浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ敗色濃厚な終戦直前、帝国陸軍がフィリピンから奪い取ったマッカーサーの財宝を秘匿する密命を受けた3人の軍人。
時価200億円と思われるその秘宝は戦後の日本復興の切り札となるはずだった。
密命を帯びた軍人、その秘宝を秘匿する作業を行った勤労動員された女学生を中心とした終戦前後と
その秘密を記した手帳を入手した様々な問題を抱えた現代の2人の男
を交互に話は進んでいきます。
感想としては、まずまず面白かったです。
しかし、お話としては盛り上がりに欠けました。
浅田次郎の得意技、泣かせる構成は健在でしたが、その部分も力強さに欠けた感あり。
「壬生義士伝」「輪違屋糸里」の様な史実の上に載っけた一大エンターテイメントと言う感じではなかったな。 -
Posted by ブクログ
違う出版社で文庫化されたのを気づかずに、2冊目の購入。図らずも再読です。
読み始めて再読である事に気付いきました。とはいえ、内容はすっかり忘れているし、確か前回もさほど高い評価しなかったよな〜などと期待せずに読んでいたせいか、それなりに楽しく読めました。
今度の文春文庫の解説は有川浩さん。
「ベタを恐れぬ反則作家はシモネタすらもやはり王道にしてしれっと回し切った。その膂力に若輩作家はもはや震え上がるのみである。」
なるほど。。。
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09-012 2009/01/31 ☆☆☆
浅田さんにしては。。。。
浅田作品には独特の「臭み」があります。それが嫌いな人、気にならない人、好きな人、評価が分かれる作家さんだと思います。私はと言えば「気にならない人」ですね。
それがこの作品では、少々気になりました。浅田さんは平均点の高い人なのですが、時々アレッ?と思う作品もあります。これもその一つのようです。何時もは「これでもか」という執着を感じる作品が多いのですが、この本についてはそれが感じられない。そして没入できないだけ臭みが気になってしまいました。 -
Posted by ブクログ
浅田次郎がJALの機内誌に連載しているものを文庫化したもの。「つばさよつばさ」に続いての2冊目であるらしい。
出張がそこそこある仕事に就いているので、飛行機にはよく乗る。どこの航空会社であっても、機内誌と機内販売のカタログは座席に備え付けてある。機内誌にはほとんど目を通すことはないので、この浅田次郎の連載も、実際にJALの機内誌で読んだ記憶はない。
もう1つの機内販売カタログの方にはよく目を通す。実際に機内販売を利用することはほとんどないので、カタログ自体を見ることが好きなのだろう。
化粧品・アクセサリー小物類・お酒やタバコ・旅行用品関連、といったところはおおよそどの機内販売カタログも共通的に品揃えをしている。面白いな、と思ってよく目を通すのはこの後で、例えば地球儀とかボイスレコーダーとか健康器具とか、その他のアイデア商品、といった脈略のない商品が並んでいるページが続いていることが多い。機内販売というよりは、通信販売のカタログなのであるが、これが不思議だ。
お土産にはならない、機内販売・通信販売でなくても探せばお店で買える、安くないといった商品なのであるが、これらを誰か買う人がいるのだろうか、ということをいつも考えてしまう。でも、こういったページがなくならないということは、誰かが買っていることなのだろうと思う。割と熱心な読者である僕自身も、いつか買うのかもしれないな、等とも考えてしまう。