浅田次郎のレビュー一覧

  • 活動寫眞の女

    Posted by ブクログ

    浅田流ファンタジー。
    全てが幻だったのか。
    古い映画のように思い出すのがもどかしいほどの幻。
    その幻の中で目にしたものは何だったのか。
    現実と幻が入り組む悲しい悲しい幻の物語。

    0
    2018年06月19日
  • ハッピー・リタイアメント

    Posted by ブクログ

    定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?痛快娯楽「天下り」小説。

    0
    2018年06月12日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    ひと癖もふた癖もある「光」と「影」のツアーメンバーたちは、ドタバタ騒ぎとニアミスをくりかえしながらも、それぞれのパリの旅を楽しんでいたーかに思えたが、ついにツアーの二重売りがバレそうになって、さあ大変。さらに「王妃の館」に秘められた太陽王・ルイ十四世の愛の行方をからめて、物語は十七世紀と現代とを縦横無尽に駆けめぐる。

    0
    2018年06月12日
  • 王妃の館 上

    Posted by ブクログ

    パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。

    0
    2018年06月12日
  • シェエラザード(上)

    Posted by ブクログ

    昭和二十年、嵐の台湾沖で、二千三百人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていくー。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。

    0
    2018年06月12日
  • オー・マイ・ガアッ!

    Posted by ブクログ

    日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛47歳。元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙32歳。ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ―が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった!だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンetc。爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして!著者会心の、勇気百倍正調喜劇。

    0
    2018年06月12日
  • 勇気凛凛ルリの色 満天の星

    Posted by ブクログ

    パリに行った。自分の作品の映画も出来た。そして、ガッポリ税金も納めた…。このエッセイは、無名の物書きが小説家になるまでのサクセス・レポートとして読んでほしい。さあ、泣いて笑って、みんなでサクセスしよう!惜しまれつついったん連載を終了した、不滅の痛快エッセイ、とりあえずの最終巻。

    0
    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色 福音について

    Posted by ブクログ

    ついにとったぞ、直木賞。受賞前後の興奮と戸惑いを綴るエッセイ。爆笑のち涙。やがてじんわり効いてくる! 恋焦がれた直木賞。紆余曲折はあったけど、ついに雪辱、祝受賞。その前後の喜怒哀楽を、ときに格調高く、そしてときに下品に綴った貴重な記録の傑作エッセイ。他人の弱点を笑いとばし、自らの身を嘆息する。しかし我が道を信じ邁進し、手に入れたのが売れっ子作家の誉れと超多忙。力みなぎるエッセイ集。

    0
    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛

    Posted by ブクログ

    キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。全然やすらぎを与えない。エッセイの本義に悖るーと自らの文章をも毒舌をもって語る人気の直木賞作家が、喜怒哀楽を包み隠さず吐き出した痛快エッセイ。実は読むと、やさしい人間臭い視点で世の中を捉えた、涙と笑い、感動がいっぱいつまった一冊。

    0
    2018年06月11日
  • 勇気凛凛ルリの色

    Posted by ブクログ

    陸上自衛隊出身、ピカレスク人生経由、現在小説家。今や超多忙で絶好調、超有名とサクセスした直木賞作家が、理不尽な宿命を笑いとばす自伝的熱血エッセイ。涙あり笑いあり怒りあり哀しみあり、おのれの目標めざして突き進んだ男の、体を張った文章は、読めば思わずパワーが湧いてくる!

    0
    2018年06月11日
  • 歩兵の本領

    Posted by ブクログ

    名誉も誇りもない、そして戦闘を前提としていない、世界一奇妙な軍隊・自衛隊。世間が高度成長で浮かれ、就職の心配など無用の時代に、志願して自衛官になった若者たちがいた。軍人としての立場を全うし、男子の本懐を遂げようと生きる彼らを活写した、著者自らの体験を綴る涙と笑いの青春グラフィティ。

    0
    2018年06月09日
  • プリズンホテル 3 冬

    Posted by ブクログ

    阿部看護婦長、またの名を“血まみれのマリア”は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのはーなんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情ありのお客人。天才登山家、患者を安楽死させた医師、リストラ寸前の編集者。命への慈しみに満ちた、癒しの宿に今夜も雪が降りつもる。

    0
    2018年06月07日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

    Posted by ブクログ

    彼の人生はいつも地下鉄とともにあった。いつもどおりに道を歩いていると、彼は時折過去の世界に迷い込んでしまうようになる。その世界で見えてくるのは彼の、そして家族の過去。すべてを知ると、全く違う光が差し込んでくるようで。

    0
    2018年06月06日
  • プリズンホテル 2 秋

    Posted by ブクログ

    浅田次郎『プリズンホテル 2 秋』集英社文庫。

    シリーズ第2作。面白いという人がいて、かなり期待したのだが……同じヤクザの変わった稼業を描いた作品では今野敏の任侠シリーズの方が圧倒的に面白い。何しろ本作の場合、ストーリーの合間に幕間というかインターミッションのようなものが煩わしいくらい入り、ストーリーに集中出来ないのだ。

    はぁ……

    0
    2018年06月04日
  • プリズンホテル 3 冬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第3段。

    偏屈クズ野郎な主人公の内面の葛藤が、生々しくももの哀しい。焦れったくて焦れったくて読んでてイライラしてくるほど無器用な愛は、愛人だけでなく
    養母にも実母にも、
    お清の母と娘にもっしっかりと向いている。

    ……だのにそれを表現できない哀しい男。取り返しのつかない事態に向かおうとする彼を引き戻したのは、父の恋文!!

    いいねえ、浅田次郎。大好きだ。
    次で完結してしまうのが、寂しい限り。。。

    ★3つ 、7ポイント半。
    20180531新。

    0
    2018年06月01日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    笑いと泣きの割合でいうと、泣きのほうが多かった。特に、ヴォージェ広場のビストロ「マ・ブルゴーニュ」の店主であるマイエの言葉「愛されるより、愛するのです」という言葉が胸にぐっときた。彼は死ぬまで愛するディアナとプティ・ルイのために晩餐を届け続けたのだ。途中でディアナに愛の告白を拒まれても、死ぬまで愛し続けた美しい心の持ち主であり、大尊敬に値する。プティ・ルイの物語は途中から北白川右京の作品と、老コンシェルジュが語るものとがごっちゃになってきて、どちらの話なのかまったく検討が付かなくなるのだが、どちらにせよ涙無しには語れないほどの感動ストーリーで、最終的にはどちらでも構わないという不思議な気持ちに

    0
    2019年01月16日
  • 王妃の館 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    安定の浅田先生。声を出して笑うシーンもあれば、思わず涙が流れるシーンもある。本書は、倒産寸前の旅行代理店が、フランスの格式高い老舗ホテル一部屋を二重貸しして資金を調達することから始まる。実はこのホテルは全15部屋しかなく、不景気の真っ只中であるため、突如キャンセルとなった空き部屋を埋めるため旅行代理店とグルになって二重貸しするという、なかなかの暴挙にでる鬼畜ぶりである。本ツアーは10泊で200万近くする高額の光プランと、たったの19万ぽっちで10泊できる影プランとの2つで出来ている。光と影のお客様同士が部屋の二重貸しに気づかないように配慮しながら物語が進められるのだが、登場人物全員のキャラが立

    0
    2019年01月16日
  • ハッピー・リタイアメント

    Posted by ブクログ

    ザ浅田次郎ワールド。最後に樋口が言った俺たちはまだ若い。からの一連の話は自分にも染みてきた。毎日仕事に追われているけどまだまだ人生を諦める必要はない!と感じた。

    0
    2018年05月19日
  • 天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト

    Posted by ブクログ

    天切り松 5巻目。虚実入り交えて描かれる昭和初期の風景は、さすがにネタ切れというか何というか、かなり破綻気味の個所も垣間見えるが、破綻するかしないかの微妙なラインで均衡を保つのも浅田次郎の芸の一つ。仕立屋銀次の葬儀を歌舞伎調で謡いあげる「男意気初春義理事(おとこいきはるのとむらい)」から、五・一五事件に巻き込まれるチャップリンを描いた「ライムライト」まで、やりたい放題の 6編。

    0
    2018年05月17日
  • 一刀斎夢録 下

    Posted by ブクログ

    浅田次郎 新撰組三部作の完結編。夜ごと斎藤一が語る剣の奥義を究めた新撰組の生きた証と鬼のように人を切りまくった人間の生き方というものを聞きながら、聞き手の近衛将校梶原中尉と同じように酔った感じ。三部作とはいえ、「壬生義士伝」「輪違屋糸里」とはまた違った切り口の浅田節のエンタテイメント。

    0
    2018年05月16日