浅田次郎のレビュー一覧

  • 見知らぬ妻へ

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    知人から薦められて読んだ本です。8つの短編で、ほとんどがハッピーエンドではない終わり方なので、読んだあと落ち込む…。でも後に行間に込められた思いがじわじわくる。いい本ってこういうのなのかな。個人的には星の数通り。

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    2011年08月25日
  • シェエラザード(上)

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    読みたい
    シェエラザードっていう言葉は、元々リムスキー・コルサコフの交響組曲で知った。音楽仲間が今度演奏するってんで、久々聴き返したらやはりかっこいい。スコアを買ったついでに同名の小説もそういえばあったよな、と調べてみると、なかなかレビューがいい感じ。平たく言うと衝動買い。

    2011/07/13
    今読んでる
    日本人はこんなオッシャレーな言い回ししないって。そこだけ気になる浅田さん。

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    2024年06月07日
  • 日輪の遺産

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    ネタバレ

    【日輪の遺産】 浅田次郎さん

    不動産屋の丹羽明人は競馬場で知り合った老人・真柴
    から一冊の手帳を託された。

    その手帳には終戦後に日本が立ち直るための復興財源
    として帝国陸軍が隠した財宝のありかと、その財宝の
    隠匿作業に従事させられた女子中学生たちとの記録が
    書かれていた。

    ボランティア活動家の海老沢も丹羽と同じ手帳を真柴
    老人から託されていた。

    彼らは各々、独自で手帳の真相を調べ終戦直前に
    多摩川・火工廠の裏山で何がなされ、どういう惨劇で
    幕を閉じたかという事実を探る。



    「七生報國」と書かれた鉢巻を締め、鬼となってま
    でも宝を守ろうとした女子中学生たち。

    軍の命令に逆らってま

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    2012年09月19日
  • 沙高樓綺譚

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     どの話もきれいにまとまっていて、さすがは浅田次郎なのですが、何か物足りなさを感じます。

     江戸川乱歩や岡本綺堂と比べると、夢と現の境がはっきりしているんだと思います。そもそもこの舞台設定が必要なのかわかりません。

     『立花新兵衛只今罷越候』と『雨の夜の刺客』は綺譚あるいは奇譚なのかはともかく、普通の短編集として捉えるなら、とても楽しめました

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    2017年08月15日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    Kodama's review
    ただただ題名に目が引かれ、本屋さんで手にした一冊ですが、想像していた趣とは異なっていました(笑)。が、とっても楽しく読めました。浅田次郎さんの人となりがわかる一冊でした。(11.04.08)
    お勧め度
    ★★★☆☆

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    2011年06月10日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    浅田次郎の小説はやっぱりしっくりする。
    若干回りくどい言い回しや表現は読み心地ごいい。
    あえて書かなくていい事は書かずに読者に考えを促す。
    でも考えれば正解が分かるように必要な説明はされている。

    綺譚シリーズの話の進み方が好き。
    登場人物のしゃべり口調で話が進んでいるから、ちゃんと登場人物がしゃべっているのを聞いている感覚になる。
    また、話の途中にある中休みもイイ。
    読者を飽きさせない工夫でもあり、話を別の角度から見ることで、読者に理解を促す場面となっている。

    ただ、残念なことに「星条旗よ永遠に」は微妙だった。
    下ネタをこれだけサッパリ書けるのはすごいのかもしれないが、私は好きにはなれない

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    2011年06月03日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    個人的には、前作の方が面白かった。ただ、好奇心からこの集まりは覗いてみたい。特に、オーナーが気になる。

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    2011年04月13日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    ネタバレ

     沙高樓綺譚シリーズの第2弾。
     前作から比べると、本作のサプライズはあまり多くないかな……と思いきや「草原からの使者」、そしてまさかの展開の「星条旗よ永遠なれ」で大笑い。本当に予想外だった。

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    2011年04月06日
  • 沙高樓綺譚

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    刀鍛冶、精神科医、映画監督、造園師、ヤクザ組長といった「忙しいくせに退屈している人種」が、サロンに集まって秘められた話をしていくという百物語。何でもよく知っている作者の持ち味が出ており、話も一話完結で適度な長さでよい。■似合わぬ花を植えてはいけない。それは花を盗むよりも悪いことだ

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    2011年08月07日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    勇気凛々ルリの色に心惹かれて手にとってみた。
    中身はエッセイ。浅田次郎の生き様(?)が記されている一冊。

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    2011年01月03日
  • 月下の恋人

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    味わい深いけど、ストーリー的に消化不足感のあるのが多かった。ゑ?もう終わり?この疑問あの疑問はどう解決したらいいの?って何度も突っ込んでしまった。

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    2015年03月24日
  • 憑神

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    時は幕末。
    御徒組の次男坊である彦四郎は、有能ではあるが不運な男であった。
    ある晩、朽ち果てたお堂に立身出世を願ったが、なんとやって来たのは貧乏神で――?

    数年前に映画化されていた作品。
    映画では主役が妻夫木聡、貧乏神が西田敏行でした。それぞれ役柄に似合ったキャストだったので、想像しながら楽しく読めました。

    印象としては、ザ・エンターテイメント。いやそれよりも、大衆小説、という感じに近いです。
    コメディっぽいところではきっちりコメディっぽく、泣かせるところではきっちり泣かせる。そのベタ感は、楽しめれば面白いと思います。
    ただ、主人公が自他共に認める有能人物でありすぎたため、自分としては感情

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    2019年01月16日
  • 椿山課長の七日間

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    初めはあり得ない設定に入り込めるか心配でしたが、最後は感動。特に椿山課長のお父さんとヤクザの武田。課長とお父さんの語らい。武田と子分達との絆。泣けました。あと、ボタン一つで天国なんだぁ~ヾ( ´▽`)ノ♪ 楽ちん…って思っちゃいました。f^_^;)

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    2019年01月16日
  • 輪違屋糸里(上)

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    芹沢暗殺までの顛末を輪違屋の芸妓・糸里、八木家、前川家の妻女、菱屋のお梅など女たちの視点から描いている。だからかもしれないけれども(作為的に?)、おなじみの試衛館の面々もちょっとイメージが違うように思う。

    本作でも『壬生義士伝』で用いられた独り語りの技巧が使われているのだが、地の文(オーソドックスな三人称の語り)が突然途切れて、長々と人物の長広舌が始まっていたりして実に収まりが悪い。映画に例えて云うなら、やたら長いフラッシュバックが突然始まって、本筋に戻ったときにはすでに話の流れを忘れている、というような居心地の悪さを覚える。

    『壬生義士伝』では「巧い」と思わせた技巧も、まるで自分の作品を

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    2022年07月28日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    うだつのあがらないサラリーマン、小沼真次の父は立志伝中の人、小沼佐吉。
    世間的には成功者だが、家庭内では横暴で家族を家族とも思わない父に嫌気がさし家を飛び出したままだった。
    中高一貫校の同窓会へ出席した帰り、元旧友たちの毒気にあてられた真次は不思議な体験をする。
    地下鉄のエアポケットのような場所からタイムスリップしたのだ。
    それは30年前、兄が自殺をする数時間前。
    その出来事を皮切りに、頻繁に時間を飛ぶようになり、飛んでゆく時代もどんどん遡ってゆく。
    そして真次はついに若いころの父に出会い・・・。

    浅田さん続きです。
    「地下鉄」は「メトロ」とルビがふってあります。いい響きですね、メトロ。

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    2010年10月15日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    『沙高樓奇譚』の続編。2冊続けて読むうちに、女装の主人の「今宵もみなさまがご自分の名誉のために・・・」という決まり文句が病み付きになってきた。
    今回の語り部は4人。表題作の『草原からの使者』が一番好きかな。
    2冊目は1冊目に比べて、「信じられない度」が高い気がするのがちょっと残念。

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    2010年10月06日
  • 勇気凛凛ルリの色 ひとは情熱がなければ生きていけない

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    浅田次郎の小説は面白いのだが......、このエッセイは金払って買った本で自慢話を読まされた感じ。いや、いいことも沢山書いてあるんだけど、ちょっとソリが合わなかったな。

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    2010年07月16日
  • 活動寫眞の女

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    幽霊と京大学生の恋のお話。
    面白かったが、結末が思ったよりファンタジーしまくっていたのでちょっと拍子抜けだった。
    あと、主人公はリア充っぷりを見せつけない方が良いと思うんだ…

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    2010年04月28日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    駅の売店でなんとなく購入。
    浅田次郎は読みやすいですね。
    一気に読んでしまいました。

    中身はなかなか面白いですね
    彼らしい物語です
    第一巻があるんですね
    これも読まないと

    <宰相の器>
    議員秘書が語る総裁選の裏に隠された秘密
    <終身名誉会員>
    若くして財閥を継承した御曹司の苦悩、
    <草原からの使者>
    高名な大馬主が競馬場で出会った謎の老人、
    <星条旗よ永遠なれ>
    アメリカ人の元大佐が語る“もうひとつの退役”

    ―各界の名士が集う秘密サロン「沙高樓」で、私はまたしても彼らの数奇な運命に耳を傾けることになった…。

    驚愕と戦慄!玲瓏たる筆致で描かれた浅田次郎版百物語。
    2009/1/22

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    2010年05月10日
  • つばさよつばさ

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    旅の目的は記録ではなくて感じること、との言葉に、確かにと思いました。
    旅行に出たとき、同郷と思われる人が目の前の風景や出来事を観て楽しむよりもまず写真を撮ることを優先しているのはなんだか違和感があります。
    せっかく目の前にあるものなのですから、記録は感動を思い出すためのツールとして、まずは感動することを優先しては。

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    2009年12月30日