浅田次郎のレビュー一覧

  • 活動寫眞の女

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    浅田次郎のノスタルジック幽霊小説。
    日本の映画史に関するウンチクが非常に詳しく書かれていて、映画好きなら面白いと思う。
    詳しくない人には、どこまで史実でどこから虚構かよくわからない。

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    2009年10月04日
  • 活動寫眞の女

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    昭和40年代の京都が舞台の、斜陽の「カツドウ屋」たちの古き良き時代の物語を絡めた、不思議な雰囲気の青春ストーリー。とくに映画好きではないですが、作中の日本映画の黎明期から全盛期にかけての活気ある雰囲気は、それなりに興味深く面白かったです。んで、私のような映画シロウトが読むと、どこまでが虚構でどこからがホンモノ映画史なのか、とんとわかりません。舞台の京都の描写も、ちょっと盛り込みすぎな感じはありましたが、雰囲気出してて良かったです。浅田センセ、江戸言葉だけではなく京都言葉も巧みに活字にしてますね。う〜ん、すげぇ。しかし、氏の作品ラインナップの中で見ると、この作品イマイチ存在感が薄いかも・・・。悪

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    2011年09月26日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    沙高楼の続編沙高楼が面白かったので買った本。「宗相の器」は面白くてすぐ読んだけど「終身名誉会員」で止まってた。やっと完読。

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    2011年07月21日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    浅田次郎好きの知人に勧められて読む。
    …これって続き物じゃん。いきなり4から読んでし
    まったんですけれど。しかしそれぞれが独立した話
    なので楽しめた。
    ほろりとくる話が多く、よかった。歴史的背景をよ
    く知っているとより深い理解ができるんだろうけど。

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    2009年10月07日
  • プリズンホテル 4 春

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    身を慄わせて慟哭しながら、ぼくは考えた。ぼくが失ったもの、それは何だろう。人間として能うかぎりの栄光と、奇跡の再生のかわりにぼくが失ったものは、いったい何なのだろう。(p.378)

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    2020年07月15日
  • プリズンホテル 3 冬

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    もう子供を産める齢ではないと悟ったときの、広野に佇むような淋しさは、誰にもわかるまい。口にこそ出しては言わないが人の命を救ったときの歓喜が、その身も凍えるような淋しさと釣り合うものだとは、マリアはいまだに、どうしても思うことができなかった。たしかに自分は、死すべき人の命を幾千も救った。だが、自分の支払った代償はあまりに大きすぎる、と思う。(p.51)

    猿も象もライオンも、ぼくの贈り物には何の興味も示さなかったのだから、花の正体はきっと美しいものでも何でもなく、人間が勝手に、花は美しいものと規定しているのだと考えた。やがて、美という概念そのものが幻想であると考えるようになった。
    だからぼくはい

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    2020年07月15日
  • プリズンホテル 2 秋

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    「こんにちは」と言って襖を開いていたのは、二人の若い娘であった。ハテ、誰であろうか。いずれ劣らぬミーハーという感じである。一人は黒ブチの丸メガネをかけた天衣無縫のブスであり、もう片方は湯上りのソバージュが爆発した、これまた驚天動地のブスであった。(p.168)

    いいや、おめえは人を幸せにする。わからねえのか?あたりめえのホテルマンのできることは、せいぜい一泊二日の幸せだ。だが、花沢。おめえは人の一生を幸せにする。(p.244)

    人生劇場って、よく言ったものよねえ。長い人生、振り返ってみりゃ役者が揃う見せ場っての、たしかにあるもの。あの晩がそうだった。あの場面を境にして、あたしの人生のシナリ

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    2020年07月15日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    「天切り」というのは、屋根の瓦をはずして侵入する泥棒のことをいうらしい。
    この、天切りで名高い盗っ人の松蔵が、留置場で周りのチンピラや看守に向かって、若かりし頃の昔語りをするという設定になっている。

    もう70歳を越えた松蔵が思いを馳せて語るのは、古き良き大正浪漫が残る東京下町の出来事で、それを、シェラザードのように一夜に一話ずつ語って聞かせる。
    その話しのテーマになっているのは、義賊ともいうべき、松蔵の師匠や兄貴分たちの物語で、いずれも盗みにかけては天下一品の腕利きの、「粋」を絵に描いたような連中で、やたらとカッコいい。
    山県有朋や永井荷風のような、歴史上の人物が登場して物語に絡んでくるとこ

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    2020年07月15日
  • 勇気凛凛ルリの色 福音について

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    浅田次郎のエッセイ集。ちょうど、浅田次郎が「鉄道員」で直木賞を受賞した前後の時期のもの。直木賞の受賞は、浅田次郎にとって、ものすごく嬉しかったことのようで、それを素直に嬉しいと書いているところが微笑ましく好感をもてるし、ちょっと感動的でもある。

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    2011年07月25日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    浅田次郎の(意外とマイナーな)名作シリーズ第4弾。ただ、残念ながらこれはイマイチ。前作までの時代から数年経った時代の話なんやけど、好きだった登場人物が老いたりしてて、読んでてさみしくなった。「松」が好きな人ならいいのかな。

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    2009年10月04日
  • 勝負の極意

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    競馬が大好きだった時期を懐かしみながら読んでみました。内容として時代を感じることも多くありますが、こうした角度から競馬を眺めるのも面白いものです。

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    2009年10月07日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    今まで筆者のエッセイは読んだことがなかったのだけど、小説が割と読みやすかったので、たまたま書店で店頭に並んでいたのを買ってしまった。どうやら、これまで何冊か出たエッセイ集の続編だったようで・・。
    とはいえ、別に続く話があるわけでもなく、これだけでも十分に楽しめた。
    が、中学生時代、広辞苑を持って登校していた筆者だけに(?)、また漢語に詳しい筆者だけに、ときどきとんでもなく難しい言葉に遭遇して、手元に電子辞書が離せなかった。でも、おかげで久しぶりに勉強できたような気になった。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    浅田次郎の自伝エッセイ
    エッセイはあまり読まないんだけど、浅田氏の人となりに興味があったので。
    勇気凛々は少年探偵団のテーマ曲だった。僕は知らない

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    2009年10月04日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    『おめぇの付き合った男どもは、さだめし善人ばかりだろうから、話はつまらなかっただろう』
    じゃぁ、善人でも悪人でもない、僕はどうなんだろうか。

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    2009年10月04日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    父親の本当の姿も垣間見え、主人公の心の揺れを詳細に表現していた。ちょっと重いですが・・・
    詠み応えがある作品です。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    <三島由紀夫 文化の旗手>

    「彼は時代の迎合と時代の拒否、敗戦から高度成長にいたる社会の転変の中で、足元に鬩(せめ)ぎたつ二つの巌に途惑いつつ、ついに自己欺瞞の地隙(ちげき)に堕ちたのだと、私は思った。...「天人五衰」を絶筆として、彼は“寂寞(じゃくまく)の庭”に立った。」

                       「ひとは情熱がなければ生きていけない」
                         副題<勇気凛々ルリの色> 浅田次郎

     浅田次郎は作家を目指す、駒場東邦の高校生だった。ある日水道橋の半地下にあるスポーツジムでバーベルを持つ三島由紀夫と目を交わす。そして三島の自決。浅田は大学に入

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    「かくして、世に謙虚な人間がいなくなった。デブはデブである現実を信じようとせず、痩せ女はさらなるダイエットを試み、醜女も醜男も自分は十人並みだと錯誤し、老人は未だ壮年だと、少年はもう大人だと勘違いをする。
    この肉体に対する自己評価の誤りは、それを器とする精神にもむろん採用されるわけで、ありもせぬ才能を信ずるバカとか、そのバカを天才と見誤るさらなるバカとか、おのれの主張はすべて正義とするバカとか、あるいは突出せざることが見識であると誤解するバカとか、要するに夥しい絶対的バカを世に輩出せしめたのである。」

    >ところどころ分からない部分もありーの、爆笑部分もありーの、私の浅田次郎像が結構一変しま

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    2009年10月07日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    傑作『勇気凛凛シリーズ』終了後、雑誌等でコツコツ掲載されていたもののエッセイ集。

     THE・真面目浅田次郎。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 福音について

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    週間現代に連載のエッセーの1年分を1冊にまとめたもので、本書は第三巻目になる。

    浅田さんの著作は何作か読みましたが、「平成の泣かせ屋」と言わせる作品の内容と著者の言動とが全くそぐわないように思えてなりません。なので、エッセー集となると、まずは自身で購入しようという気にはなれなかった本ですが、作品よりも人間に興味のありそうな家人が購入したもの。せっかくなので読んで見ました。

    エッセーの内容は、チビ・ハゲ・デブのギャンブル狂ぶりを堂々公言して、シャイだのケチだの、面白おかしく、マスコミを通して伝えられる作者像がそのまんま。それでも時たま随分真面目にまともな事を書いてくれてもいるのだから、なんだ

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    2009年10月07日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    エッセイ集。週刊誌に連載されていたものをまとめたもの。私の読んだのは文庫版であるが、単行本としての発行はかなり古く、ということは週刊誌への連載はもっと古いということである。この人は小説も面白いけど、経歴が、かなり、というか、とてつもなくユニーク。エッセイに時々出てくる自衛隊時代や、いわゆるぐれていた時代の話など、とても面白い。

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    2011年07月25日