浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
駅の売店でなんとなく購入。
浅田次郎は読みやすいですね。
一気に読んでしまいました。
中身はなかなか面白いですね
彼らしい物語です
第一巻があるんですね
これも読まないと
<宰相の器>
議員秘書が語る総裁選の裏に隠された秘密
<終身名誉会員>
若くして財閥を継承した御曹司の苦悩、
<草原からの使者>
高名な大馬主が競馬場で出会った謎の老人、
<星条旗よ永遠なれ>
アメリカ人の元大佐が語る“もうひとつの退役”
―各界の名士が集う秘密サロン「沙高樓」で、私はまたしても彼らの数奇な運命に耳を傾けることになった…。
驚愕と戦慄!玲瓏たる筆致で描かれた浅田次郎版百物語。
2009/1/22 -
Posted by ブクログ
浅田次郎というと、私らからすると競馬好きのご同輩という感じで、今日でもJRAのブログに「思い出の天皇賞」みたいなことを書いているのだけれど、文章書かすと洒落た文章書きますよねぇ。
この本、中に収められた「銀色の雨」が映画になるようで、確かに映画にしたら良いような街の佇まいと季節の色合いが散りばめられ、コンビナートの光、滲んだネオン、鴇色の空、群青の空を被いつくす爛漫の桜、緑の葉と真赤な夏の花…、これらを背景に、夫々の男女のこれまでの人生に対する懺悔と浄化が描かれる7つの短編集。
ただ、どれも哀切さ溢れる佳い話なのだけど、描かれるお話の微妙な古めかしさの違和感からか上手な話が出来過ぎなためか、夫 -
Posted by ブクログ
昭和40年代の京都が舞台の、斜陽の「カツドウ屋」たちの古き良き時代の物語を絡めた、不思議な雰囲気の青春ストーリー。とくに映画好きではないですが、作中の日本映画の黎明期から全盛期にかけての活気ある雰囲気は、それなりに興味深く面白かったです。んで、私のような映画シロウトが読むと、どこまでが虚構でどこからがホンモノ映画史なのか、とんとわかりません。舞台の京都の描写も、ちょっと盛り込みすぎな感じはありましたが、雰囲気出してて良かったです。浅田センセ、江戸言葉だけではなく京都言葉も巧みに活字にしてますね。う〜ん、すげぇ。しかし、氏の作品ラインナップの中で見ると、この作品イマイチ存在感が薄いかも・・・。悪
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Posted by ブクログ
もう子供を産める齢ではないと悟ったときの、広野に佇むような淋しさは、誰にもわかるまい。口にこそ出しては言わないが人の命を救ったときの歓喜が、その身も凍えるような淋しさと釣り合うものだとは、マリアはいまだに、どうしても思うことができなかった。たしかに自分は、死すべき人の命を幾千も救った。だが、自分の支払った代償はあまりに大きすぎる、と思う。(p.51)
猿も象もライオンも、ぼくの贈り物には何の興味も示さなかったのだから、花の正体はきっと美しいものでも何でもなく、人間が勝手に、花は美しいものと規定しているのだと考えた。やがて、美という概念そのものが幻想であると考えるようになった。
だからぼくはい -
Posted by ブクログ
「こんにちは」と言って襖を開いていたのは、二人の若い娘であった。ハテ、誰であろうか。いずれ劣らぬミーハーという感じである。一人は黒ブチの丸メガネをかけた天衣無縫のブスであり、もう片方は湯上りのソバージュが爆発した、これまた驚天動地のブスであった。(p.168)
いいや、おめえは人を幸せにする。わからねえのか?あたりめえのホテルマンのできることは、せいぜい一泊二日の幸せだ。だが、花沢。おめえは人の一生を幸せにする。(p.244)
人生劇場って、よく言ったものよねえ。長い人生、振り返ってみりゃ役者が揃う見せ場っての、たしかにあるもの。あの晩がそうだった。あの場面を境にして、あたしの人生のシナリ