重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2013年刊の文庫版。過去作の登場人物と新規を加えて、創作の世界が現実(として描いた世界の展開)と意図的に干渉し、良い方向へと導き直すことは可能か?…的な実験的な長編。主題は「イジメ」、又は、生きることを許容されない者達の苦しみと絶望、僅かな希望。
文庫版で後書きを含めて500ページ余り。概ね黒いページが多い上に、これでもかと追い詰められ、屈辱的な危機状況を書き連ねられていたり……。
この本を勧められるのは、いじめる・いじめられる子の現在と経験の認識を知る&理解したい人、疑似体験してみたい人、作者の大ファンで多くの作品を読んでいる人、かな。
勧められないのは、既にメンタルが溢れそうな人、傷跡の -
Posted by ブクログ
「昭和」がまだあと十数年続くあの頃。小学6年生のノブとハム子は、一人っ子。ふたりそれぞれに弟もどきができて、今までの生活に経験のない事が起き始める。昭和の団地に住む子供達が、多少複雑な事情を持つ大人達の事情に振り回されながら、助け合い支え合って、友人となる。安定の重松作品。
が、とう言う私もこの時代の一人っ子。重松さんでさえ、一人っ子はわがまま。一人っ子はひ弱でたくましさに欠ける。これも世間の常識なんだろう。なんて表現なさる。全く遺憾でありまあす。確かにまだ一人っ子が少なかった。一人っ子と知ると、よくも知らない大人達が、甘やかされてるんでしょうね、なんておっしゃる。あんたんとこの娘の方が、学校 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校に転入するなり「わたし、番長になる!」と宣言したマコト。ガムガム団の事件やおツボネさまからのいじめ乗り越え、クラスメートとの友情をつかみ取るマコトと、そんなマコトと一緒に過ごし成長するツヨシの物語。
話自体はすごく面白いけど、なんだかツヨシのお母さんとかガムガム団が男女差別しているような気がして、ちょっと不快。ガムガム団はともかく、日常でツヨシのお母さんがさらっと口にしている言葉こそ誰かを傷つけるんじゃないのかな。マコトが女の子だから乱暴なのはだめってどういうこと?女の子なのに番長になるの?ってどういうこと?乱暴な番長は男女問わずだめだと思うけど。
物語の設定なのかは分からないけど、ちょっ -
Posted by ブクログ
初重松清がこの本で良かったのだろうか?
文庫版あとがきも読んだが、きっとこんなのは微塵もない感じなのかな?と推測、、、すいません。
官能と言えばそうなんだけど、やってる事も大概なんだけど、下品な感じはあまりせず。夫婦だと思うと読んでいても半減した。
この作家の思考なのか解らないが、嫌がっている(ように見える?)妻を夫が無理矢理…で、妻も満更ではないんでしょ?…って言うのが全編共通で、この年代の男性のセオリーなのかしら?と思ってしまう。昭和だな。
(後から…夫のゆがんだ情欲がテーマってなってましたね。失礼。)
『夫婦とは、世間公認のセックスパートナーでもある』
そうそう、公にしてよい。だ