【感想・ネタバレ】愛妻日記のレビュー

あらすじ

「匿名で官能小説を」という「小説現代」編集部の注文を承けて、表題作を書いた。最初は一度かぎりの企画物のつもりだったが、ハマった。2作目以降は、志願して短編を書き継いでいった。全6編。いずれも、夫婦の物語。官能小説。妻に対する夫のゆがんだ――でも、だからこそまっとうでありうるはずの情欲を描いた。小説の書き手として、これらの物語を僕は欲していたのだろう。今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない。(重松清)

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Posted by ブクログ

個人的にはこれを彼の代表作に押したいぐらい良かった。彼の乱暴な人となりが色濃く出ている点で、なるほどと思った。

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2016年03月19日

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人気作家の手による、いわゆるひとつのカンノー小説。

アッチのアレのナニ関係の描写が、何とも細かく露骨でゴニョゴニョ・・・。

表紙からは想像できない中身のチョメチョメ具合ですので、とりあえづ職場や学校や公共交通機関では読むのは控えましょう。

へー、DVDも出てるんだ。

そーなんだー。
ふーん・・・・・。

べ、べつに興味ないけどねー。

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2012年05月14日

Posted by ブクログ

まだ読んでいる途中だが、いい本だと思う。
基本官能小説のイメージが「被虐」と「加虐」の関係を全面に押し出すような感覚があるのだが、この本はその中に「夫婦」という絶対的な愛情に裏打ちされたものが加味されていてなんともいえない気味の悪さがある。
読んだ中で今のところ一番は「ホワイトルーム」が面白い。
を「開放する」ということに言い方は悪いが執着して行為をする夫の愛情。
この話の中の夫が一番狂っているように感じた。
何はともあれ名著。

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2010年06月22日

Posted by ブクログ

重松清さん…
これ以外の作品を読んだことがないのですが、、ものすごい官能小説家です。
結婚してた時期もある私めですので、妻に性欲を抱き続けることの難しさはよく存じておりますが、はっきり言ってこの作品中に描かれる夫婦愛にはたいへん感銘を受けました。
性愛こそ人間を人間たらしめてることがよくわかるおすすめの官能小説です。
あとがきも秀逸ですしね。

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2020年09月05日

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本格的に本を読み始めて1年くらい、21歳にして初めて官能小説と言うものを読んで見た
21歳にしても、刺激的な内容が多かったが、大人な世界だったな。官能小説はただのエロ本ではなく、人生において大事なことを異性間で伝えてる本だと感じた。今後も読んで深い人生を歩んでいきたい。

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2018年09月10日

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重松さんの作品の中ではあまり評判がよろしくないですね。
結婚生活がある程度進んだ夫婦の性の内容
官能小説までどぎつくない、と言って大人しい内容でもない。
これは独身や新婚さんが読んでも共感はできないでしょう。
結構おもしろかったけどなぁ…。

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2017年02月02日

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夫婦間の話しとはいえ エロい、エロすぎる。でも 目線が、男性。まあ 愛妻指数が、高いのは 感じられましたが。
なんか 男性、 旦那さんが 頑張りすぎ気使いすぎって感じ。

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2015年09月11日

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ネタバレ

一言で言えば官能小説。それも夫の異常な愛を描いた短編6編。よく文庫化できたなと思わず感心してしまう。今の時代「性」に関するものは徹底的に消されてしまうだけに逆にすがすがしくなるぐらいの内容だと思う。男側からの感想と女性側からの感想でまた違った意見が出そうで、そういった点もまた面白いと思う

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2015年08月16日

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ネタバレ

ゆがんだ愛だったがその中にも本当に愛とはなんぞやと問いかけるものがありとても面白かった。
様々な夫婦の形であったが汚いと思うことはなくむしろ綺麗なほどであったと思う。

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2014年06月18日

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ネタバレ

今回は「愛妻日記」を見つけたので読みました。
これまで、「家族」、「友情」などをテーマにしたものが多かった重松氏でしたが、この本は完全な官能小説です。
以前読んだ志水辰夫氏の「情事」に合い通じるものを感じました。
この作品はR18(18歳以下禁)ですが、R35という感じでした。
女性にはおすすめしません。
男性も隠れて読んでください。
あとがきも読みましたが、重松氏の意図がいまいちよく分りませんでした。
重松氏は他にもいくつかペンネームを持っているので、できればペンネームを変えて出して欲しかった気もします。
できることなら重松氏の話を聞いてみたいと思いました。

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2011年09月30日

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重松清が官能小説~~!!
変態チックで歪んでるような気はするけど
でもやっぱり妻への愛であふれているのだ。

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2010年09月10日

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p.87「性的な興奮というより、妻へのいとおしさで、OOOが固くなる」(OOOは自主規制しましたw)の一節が最強。
全編をとおして非常によかったと思います。
また、あとがきに重松清の本音が表れていると思う。

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2010年02月25日

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愛されながら生きたい。

理想ではありますが、手放せない理想です。

本の中の夫婦は、さまざまな現実や環境、関係の中で、愛し合っています。

この本を読んで、中高年になっても性行為しちゃいたいな!と思いました。

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2009年11月09日

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ナルホド。聞きしに勝る。。。。
全編、これでもかと言う性愛小説です。こうした小説にどう感想を書くべきか悩んでしまいます。
確かに嫌悪感を抱く人や「なんで重松が」と怒り出す人も居るでしょうね。私はというと、結構楽しませてもらいました。
儲け目的だけの劣情でもなく、かといって高尚を裏返したインモラルでもなく、ひたすら夫婦の本質の一つである性を描こうとしている。そんな感じがします。
あとがきにあるエピソード。「愛妻日記」を読んだ70歳過ぎの大御所作家がニヤリと笑って言った「勃ったぁ」のひと言。それを喜ぶ編集者と重松さん。このエピソードがこの作品を物語っているように思います。

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2016年08月16日

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このところ、続けて不倫小説を読んでいた反動か、著者とタイトルを見てなにげなく手に取ったら、まさかの官能小説。教科書にも載ってる重松清がそんなの書いてるの? と驚いて読んでみた。

とりあえず、重松氏はガードルが嫌いなんだろうな、というのはわかった。

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2025年05月05日

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重松清、いざ性を扱うとなるとちょっとエグいなあ、流石だなあと思って読み進めました。夫婦の性とか愛は、わたしにはまだ(スペック的に)早かったかもしれない。。誰にも共感出来なかった。お互いの肉体に萎えちゃう夫婦はつらそう。

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2024年12月30日

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重松清による官能小説
中学受験の国語に頻出される直木賞作家の重松清による官能小説。家族の関係性や人と人の関係性を描く作家が建前ではなく本音を晒した作品。
根底にはやっぱり人と人の関係性や家族のあり方が横たわっていて、他の重松作品と変わらないいものが描かれている。文章力、筆致も重厚すぎず軽すぎず、書きたいものをそのまま伝える力は変わらず健在。
ごともにゃまだ早いから、置き場所は考えにゃならんが。。妻にも理解されないだろうなぁ。。それでいいのかしらん??
文庫版のためのあとがきも秀逸です。

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2024年12月23日

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今まで読んできた重松作品とは、真逆をいく本ですね。重松さん自身が言ってるとおり官能小説です。心温まる重松作品が好きな人には、嫌悪感を抱いた方も多いみたいだけど、私は結構平気だわ(^^;;気になる方はぜひ手に取ってみてください。そっち系が苦手な方には、オススメできません。

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2023年10月05日

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初重松清がこの本で良かったのだろうか?

文庫版あとがきも読んだが、きっとこんなのは微塵もない感じなのかな?と推測、、、すいません。

官能と言えばそうなんだけど、やってる事も大概なんだけど、下品な感じはあまりせず。夫婦だと思うと読んでいても半減した。

この作家の思考なのか解らないが、嫌がっている(ように見える?)妻を夫が無理矢理…で、妻も満更ではないんでしょ?…って言うのが全編共通で、この年代の男性のセオリーなのかしら?と思ってしまう。昭和だな。
(後から…夫のゆがんだ情欲がテーマってなってましたね。失礼。)

『夫婦とは、世間公認のセックスパートナーでもある』
そうそう、公にしてよい。だから、好きな人と結婚したいと思うのかもしれないな。愛人、浮気じゃ公にはできない、ならないから。公的にしてるんだと認められたい。うん。

夫婦の性の在り方について。レスが流行りのこの時代、家族になってしまえば、後は個人の嗜好である。
合う人と結婚できれば有難い。

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

重松清といえば、正統派家族小説だけど、これは夫婦の官能小説。夫目線の妻とセックス。短編集だから読みやすく、夫婦で読んで盛り上がりました。夫婦のセックスとか、マニアックなプレイが苦手な人は読まない方が良いと思います。

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2019年02月03日

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ネタバレ

*今度のシゲマツは、カンドウ≦カンノウ。夫婦のゆがんだ情欲を描く、超インモラルな「夫婦の性愛小説」*
新婚時代ならまた違った感想だったかと思いますが、ある程度の夫婦経験 がある方なら、夫婦の情愛と言う点において共感出来る作品かと。性描写はかなり具体的ですが、なぜかいやらしさはさほど感じず、日常にひそむ夫婦の物語がうまくあぶり出されているなあとむしろ感心。万人にはお勧めしませんが。

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2016年02月08日

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初めて読む官能小説。
一気に読み終えた後の読後感。
男と女。いろいろとつづられる性の物語があるのだなぁと思いました。

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2015年05月06日

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帯にね、官能小説 って書いてあったの。

・・・でも、重松さんだよなぁ??
と思ったんだけど背表紙の説明読んだら本当に官能小説みたいだったので、こりゃ~読まなくては!!と即購入。

6つのお話が読めます。

*ホワイトルーム
*童心
*愛妻日記
*煙が目にしみる
*饗宴
*ソースの小壜

夫婦間の性について色んな形で描かれています。
私のお気に入りは 童心とホワイトルームかな。
比較的ノーマルな感じのがいい。
他のは ちょっと、こう 一歩踏み込んだ感じ。

最後に「文庫版のためのあとがき」として重松さんが官能小説を書いた経緯というか、覚悟?みたいな事が書いてある。
そして、単行本が出た時の評判も・・・

私は、重松さんの事 詳しく知ってるわけじゃないけど、なんだかとってもスキになった。

シゲマツの中にいる やっさん。

私は スキだけどなぁ。

たまには官能小説でもいかがでしょう。
とても イイですよ。

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2014年06月12日

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セックスを主題とした愛妻家の短編集。
個人的にはガードルが毎回出てきて興醒め。
肌の質感、ニオイ、温度など、瞬く間に想像が広がって良かった。

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2012年08月30日

Posted by ブクログ

 真面目な作家が書いた官能短編集である。著者の他の作品は、ブランケット・キャッツと、あとはyomyomに掲載されていたもの等しか読んだことはなかった。ハートウォーミング系ではない作品はどうなのだろうかと思い、書店で手にとって読んでみようと思い、購入した。
 官能小説を、自腹で買って読むことはまずないのだが、なぜか家にはフランス文庫やそういう雑誌の古いのやらがあって、読んだことはある。そういう、官能小説というより、エロ小説とはちょっと趣が違うと感じた。著者は自分の小説のファンの層を意識せざるをえないだろうし、一流のエンターテインメント作家なのだから、自分の妄想と嗜好で突っ走るような作品は書かない人だし書けないのだと思う。先に述べたようなエロ小説では、もう妄想暴走状態で「いやッ! およしになってッ! あぁぁぁぁぁ」のような、嫌がっているのか喜んでいるのか結局喜んでいるのだなぁあり得んぞこんな女はおらん!と女性読者なら呆れて笑うような描写が多いのだが、さすがにこの著者はそういう暴走迷走はしない。
 本作は、この著者の他の作品と同じように上品なのだ。わたしは、わざわざ下品な小説は読みたくないので、それは良いのだ。だがしかし、作者は一生懸命、官能世界を描こうとしているのがわかる。わかりすぎる。描かれた短編それぞれの世界を構築せんと、キッチリとした仕事ぶりなのである。フランス文庫等のエロ小説ファンの男性には興奮度は少ないだろうし、そのあたりがどう捉えたらいいのか戸惑うところだ。しかし、女性読者としては読後感のわるくない作品だと思う。やはり、一流の作家だから、抜かりがないのだ。
 そんな中でも、S&Mの要素のある作品では、ちょっとリアルさを感じた。歩道橋縛りのやつと、ソースぶっかけのやつだ。わたしって下品だなぁ。

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2011年12月17日

Posted by ブクログ

重松清初のエロ小説
エロ小説なので、男性側の視点ばかりなのが不満ですが、まあまあいいできだと思う。

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2011年12月02日

Posted by ブクログ

愛妻家の僕にはピッタリかと思って・・・これは短編でサクサクと読めそうなので買った。

これも面白い、官能小説。
もうちょっと、どろどろとした描写でセックスを書いてくれたら面白いと思ったが、妄想壁のある僕の想像を掻き立てるには、この辺りでいい事に気付いた。
よくある事だが、活字で想像する描写を映画やDVDなんかで表現されることがあまり好きではない僕ですが、このDVDが出されてることを知った。

是非、拝見したい。

やっぱり、アダルトコーナーにあるのかなぁ~


で、2冊読んでわかったことは重松清は無類のガードル好きで僕以上の変態であること。

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2011年11月29日

Posted by ブクログ

またまた重松さん。
しかしこれは今までのアットホーム系から一転
官能小説(短篇集)です。(ある意味アットホーム)

多勢と同様、重松清がこの物語を書いたからこそ、
生きる作品でしかない。

話の内容はどれも同じテイスト
夫婦間、家族間の官能をえぐり出す内容。
だから、官能小説集としてはなんだか足りない。

わたしとしては、
別のテーマの短篇集に
このうちの一つだけ混ざってるとか
一作品だけの本になってほしかった


この作者である意義にあやかり
☆みっつ

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2011年06月02日

Posted by ブクログ

重松清の官能小説。といっていいね

じつにこれヘンタイです。
とくに童心?だっけ?ホワイトハウス?
手錠かけるやつ。変態サクレツです。

読みたい人はどうぞ。笑

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2010年08月20日

Posted by ブクログ

重松清の官能小説。
『流星ワゴン』的な「読書感想文が書きやすそうな小説」を書く人だと思ってたから意外だった。

「夫婦」が「家族」である所以みたいなものを突き詰めた結果、官能小説となりました、というもの。
『流星ワゴン』でもそういうシーンはあったけども、嫌にじっとりしてたなあ、と思い出した。
「子供」やら「生活」で繋がれている「家族」も、最初は「性愛」から始まったんだよ。
「性愛」ってこんなに汚いもんなんだよ。異常なんだよ。ほらほら、見てみなさい。
って感じだったよ。
「家族」の小説を書き続けるために、って作者は語ってたらしいけど、まあ、わからんでもない。

しっかし、重松清はむっつりとエロそうなおじさんだと思った(笑)。

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2010年07月23日

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