浅田次郎のレビュー一覧

  • 勇気凛凛ルリの色

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    売れる前のエッセイ、時事ネタ中心に面白おかしく書かれている、自衛隊ネタとマルチネタは特にいい、読んで損なし

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    2018年10月08日
  • 終わらざる夏 下

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    さすが浅田次郎、惹きつける力がある。でもオチはモヤモヤ感が残る。「終わらざる夏」っていうタイトルも平凡で、もっとほかの案はなかったのかなあ。

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    2018年10月08日
  • 憑神

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    ネタバレ

    時は江戸末期、御徒士組という由緒がありながらも貧しい武士の次男坊、彦四郎が、土手下にある祠を拝んだことで被る御災厄のお話。

    2008年以来の再読。
    前半はコミカルだが、扱う御災厄が重くなるにつれ、雰囲気もシリアスに。

    以前読んだときは「後半がイマイチ…。」と感じたものだが、やはり後半に向けて変化していく作風やテーマの重さが、読み手を良くも悪くも裏切るのが理由だと感じた。

    三柱の神様の造形や、小文吾や団子屋の主人、蕎麦屋の親爺といった主人公の周りの登場人物に好感が持てた。

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    2018年09月21日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    ネタバレ

    六兵衛という謎の人物が出現。
    彼を調べていくと正体がだんだんわかってくるが、ともに広がる疑問。
    きっと、下巻でどんでん返しが有るのだろうなァ
    下巻が楽しみ!

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    2018年08月10日
  • 霧笛荘夜話 新装版

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    軽い浅田次郎もいいね。
    胸いっぱいになったり、涙が溢れることはないが、ダメな人間たちが、本当の人間の幸せに気づいているというのは、そうなんだろうと思う。

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    2018年08月08日
  • 王妃の館 下

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    下巻はツアー客の話とルイ14世とプティ・ルイの話を交互で楽しめました。ツアーの方は「光」ツアーと「影」ツアーのメンバーが思わぬ所で巡り合いその回収も見事でした。楽しめました。ルイ14世とプティ・ルイの話は結末が気になって仕方なかったです。プティ・ルイが健気で愛おしくて読んでいて癒されました。浅田次郎さんの作品を読んだのは久しぶりですが、やっぱり面白い!!!と改めて思いました。

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    2018年07月29日
  • パリわずらい 江戸わずらい

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    内容(「BOOK」データベースより)

    超多忙作家が国内外で遭遇した抱腹絶倒の出来事から、身辺に起こる驚きと感動のエピソードまで絶妙の筆致で描く傑作エッセイ集。温泉場での仰天と脱力を赤裸々に描いた『話にもなりませんわ』、軽井沢の別荘に出現した謎の生物とは?『招かれざる客』、ナポリでナポリタンを追い求め亡き父を思う『多様性と二者択一』、ラスベガスでマイケル・ジャクソンとまさかの邂逅を遂げる『袖振り合うも多生の縁』、パスタとスイーツの本場でダイエットは続行できるのかを検証する『イタリアン・クライシス』ほか旅と食と感動が満載の全40篇。人気連載の単行本化第3弾。

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    2018年07月06日
  • アイム・ファイン!

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    内容紹介

    書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々

    JAL機内誌『スカイワード』で好評連載中のエッセイ『つばさよつばさ』から生まれた単行本『アイム・ファイン!』を文庫化。
    「飛行機の座席を選ぶにあたって、私は必ず窓側を
    指定する。旅慣れた人は通路側を好むものだが、どうも外の景色がみえないと損をしたような気がするのである」
    1年の3分の1は旅の途にある、超多忙作家の浅田次郎氏は
    まさに好奇心のかたまり。。自身の目を通した国内外の出来事は、たちまち優れた一編の随筆へと姿を変えていきます。
    NHKドラマ『蒼穹の昴』の北京ロケに足を運んでみると・・・『西太后の遺産』。都内を愛車で走るうちに警官に止められ

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    2018年07月06日
  • つばさよつばさ

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    内容(「BOOK」データベースより)

    「旅」を綴った珠玉のエッセイ四十編。JAL機内誌『SKYWARD』の人気連載待望の文庫化。

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    2018年07月06日
  • 活動寫眞の女

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    浅田流ファンタジー。
    全てが幻だったのか。
    古い映画のように思い出すのがもどかしいほどの幻。
    その幻の中で目にしたものは何だったのか。
    現実と幻が入り組む悲しい悲しい幻の物語。

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    2018年06月19日
  • ハッピー・リタイアメント

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    定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?痛快娯楽「天下り」小説。

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    2018年06月12日
  • 王妃の館 下

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    ひと癖もふた癖もある「光」と「影」のツアーメンバーたちは、ドタバタ騒ぎとニアミスをくりかえしながらも、それぞれのパリの旅を楽しんでいたーかに思えたが、ついにツアーの二重売りがバレそうになって、さあ大変。さらに「王妃の館」に秘められた太陽王・ルイ十四世の愛の行方をからめて、物語は十七世紀と現代とを縦横無尽に駆けめぐる。

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    2018年06月12日
  • 王妃の館 上

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    パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。

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    2018年06月12日
  • シェエラザード(上)

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    昭和二十年、嵐の台湾沖で、二千三百人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていくー。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。

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    2018年06月12日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛47歳。元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙32歳。ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ―が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった!だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンetc。爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして!著者会心の、勇気百倍正調喜劇。

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    2018年06月12日
  • 勇気凛凛ルリの色 満天の星

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    パリに行った。自分の作品の映画も出来た。そして、ガッポリ税金も納めた…。このエッセイは、無名の物書きが小説家になるまでのサクセス・レポートとして読んでほしい。さあ、泣いて笑って、みんなでサクセスしよう!惜しまれつついったん連載を終了した、不滅の痛快エッセイ、とりあえずの最終巻。

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    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色 福音について

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    ついにとったぞ、直木賞。受賞前後の興奮と戸惑いを綴るエッセイ。爆笑のち涙。やがてじんわり効いてくる! 恋焦がれた直木賞。紆余曲折はあったけど、ついに雪辱、祝受賞。その前後の喜怒哀楽を、ときに格調高く、そしてときに下品に綴った貴重な記録の傑作エッセイ。他人の弱点を笑いとばし、自らの身を嘆息する。しかし我が道を信じ邁進し、手に入れたのが売れっ子作家の誉れと超多忙。力みなぎるエッセイ集。

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    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛

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    キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。全然やすらぎを与えない。エッセイの本義に悖るーと自らの文章をも毒舌をもって語る人気の直木賞作家が、喜怒哀楽を包み隠さず吐き出した痛快エッセイ。実は読むと、やさしい人間臭い視点で世の中を捉えた、涙と笑い、感動がいっぱいつまった一冊。

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    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    陸上自衛隊出身、ピカレスク人生経由、現在小説家。今や超多忙で絶好調、超有名とサクセスした直木賞作家が、理不尽な宿命を笑いとばす自伝的熱血エッセイ。涙あり笑いあり怒りあり哀しみあり、おのれの目標めざして突き進んだ男の、体を張った文章は、読めば思わずパワーが湧いてくる!

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    2018年06月11日
  • 歩兵の本領

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    名誉も誇りもない、そして戦闘を前提としていない、世界一奇妙な軍隊・自衛隊。世間が高度成長で浮かれ、就職の心配など無用の時代に、志願して自衛官になった若者たちがいた。軍人としての立場を全うし、男子の本懐を遂げようと生きる彼らを活写した、著者自らの体験を綴る涙と笑いの青春グラフィティ。

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    2018年06月09日