角田光代のレビュー一覧

  • 夜かかる虹

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    中編二本。幼少期に妹をいじめる姉のエピソードがなかなか怖い。
    昔の本なので今ほどの達者さはまだ無く、二本目は読み通すのが若干苦痛だった。

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    2013年06月21日
  • みどりの月

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    二つ話が入ってて、もしかしてあとの方に出てくる女は
    一つ目の話の女かと思ったけどそうではなく。

    読むにつけ、あまりにも気だるくてもわ~っとしてて
    とくに、みどりの月の方は途中気持ち悪くなってしまった。
    でも何かあると思って読む。
    そして特にない。淡々と状況が綴られてる。

    なんとなく、本を閉じるたび石鹸でゴシゴシ手を洗う自分。
    まだ、かかとの下の空の方がそんな風にはならずにすんだかも。

    どちらも、好みではないお話。

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    2013年06月12日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    ネタバレ

    「たすけて」今いる所から抜け出したい、でも抜け出せない、という状態の主人公(女性)の高校生から32歳までが描かれている。
    変な男に固執固執して全然幸せになれない。
    ところどころ、このくらいの年の時はこんな事を思っていたかも、というのもあったが、最後の気づくときが、死んだ父親が出てくるのはどうも…
    でも読後感は悪くなかった。

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    2013年06月07日
  • ピンク・バス

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    『ピンク・バス』

    表題になっている作品だったが、最後までよく分からないままだった。
    『妊娠』を扱った小説だと小川洋子の『妊娠カレンダー』を最初に思い出すが、『妊娠カレンダー』と違って、妊娠中の女性視点から描いた作品なので、妊娠の気だるさや疲労感、心の揺れと言ったものが文章からじわりじわりと溢れ出していて、こちらまでしんどい思いになりながら読んだ。


    『昨夜はたくさん夢を見た』

    若者が成長していく中で変わっていく『死への観念』を描いた作品として面白く読めた。
    ただ本作品を含めて、角田光代の青春小説は『青春を理想の形で謳歌している若者』にスポットを当てている印象を受ける。心の許せる友人がたく

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    2013年06月06日
  • ピンク・バス

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    久々の小説。「ピンクバス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の短編集二本だて。どちらもよくありそうな風景だけど、ちょっと違和感というか疲労感というかけだるい感じが中心にある感じ。ちょっとしたゾクゾク感が面白い。

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    2013年06月02日
  • ロック母

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    本の内容はダークそのもの。短編集だけど、もやもや・イライラ・むかむかがいっぱいで決して気持ちのいいものではない。だけど、人間の日常って綺麗ごとだけではなく。こんなものも必ず含まれているのだと思う。「父のボール」が印象的だった。

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    2013年05月10日
  • エコノミカル・パレス

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     去年から、家計簿をつけ始めた。帰国してから本格的に始めたのだが、家計簿をつけていると、以前の自分がいかに無計画にお金を使っていたかがよくわかる。お金を使っている感覚がなくなるから、クレジットカードもほとんど使わなくなってしまった。
     4月は、定期代、教科書代、ゼミ費で結構支出が出たが、それ以外にはあまり支出はなかった。でも、出費が多い月に、焦らずにすむよう、常に貯蓄を心がけるべきである。
     この本では、主人公の恋人が「お金に固執して、短期のバイトや、自分の好きでない仕事することなど無意味だ」と言い、無職のままその言葉を繰り返し続けている。
     私も以前はそのように思っていた。お金に固執すること

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    2013年05月08日
  • これからはあるくのだ

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    女性作家の日常エッセイは久しく読んでなかったけど1つめが清志郎のスローバラードにまつわる話でするする引き寄せられた。「名の世界」という回を読んで、あ、これ一度読んだ!と気付いた。“だれもが一つ、文字によって広がる世界を持っている”

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    2013年04月30日
  • ナナイロノコイ

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    恋愛小説は苦手な私なので、長編は無理だと思い
    短編ばかり集まったものならどうだろうと思い購入。
    好きな作家さんのお話が収録されているからというのも
    ありました。
    読みながら、やはり私は恋愛小説は無理だと再認識しつつ、
    それでも印象深いお話や気に入ったお話に出会えました。
    それだけでも大収穫かもしれません。
    情景が思い浮かべにくい作品から、
    読んでいて自分の目の前にスクリーンがあって
    そこで話の映像がしっかり流れているくらい
    鮮明に思い浮かべるものもあり
    さまざまでした。
    恋愛小説が苦手な人にも、このくらいの量ならば、
    よみやすくていいと思います。

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    2013年04月24日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    表紙や冒頭章から爽やか恋愛モノを予想させられるが全く違う。恋愛に対する主人公の葛藤に共感する人多数だろうが主人公のはちゃめちゃ男性遍歴に共感できる人は少数だろう。

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    2013年04月05日
  • まどろむ夜のUFO

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    なんだか、よくわからない話たちだった。
    わからない中に恐さなどがあるが、
    どう恐いのかはわからず、ただモヤモヤと恐い。

    ただ、自分にはこんな突拍子ない話を書く想像力がないので、
    そういう意味では、こんな文章をかける想像力を持つ作者にただただ尊敬する。

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    2014年10月10日
  • 庭の桜、隣の犬

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    無関心、無感情ということほど怖いことはあまりないのではないかと思う。

    夫婦なら、長く暮らしていくと、やはりもとは他人なので
    相手の行動に対して苛立ったり年月が経つと前よりもそっけなくなったりするのかもしれないが、
    私は、根底にいつも愛情は持っていて、相手のことを大事に思っていたい。
    だが、房子は、夫に対して愛がないのではないか、と思ってしまうくらい相手に対しての感情がない。夫が四畳半の家を借りるのにも無感情。浮気にも何でも無感情。怒ったりする「振り」をしているだけで、実際は何の感情や欲望も持っていないのだ。
    房子は、昔からそんな性格である。何に対しても。良く言えば放任主義、悪く言えば無感情。

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    2013年03月04日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    『逃げ続けるんだ。目覚ましの音、パンの焼ける匂い、くだらない馬鹿話、千円以下のランチ、特に進展のない合コン、判で押したような穏やかな毎日の中に逃げ隠れて、息を潜めるんだ。憎しみに追いつかれないように。』

    短編集。
    すべての話の主人公たちはみな胸に殺意を抱いている。
    だれも実行するわけでもないのに溢れる殺意を止められない。些細なきっかけで爆発するかしないかのギリギリの心情と、
    殺意の日常性がよく描けていると思った

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    2013年03月01日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    こわい夢見そうな読後感。。

    でもなんかわかることがいろいろあった。
    欠点を指摘してくる男とか
    女の職場とか
    いい人ぶる自分とか
    非日常な一日からの逃避とか。。

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    2013年02月27日
  • 夜かかる虹

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    草の巣は登場人物が考えてることがわからなくて難しかった。今更男から逃げて普通の生活に戻れるのかなぁ。
    夜かかる虹は愛情を同等にあげる難しさとそれによって曲がってしまった姉妹がお互いの思いを内と外でぶつけあっていくところがリアル。

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    2013年02月21日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    なぜか菊葉荘に住みたいという話。

    よくわからない展開が、よくわからないけど流れてゆく。

    最後まで、よくわからなかった。

    すっきりとはしないけど、読み終わったら満足した。

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    2013年01月27日
  • 幸福な遊戯

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    初めて空中庭園を読んだとき、角田さんの世界に引き込まれ、もっと読みたいと思いました。角田さんの処女作である幸福な遊戯も素敵な作品でした。

    角田さんの作品を読むと、家族ってなんだろうと考えるけど、でも実はそんなに深く考える必要はないんじゃないか、と思えてくる。なぜか、とても落ち着く。

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    2013年01月22日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    デートと言っても、相手も、場所も、シチュエーションも人それぞれ。でもそれがその人にとっての小さな幸せなのだ。

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    2013年01月21日
  • ピンク・バス

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    主人公のサエコは、自分の記憶を捏造しこれまで色々なキャラクターを演じて生きてきた。不良少女やお嬢様、そして浮浪者もどき・・・。

    学生時代に出会ったロッカー“タクジ”と結婚・妊娠し、完璧な生活を送ろうと心に固く決意したのだが、突然現れた夫の姉“実夏子”に心を乱されていく。

    登場人物すべてが何だか怪しげで、何が現実でどれが幻想なのか分からない。

    純文学の難しさを感じた。

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    2013年01月14日
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    ネタバレ

    発展途上国の子供たちの支援に力を入れている国際NGO『プラン』が推進する「Because I am a Girl」キャンペーン。これは、女性であるがゆえに様々な困難に直面する途上国の女の子たちの問題を訴え、彼女たちが「生きていく力」を身につけることを目指すグローバル・キャンペーンだ。

    そしてこの本は、その主旨に賛同する各国の作家たちが様々な支援の現場を視察し、その体験をもとに執筆するという形で発行された7人の作家による書き下ろし短編集。

    ドキュメントあり、深刻な現場にインスパイアされたフィクションもあるが、今日もどこかの国で暮らす名もなき少女たちの真実に迫る物語だ。

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    2013年01月09日