感情タグBEST3
Posted by ブクログ
孤独で寂しい人を救ってくれる物語。人は人を誤解しているだけで、あなたは人から守られている。そう心へ響かせてくれた。号泣してしまった。
主人公:安男は、母親の手術を引き受けてくれる病院まで、ワゴン車で百マイルの旅をする。それは、親子二人きりのかけがえのない時間であった。40年間の人生で初めて母親と向き合うことができた。
複雑な感情を抱えあった親子や肉親は沢山いるだろう。誰かと向き合うこういう機会が訪れ、これまでの気持ちをお互い確かめ合えたら。きっと平和な人間関係が築けるに違いない。
恋人のマリは切ない。「自分のことを愛してくれる人はいない。自分は人を愛することができる」
彼女の生き方を知った人は、彼女を応援してくれるだろう。そして私はマリが好き。
経営重視の効率化の時代。AI、IT。居るべきところに人がいない。寂しい世界となった。だからこそ、人の温もりは必ずある。と認識できる著書は何よりも愛おしい。
Posted by ブクログ
泣きました。命を削るように4人の子供たちを育て上げたお母さんの昔の切ない恋愛話は号泣です。そしてデブでブスなマリの主人公への愛情。真似できません。神のような無性の愛に感動です。
Posted by ブクログ
事業に失敗し愛する妻子とも別れたダメ中年の城所安男。重い心臓病を患う老母を乗せて天才心臓外科医がいるという病院までポンコツ車でひた走る。すべての人が辿りついた先には-。
Posted by ブクログ
かつては栄華を極め、その後全てを失い自堕落な生活を送っていた男。母親の心臓病が悪化したことを知り、母の命を救うために世界一の名医がいる百マイル先の病院まで一人で母親を連れて行くことを決意する。
結末はちょっと上手くいきすぎな感じもするけど、とてもいい話だった。
それにしても兄と姉たち、実の母が瀕死の状態でいるのに知らん顔って………母親が過去の貧困生活の象徴だったとしても、ちょっとあり得ない。
素敵だったのは、マリさん。
だめな男を支えて、男が立ち直り先に進み始めたら役目を終えたと言わんばかりに消えていく。
マリさんがどこかで、本当に愛してくれる誰かと巡り会い幸せになって欲しいと切実に思いました