はやみねかおるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりの「怪盗クイーン」。今回の舞台はチェコ・プラハ。
ということで、錬金術師とヴォイニッチ文書をめぐって、クイーンたちが暗躍します。
ヴォイニッチ文書かぁ。解読すること自体が無駄であるので研究する必要がない、というような言説が飛び出ているようだけども、解き明かせない謎というものが存在していることに価値はあると思うので、研究は続けてほしいなぁ。
今作のように、この次元に存在しているということ自体があやふやで解明できない、という設定は好きです。永遠に判明しないであろう、もしくは現在の文明力では解き明かせないという存在である。ということが理解できたということは、文書の理解が進むと同時に不可解な部分がより強調されてしまう、ということなので、まさに謎が謎呼ぶ展開。
やはり、世界には謎が存在してほしいものです。世の中の全てを解明することは素晴らしいことですが、その前提に賛同した上で、解明できないものが厳然と存在する、というのはわくわくとどきどきがとまらないですね。
YAというジャンルで、こういう世界の真相に紐づいているかもしれないものを物語のキーとして扱うのはとても好き。
テレビスペシャルの「ルパン三世」とか、そういうアクションで好きでした。
物語はまさかまさかのジョーカー大ピンチで後編へ続く。 -
Posted by ブクログ
インドで『もう一つの0』--『アムリタ』の手がかりをつかんだクイーン。だが、地下深くで皇帝と戦っているさなかに岩の天井がくずれ、二人は閉じ込められてしまう。
ときは遡り、19世紀末のフランス「陽炎村」。村の中心部にあるワイン蔵の樽の中から、10歳ぐらい子どもが見つかった。赤い布に包まれ、銀色の長い髪と透き通るような白い肌をしたその子は、まるで天井画(フレスコ)に描かれた天使のよう。子どもの面倒を誰がみるか、村人たちが話し合うなか、ある日本人の夫婦が引き取ることになって・・・。
クイーンの過去がついに判明し、最初は今よりだいぶまともな(?おとなしい?)性格だったんだなあと(笑)お師匠様の下であんな面倒くさいキャラになっちゃったんですね。心配するジョーカーたちですが、奮闘するクイーン=ムーブルの姿を見て欲しかったなあ。そうしたら昔はこんなに素直で可愛かったのかと、少し優しくしてもらえるかも??でも何だかんだ言いながら大事な仕事上のパートナーだからね、心配だよね。静かな艦内が寂しい。いよいよ脱出して無事に合流したけど次回はお師匠様を救う回になりそうですね。次から次へといろんなイベントがあるのは悪くはないけど、そろそろ初期の頃の純粋な怪盗業務を見たいかなぁ。クイーン仕事して!w -
Posted by ブクログ
人生をリセットしたい人たちが集まり、望んだリセット後の生活をバーチャルで体験するというもの。
その中で、それぞれが本当にリセットして望んだ人生を生きたいかを感じていく。
この作品を読んでいる中で、ふと、最近見た『ぼくたちん家』というドラマの作中ワンフレーズを思い出した。
「なくなったってことは、あったってことですからね。」
この本に置き換えると、リセットしたいということは、それまでの体験、感情をちゃんと感じていたということなのだろうと。
きっと、その体験をせずに初めから望む世界になっていたとしたら、また別のリセットを望むのだろうな…
と考えてしまった。
人って欲深い…
本全体に関しては、個人的に、今まで読んでいた本が縦書きだっただけに、文章が横書きで違和感を感じながら読んでいた。
話の進行の中で、それぞれの立場や場面がしっかりとまとめられていたので、混乱せずに読めたように思う。