浅田次郎のレビュー一覧
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霞町…麻布と青山と六本木の中間地点
今では西麻布と呼ぶのだろうか
不思議な魅力のある町。
めっちゃ都会やねんけど
田舎の町っぽい雰囲気もあるというか
なんかエエとこやねん。
東京は
東池袋⇒南池袋⇒渋谷⇒東池袋⇒西池袋⇒北池袋⇒麻布十番と移り住んだが
遊びに行くのは、ルネス(現warehouse702 ※)か霞町がメインだった。
平日の夜中は静かな町やねん。ようカフェに行って仕事してた。
行ってた一つのカフェは地下にsoundbar+という会員制バーがある。
でももうないか?
※warehouseはゲイと噂の俳優のN宮君が常連らしい。1回しか見たことないけど。
そんな霞町に住みたくな -
Posted by ブクログ
ネタバレ敗色濃厚な終戦直前、帝国陸軍がフィリピンから奪い取ったマッカーサーの財宝を秘匿する密命を受けた3人の軍人。
時価200億円と思われるその秘宝は戦後の日本復興の切り札となるはずだった。
密命を帯びた軍人、その秘宝を秘匿する作業を行った勤労動員された女学生を中心とした終戦前後と
その秘密を記した手帳を入手した様々な問題を抱えた現代の2人の男
を交互に話は進んでいきます。
感想としては、まずまず面白かったです。
しかし、お話としては盛り上がりに欠けました。
浅田次郎の得意技、泣かせる構成は健在でしたが、その部分も力強さに欠けた感あり。
「壬生義士伝」「輪違屋糸里」の様な史実の上に載っけた一大エ -
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違う出版社で文庫化されたのを気づかずに、2冊目の購入。図らずも再読です。
読み始めて再読である事に気付いきました。とはいえ、内容はすっかり忘れているし、確か前回もさほど高い評価しなかったよな〜などと期待せずに読んでいたせいか、それなりに楽しく読めました。
今度の文春文庫の解説は有川浩さん。
「ベタを恐れぬ反則作家はシモネタすらもやはり王道にしてしれっと回し切った。その膂力に若輩作家はもはや震え上がるのみである。」
なるほど。。。
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09-012 2009/01/31 ☆☆☆
浅田さんにしては。。。。
浅田作品には独特の「臭み」があります。それが嫌いな人、気 -
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浅田次郎がJALの機内誌に連載しているものを文庫化したもの。「つばさよつばさ」に続いての2冊目であるらしい。
出張がそこそこある仕事に就いているので、飛行機にはよく乗る。どこの航空会社であっても、機内誌と機内販売のカタログは座席に備え付けてある。機内誌にはほとんど目を通すことはないので、この浅田次郎の連載も、実際にJALの機内誌で読んだ記憶はない。
もう1つの機内販売カタログの方にはよく目を通す。実際に機内販売を利用することはほとんどないので、カタログ自体を見ることが好きなのだろう。
化粧品・アクセサリー小物類・お酒やタバコ・旅行用品関連、といったところはおおよそどの機内販売カタログも共通的 -
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さらっと読める浅田節!
軽快なリズム、独特な言い回しや文調は浅田先生ならではのもの。好きな人にはたまらない。しかし、痛快娯楽エンターテイメント小説として十分楽しめるかと問われれば、イマイチ盛り上がりに欠けるストーリーといわざるを得ない。
定年まであと4年のしがない財務官僚と愚直だけが取り柄の自衛官、そして淑女と鬼女の仮面を被る教育係というメインキャスト3名の個性は十分魅力的で、無限の広がりを見せてくれるかのような期待で胸が膨らむものの、キャラクターを丁寧かつ上手に表現することに終始し、肝心のストーリー展開は単調で、すべてが予想の範囲内。出会うサブキャラ達も似たような境遇で印象に深くは残らない。 -
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痛快系のコン・ゲームを目指したものだと思うのですが。。。
掠め取ったお金の直接的な出所が善人なので、どうもすっきりしません。やっぱりこの手の話は、巨悪を翻弄し、金をかすめ取るといったストーリーでないと。まあ、最後のドンデン返しでだいぶ救われましたけど。
元々私が浅田さんを読み始めたのは「プリズン・ホテル」「きんぴか」です。ちょっと普通には無い(浅田さんの経歴でないと書けないかもしれない)ユーモアが大好きで。この小説は「きんぴか」を思わせる設定なのですが、いまいち乗り切れませんでした。好きがゆえに読み過ぎたせいか、浅田さんの切れが悪いのか。。。。