浅田次郎のレビュー一覧

  • 姫椿

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    ネタバレ

    シエ:伝説の麒麟の顔を持ち、立派な鹿の角を生やし、虎の尾と牛の足を持った神の獣。こんな動物が今の世の中にいるわけはない 再開:女の恋は流れ去るけれど、男の恋は積み重なるものさ。水と雪の違いだね マダムの咽仏:時は移ろうのではなく積みあがって行くものなのだと、周囲の人々はみな思い知らされた トラブルマーカー:幸福の形はだいたい決まっているけれど、不幸の形というのは無限にあります

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    2015年10月20日
  • ハッピー・リタイアメント

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    樋口、大友、葵の3人の結末や如何に・・・
    タイトルからだと上手くいくと思ったけど、最後に大どんでん返しがあるのでは?それを期待しつつ一気に読んでしまいました。
    どうせなら、矢島が新しい秘書と組んで、3人の真似をするなんて展開もありかな?と思ってみたり・・・
    旅のお供にはぴったりの小説でした。

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    2015年10月14日
  • 降霊会の夜

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    交霊会で霊に帰らないと言われるより、
    読み終えたときのほうが怖かった。

    ゆうちゃん、何人の女を捨てたんだろう。
    梓はゆうちゃんが忘れてしまった誰か、
    と思うことにした。

    キヨの話は泣けた。
    時代背景、下町の人情に
    差別、戦争の傷跡。
    人間のいいとこも卑しいとこも
    この話で学んだ気がした。

    けれど、そのあとの話は哀しい。
    ゆうちゃんにがっかり、したし。

    たくさんの女の気持ちを
    蔑ろにしてしまったのだろうか。
    愛しい百合子は
    本当に忘れているのだろうか。
    梓たちがゆうちゃんを懲らしめるために
    窓の外にいた彼女を
    招き入れなかったのではないか。
    なんて、いろいろ想像するけど。
    でも、百合子に

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    2015年10月08日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    浅田次郎という作家が好きで読んでみたんやけど、作風とはかけ離れた人物像が逆に新鮮やった。
    自分を理解して、自分を使い分けることができる人間やったら、小説家でなくても、世をうまく渡っていくんやろな。

    ただ、自衛隊の話とか三島由紀夫の話とかは、若干押し付け感があった(笑)

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    2015年10月04日
  • 月のしずく

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    浅田次郎さんの小説を読むのは三冊目くらいだけど、女の人より男の人の支持者が多いような気がしている。少なくとも私の周りで浅田次郎さんが好きだと言っているのは全員男の人。
    というのも、この短編集を読んで少し解った気がする。
    あらゆる意味での“男のロマン”が詰まっているように思えたから。

    表題作はまさに“男のロマン”。
    コンビナートの荷役を30年近くしている冴えない40代の独身男の元に、ある十五夜の晩、ひょんなことから美しい20代の女が転がり込んでくる。
    というプロローグからロマンが溢れているように思えるし、主人公の男はこれでもかというほど純朴で、美しい女は気が強い、というところもまさに。

    その

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    2015年09月27日
  • マンチュリアン・リポート

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    蒼穹の昴から始まる中国の歴史もの最終章、ということで読んだけども、もう全体で言えばエピローグ部分に近いこともあって結構あっさりで、これ単体での評価はそこまで高くない。でも、シリーズの最後という形で読めばあり、ですかね。

    最後の吉永さんの独白の仕方はどうかと思うけど。

    鉄道の擬人化は個人的にはありです。
    最初何が始まったかと思ったけど歴史事実に照らし合わせて、こいつが爆破されるやつか、とわかったらありでした。

    張学良の物語も読みたい気もするけど、あえてここで終わった方がいんだろうな。

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    2015年08月21日
  • 王妃の館 下

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    何の事前情報も無く、いきなり読んだので、途中までコメディとも思わずに、頭に?を浮かべて読んでいたかも。
    コメディ作品を書く人だったんですね。
    予備知識がなくてすみませんという感じです。
    何か少し強引な展開でしたね。

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    2015年07月27日
  • 輪違屋糸里(上)

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    『壬生義士伝』に次ぐ浅田次郎の新選組を扱った第2弾の小説。壬生浪士組が新選組となる前、近藤勇、土方歳三、そして芹沢鴨などの人間関係が描かれている。輪違屋の芸妓=糸里が、本書のタイトル。
    冒頭、いきなり輪違屋の音羽太夫が芹沢に惨殺されるところから、ストーリーは展開していく。酒乱で荒くれ者として描かれている芹沢。土方を慕う音羽太夫の妹芸妓:糸里太夫。
    下巻は、どのように展開していくのか、作者:浅田次郎なりの仕掛けがあるはず・・・。

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    2015年06月21日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    引っ張るだけ引っ張って、最後のあっけない幕切れ。途中までは謎が謎を呼んで面白かった。10ヶ月の間ずっと座り続けることは阿闍梨の修行のようで、だんだん信者の増えていくのが愉快だった。

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    2015年06月21日
  • 輪違屋糸里(上)

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    新撰組の好きな私に・・・といただいた本でした。

    「糸里」という題名の割には、糸里はあまり出てきません。
    新撰組の主に芹沢の事が書かれていました。どこまでが本当なのか?と思う部分もたくさんあったり、新撰組の周りの女性達の新撰組に対する想い等がつづられていて、面白いです。
    私の描いている新撰組とはまた違う感じでしたが、芹沢さんの他の一面がわかった気がしました。
    下巻も期待です。

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    2015年06月16日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    ネタバレ

    浅田次郎が好きでもっと尊敬したいと思って読んだのに、こんなにひょうきんな人だったのかと驚いた。書くより話すのが得意、自衛隊で活躍、アパレル起業で成功、文学では20年間苦労、ラスベガスで散財…。笑けました。

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    2015年06月10日
  • あやし うらめし あな かなし

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    浅田次郎のあやしうらめしあなかなしを読みました。

    浅田次郎が幼い頃に聞かされた怖い話、自分の体験などをもとにした怪談短編集でした。
    しかし、語られる物語が古い時代のものだったためか、あまり怖く感じませんでした。

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    2015年06月04日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    幕末の江戸城明渡しの裏話。的矢六兵衛なる金で侍の地位を買ったと思われる御書院番士が、たった一人で居座っている。彼の正体、あるいは目的は何か!気になる後編。

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    2015年05月27日
  • 日輪の遺産

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    終戦直前に隠した財宝をめぐる話。
    当時と現在の二局面で話がすすむ。
    確かにいい話だが…あまり響かなかったのは死についての価値観の違いかな。
    マッカーサーは濃い。

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    2015年05月21日
  • 輪違屋糸里(上)

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    ネタバレ

    芹沢派がこんなに持ち上げられてる新撰組小説は、初めて読みました。タイトルの割には、芸妓・糸里の話は多くなく、新撰組に、異なる立場で関わる、数人の女性からみた新撰組の話。

    芹沢派がこんなに詳しく書かれているのも初めてなので、平山五郎や、平間重助の人となりなど、興味深々で面白かった。

    でも、芹沢鴨による大和屋焼き討ちは、会津藩の指図だったとか、相撲の興行費は試衛館に送っちゃったとか、本当?って言いたくなる。

    あと、気になるのは、永倉新八の話し方。いや、細かいけど、永倉も土方も「僕」って言ってるけど、他の小説では、「俺」とか「私」と言ってるし、「僕」は、長州の言い方だと書いてあったので、違和感

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    2015年05月18日
  • 勝負の極意

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    浅田次郎さんにこんな一面もあったのか、という印象を持った一冊。ギャンブラーとしての生活や、考えていたことが書かれていて蒼穹の昴なんかとは全然違う、、いや、考え方としては通じる部分もあったかな、とにかく新しい一面だな~と思えた一冊でした。サクッと読める割に、「2足のわらじを履いても人間の力は半分にならず、しっかりやれば2倍にもなる」とか「そうかも」と思うことも書いてあっておもしろく読めました。

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    2015年05月13日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ハズレの少ない浅田作品で、明け渡しの江戸城を興味深く描いているが・・このラストはどうかなぁ~深まった謎が謎で終わってしまった。作中で、それはそれでいいと書かれても・・それなら短編にしても良かったような(笑)
    維新の重要人物が次次に顔を出す。迎えるは貧乏籤の尾張侍と、何も話さず動かぬ六兵衛。設定、背景が面白いだけに、六兵衛の正体にどんでん返しを期待してました。その分、読後感はすっきりせず。

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    2015年05月11日
  • 一刀斎夢録 上

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    ネタバレ

    いかにも、男性作者という表現の連続。男の世界の話なんだから、特に違和感はないけど、毒を吐くクソじじいは語るに落ちる感もある。現実の人間なんだから、こんなもんかもしれないけど、語ってる内容と、語る人間が、どうも同一人物には思えない。

    物語は面白い。引き込まれて一気に読む。でも違和感。

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    2015年05月21日
  • 月のしずく

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    短編集。
    三十路よ誕生日に不倫相手にさえ会えない女と、上司の女に振られた男の話など切ないものばかり。

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    2015年05月06日
  • 輪違屋糸里(上)

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    映画化された『壬生義士伝』はわたしが好きな小説のひとつであるが、今回取り上げるこの小説もまた、新選組の活躍を描いた3部作のひとつである。とはいっても、主人公は書名にもあるように、「輪違屋」という置屋に勤める「糸里」という遊女。『壬生義士伝』では、吉村貫一郎というマイナーな隊士にスポットライトを当てた著者が、今度は遊女という視点から新選組を描いており、まずこの着想がおもしろいと思った。ただ、内容としてはそこまで評価できるかどうか疑問である。たしかになかなかおもしろみはあるのだが、島原という「ムラ」の論理をひたすら振りかざされたところで、いかに立派な人物であったとしても、そこまで肩入れすることはで

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    2015年05月05日