃったとか、本当?って言いたくなる。

    あと、気になるのは、永倉新八の話し方。いや、細かいけど、永倉も土方も「僕」って言ってるけど、他の小説では、「俺」とか「私」と言ってるし、「僕」は、長州の言い方だと書いてあったので、違和感

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    2015年05月18日
  • 勝負の極意

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    浅田次郎さんにこんな一面もあったのか、という印象を持った一冊。ギャンブラーとしての生活や、考えていたことが書かれていて蒼穹の昴なんかとは全然違う、、いや、考え方としては通じる部分もあったかな、とにかく新しい一面だな~と思えた一冊でした。サクッと読める割に、「2足のわらじを履いても人間の力は半分にならず、しっかりやれば2倍にもなる」とか「そうかも」と思うことも書いてあっておもしろく読めました。

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    2015年05月13日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ハズレの少ない浅田作品で、明け渡しの江戸城を興味深く描いているが・・このラストはどうかなぁ~深まった謎が謎で終わってしまった。作中で、それはそれでいいと書かれても・・それなら短編にしても良かったような(笑)
    維新の重要人物が次次に顔を出す。迎えるは貧乏籤の尾張侍と、何も話さず動かぬ六兵衛。設定、背景が面白いだけに、六兵衛の正体にどんでん返しを期待してました。その分、読後感はすっきりせず。

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    2015年05月11日
  • 一刀斎夢録 上

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    ネタバレ

    いかにも、男性作者という表現の連続。男の世界の話なんだから、特に違和感はないけど、毒を吐くクソじじいは語るに落ちる感もある。現実の人間なんだから、こんなもんかもしれないけど、語ってる内容と、語る人間が、どうも同一人物には思えない。

    物語は面白い。引き込まれて一気に読む。でも違和感。

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    2015年05月21日
  • 月のしずく

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    短編集。
    三十路よ誕生日に不倫相手にさえ会えない女と、上司の女に振られた男の話など切ないものばかり。

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    2015年05月06日
  • 輪違屋糸里(上)

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    映画化された『壬生義士伝』はわたしが好きな小説のひとつであるが、今回取り上げるこの小説もまた、新選組の活躍を描いた3部作のひとつである。とはいっても、主人公は書名にもあるように、「輪違屋」という置屋に勤める「糸里」という遊女。『壬生義士伝』では、吉村貫一郎というマイナーな隊士にスポットライトを当てた著者が、今度は遊女という視点から新選組を描いており、まずこの着想がおもしろいと思った。ただ、内容としてはそこまで評価できるかどうか疑問である。たしかになかなかおもしろみはあるのだが、島原という「ムラ」の論理をひたすら振りかざされたところで、いかに立派な人物であったとしても、そこまで肩入れすることはで

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    2015年05月05日
  • 王妃の館 下

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    下巻はちょっと残念。
    え?こうなっちゃうの? とあまりに強引というか唐突というか、なんか急にまとめられちゃったみたいで。

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    2015年04月28日
  • 王妃の館 上

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    ちょっと前からこの本が平積みにされてるなーと思ってました。
    でも私は似たようなタイトルの、私がかつて読み通せなかった本と勘違いしていたので「あの本がなんで今平積みに…?」と不思議に思っていました。

    先日改めて見てみると、作者は浅田次郎さん。「あれ? 私が思ってたのと違う」と手に取り、あらすじを見たらおもしろそう。
    すぐにレジに。

    最近文庫化された、最近の話なのかと思ってたら、「ハイミス」とか戦争から「五十年」とか言ってる。
    かなり前の作品だったんですね。

    ポジとネガのツアー客が個性的でおもしろい。
    微妙にからんでる人もいたりして、これから鉢合わせになる場面もあるのかな?

    王妃の館はモデ

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    2015年04月26日
  • 王妃の館 上

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    たくさんの登場人物が出てくるが、登場の仕方が話の経過を経て徐々に登場するので、すごく頭に入りやすく、テンポよく話が展開されていく、伏線になるような脇役たちがなぜかパリにいるのは興ざめだなぁ〜。ワクワクしながら下巻に突入!

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    2015年04月25日
  • 赤猫異聞

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    得意の幕末期モノでした。
    筋は読めたもののやはりと言うか
    最後の盛り上げ方に熟練の技が。
    映画になるとすれば西田敏行さんあたりっすかねー。

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    2015年03月31日
  • 一刀斎夢録 下

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    沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか―維新後、警視庁に奉職した斎藤一は抜刀隊として西南戦争に赴く。運命の地・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは。百の命を奪った男の迫真の語りで紡ぐ鮮烈な人間ドラマ・浅田版新選組三部作、ここに完結。

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    2015年03月11日
  • 一刀斎夢録 上

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    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇。

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    2015年03月11日
  • 中原の虹(3)

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    清が終わった。
    袁世凱が好きになれない。
    視点が変わって、までは良いが、だれだっけ?ってなってついていくのが辛かった。
    混沌とした世の中になったからかな?
    今まではいっても西太后が締めてくれてたような気がする。
    最後盛り上げ直してくれるかな?

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    2015年03月08日
  • 見知らぬ妻へ

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    そういえば浅田次郎さんてこういうやさしいテイストもあったなと思い出させられる
    さみしさと幸福はいつも紙一重

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    2015年02月18日
  • 歩兵の本領

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    1970年代の陸上自衛隊を舞台にした短編集。

    自ら志願して自衛隊に入隊したわけじゃなく、入隊せざるを得なかった人達の哀歓が胸に迫ります。
    「しごき」や「いじめ」を思わせる暴力は理不尽で憂鬱な気持ちになりそうだったけど、その裏にある優しさや温かさがユーモアを交えながらさりげなく描かれているので、ついほろりとさせられます。
    かつて自衛官だった作者の自衛隊への愛情が、物語を通して伝わってくるようでした。

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    2015年02月11日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    最後まで的矢六兵衛が御書院番士の職を金で買い、10ヶ月に亘り御書院番勤めをしたのか良くやからず。太平の江戸時代から明治時代にバトンを渡すに当たり武士道とは何たるかを世に示したかったのかと思われる。

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    2015年02月07日