阿刀田高のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ギリシャ神話集、ではなく、阿刀田高さんの「ギリシャ神話エッセイ」です。ギリシャ神話各種を網羅したいなら他の本を読んだ方がいいです。
しかし、ギリシャ神話は歴史が長いだけに実に粗い。粗い、というのは物語として作りがザツ、ということではなく(一部そういうのもあるようだが)、素材が良いだけに&人々の間に晒されてた期間が長いだけに、サイドストーリーがサイドストーリーを呼んで多岐に物語が派生したりミックスしたり、とありとあらゆる理由が重なって全貌を理解するのが難しい。
しかし、それをするのは歴史家の務め。作家は自由に大胆に発想できる特権があるので、ピックアップする話を絞りつつあくまで阿刀田さんの問題意識 -
Posted by ブクログ
最優秀作品の「或る暗い夜」、面白かったです。途中まではすごくこわかったんですけど、オチでホッと力が抜けた感じです。「三人の白人」は訳の分からないこわさが何とも言えません…。その他に好きなのは「かわや神」。リアリティがあって、それでいて面白い。応募者の筆力の賜物でしょうね。
嫌だなぁと思ったのは「猫は招く」。でも猫の怨霊がこわくて嫌なのではなく、あの係長が嫌です…。あんな扱いされたら猫でなくとも呪いたくなりますよ。猫好きな私は読んでいて腹が立ったくらいです。…しかしこわい話には、よく猫が出てきますね。猫ってそんなにこわいイメージなんでしょうか…。 -
Posted by ブクログ
原作(野上氏翻訳)を読みながら、解説本として読んだ。
まず、ダンテが地獄・煉獄・天国を巡りながら色んな人とひたすら出会う物語(笑)だったから、深く進む前にめまぐるしく展開が変わる変わる。
なので、逆にこの本だけだと、理解しきる前にポンポン進んでついてけなくなったかもしれない。
でも、
ダンテの歴史的な人生歴やベアトリーチェとの関係も知れたし、
ダンテがギリシャローマ神話を織り交ぜていることも知れたし、
天国編は想像し難く、難解であることは認識が一致して安心した。笑
イエスはあまり描写がなく、
三位一体そのものの光が原作では最後に出て終わる。
その終わり方は、ほぇー(こんなふうに終わるんだ -
Posted by ブクログ
何の因果か、読み終わってから間もなくパキスタン人の学生と話す機会が巡ってきたので話を聞いてみた。ちょうどラマダンだったらしくせっかくなのでその一日だけだが便乗することにした。コンビニでパンと水を一緒に買った。バーコードを読み取るとハラールかどうか確認できるアプリがあるらしくて便利だなと思った。財布を持っていなかったので確信犯かこれ?とも思ったけれども、これも喜捨のひとつと得心した。
何にせよ、異文化理解とは常識を疑うことから始めなくてはならないと思った。
そういう意味で読んどいて良かったなと思った。
キリスト教の時もそうだったけど、やっぱり大元の所でユダヤ教を意識しているんだなという所感 -